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県春季陸上選手権 阪本さん円盤投で県高校新 〈2022年5月11日〉

2022年05月11日 08時30分00秒 | 記事


賞状を手にする阪本海月華さん


 国民体育大会選手選考会を兼ねた県春季陸上競技選手権大会は7、8日、紀三井寺陸上競技場で開き、女子円盤投で紀央館高校3年、阪本海月華さん(17)=御坊市=が県高校新記録・44メートル34をマークし優勝した。阪本さんは35年ぶりに県高校記録を16センチ更新、自己ベストも更新し新たな歴史を刻んだ。

 女子円盤投は2日目の8日に行われ、この日、風は穏やかで絶好のコンディションとなった。
 アップから調子が良かった阪本さんは1投目、思い切りよく投げ41メートル46と上々の滑り出し。2投目は41メートル62とさらに記録を伸ばし手応え十分。周囲の応援を受け、気持ちも高揚し迎えた3投目は、フォームが完全ではなかったものの円盤が風にのり自己新の44メートル34をマーク。小山裕子選手(当時・県和商)が1987年に出した県高校記録44メートル18を35年ぶりに更新する快挙となった。
 4月の阪奈和高校対抗陸上競技大会でも優勝したが記録が伸びず、本人も「逆に頑張らなければ」と反省。気持ちを切り替え自分に合った投げ方を模索し、今大会では持ち前の勝負強さで大記録を出した。
 阪本さんは「先生の助言や周りの人たちの応援のおかげで、風の状態も良く、競技を楽しむことができました。44メートル34を出せたのはうれしい。もっと記録を出せたと思うので、自分としてはまだまだ。今後は50メートルを目標に、さらに記録を更新していきたい」と笑顔を見せた。

酒井さん投てき2冠
日高、紀央館勢ら優勝
 管内高校で酒井喜与さん(紀央館3年)が女子砲丸投で12メートル35、ハンマー投でも42メートル69をマークし2種目で優勝したほか、三原涼雅君(日高3年)が男子5000メートルで15分07秒90、少年A(高2、3年)ハンマー投で尾崎奎太君(紀央館3年)が自己新記録の55メートル52、少年B(中3・高1)円盤投で永江翔太朗君(紀央館1年)が39メートル27を出しそろって優勝した。尾崎君は自己ベストを3メートル以上更新。
 管内関係で薗田琉維君(和歌山北高3年・丹生中出身)が男子走幅跳で7メートル01、三段跳でも14メートル00をマークし優勝したほか、4×100メートルリレーで和北チームの第3走者で出場し優勝(42秒19)に貢献、3種目でV達成。男子ハンマー投で北亦将成さん(W.A.S所属・由良町)が60メートル42をマークし優勝した。


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