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学童野球県大会 美浜が日高勢対決制し初の全国へ 名田黒潮も健闘の準Vで高野山旗へ  〈2022年5月17日〉

2022年05月17日 08時30分00秒 | 記事

 高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会・マクドナルドトーナメント県大会は14日、15日、日高川町南山球場を主会場に開き、決勝は美浜と名田黒潮の日高勢対決となり、美浜が8-2で名田黒潮を下して大会を制した。美浜は日高勢として10年ぶりの「小学生の甲子園」と言われる全国大会への切符を手にした。準優勝の名田黒潮は高野山旗全国学童軟式野球大会への出場を決めた。

 大会は県下8支部の予選を勝ち抜いた16チームが出場。美浜は1回戦でTANABEクラブA(西牟婁)を6-1、2回戦は友愛ライオンズクラブ(伊都)を16-6、準決勝は西脇八幡台(和歌山市)を2-1で下した。名田黒潮は1回戦で御霊(有田)を3-1、2回戦は岩出ホークス(那賀)を3-2、準決勝はあいづクラブ(西牟婁)を9-2で下し、ともに決勝へ。
 決勝戦は美浜が2回裏、一死2、3塁から9番・田中珀の打球は左翼線を破り、走者2人が返り、田中珀も本塁を踏む3点本塁打で先制。さらに3番・金川佳、4番・清水、5番・松下の連続適時打(清水は三塁打)で3点を加えた。4回まで無安打と美浜投手陣に完全に抑えられていた名田黒潮は5回、先頭の4番・山田が右中間三塁打で出塁、5番・中島の内野ゴロの間に山田が返り1点を返した。二死後、敵失、右前打、四球で満塁とし1番・出羽の中前適時打でさらに1点。なおも満塁の好機も後続が内野ゴロに打ち取られた。
 4回にも松下の適時打などで2点を加えた美浜が、持ち前の堅守と、常風貴、清水、北出、松本の投手陣も好投し名田黒潮を2点に抑え8-2で地元対決を制した。
 美浜は2017年に松原と和田が統合して結成。美浜の谷重幸監督は「守りきるという美浜の野球ができた。子ども達がよく頑張った」とたたえ、全国大会に向けて「県代表の意地を見せたい。一戦一戦大事に戦い、一つでも上をめざせるよう頑張りたい」。北出翔慎主将も「みんなでしっかり守り、打ちまくってチーム一丸となって優勝をめざしたい」と話した。
 準優勝と健闘した名田黒潮の山崎彰久監督は「ミスで相手に流れを渡してしまった。守りを中心に鍛え直し、全国大会では上位をめざして頑張りたい」と話した。
 美浜は8月8日(~14日)に東京都・明治神宮球場などで開幕する高円宮賜杯第42回全日本軟式野球大会マクドナルドトーナメントに、名田黒潮は7月22日(~26日)に高野町で開幕の第27回高野山旗全国学童軟式野球大会へ県代表として出場する。
 美浜と名田黒潮のメンバーは次の皆さん。
【美浜】代表者=山西恭平▽監督=谷重幸▽コーチ=籔内友晃、松下修三▽選手=北出翔慎、松本健伸、松下兼己、金川佳聖、巽琉桜斗、清水泰雅、常風貴耀、田中珀成、山西海波、神人蒼空、巽徠輝、井田龍希、村上夏暉、北村虎太郎、田中尊将、山西雄大、川口稀已、田端晴、金川快聖、小西海斗、小西冬真、田端翔、常風翔生。
【名田黒潮】代表者=山田哲也▽監督=山崎彰久▽コーチ=岩崎嘉彦、山崎真也▽マネージャー=楠井富美子▽選手=楠井悠斗、田口志龍、中島叶夢、山田晋太郎、楠井健斗、岩崎洸太、出羽一茶、前田雄矢、堀芳匡、野崎悠仁、瀬川尚哉、竹山穂、出羽鉄太、東山結芽。


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