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日高川町議会議長に龍田安廣氏、堀江才二氏は初副議長 〈2022年5月12日〉

2022年05月12日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴う改選後初の日高川町臨時議会は11日に開会して正副議長選を行い、投票の結果、龍田安廣氏(66)=船津、6期=が3度目の議長に当選。副議長はくじ引き決着で堀江才二氏(68)=若野、4期=が初当選した。議長選は、龍田氏と堀辰雄氏の争いになり、前回は前議長の山本啓司氏を支持した一部議員が龍田氏に回って7票対5票で決着。議長選の流れで龍田氏支持の5人が山本喜平氏、堀氏支持の5人が堀江氏、2人が入口誠氏に投票し、くじ引きの結果、堀江氏が初当選。山本喜平氏は町政初の共産党副議長を逃した。

 議長選は6年前から3度続けて保守系が分裂。今回は、初議長に意欲をみせた堀氏に、前回7票を獲得した山本前議長を支持した川辺地区の議員を中心に5人が投票したとみられるが、前議長に投票した保守系から龍田氏支持に動いたため前回とは逆転する7票対5票の僅差で龍田氏が当選した。龍田氏は「身に余る光栄。浅学非才だが議長の職務を全うしたい。議員、執行部と車の両輪のごとくスムーズな議会運営を目指したい」と話した。
 龍田氏略歴 平成16年10月、旧中津村議に初当選。日高川町誕生後は、1年間の在任特例後、平成18年から5期連続当選し、6期目。文教厚生常任副委員長などを歴任し、平成22年5月から2期連続で副議長を務め、平成26年5月からと平成28年5月からの2年間議長を務めた。
 議長選のあと、水面下で副議長選の調整が図られたが、龍田氏支持のグループも保守を一本化できずに山本喜平氏と入口氏に分かれ、議長選で堀氏を支持したグループが堀江氏に投票したとみられ、山本喜平氏と堀江氏が5票ずつの同数となり、異例のくじ引き決着で堀江氏が初当選した。堀江氏は「龍田議長の補佐役を努めさせて頂きたい」と話した。
 堀江氏略歴 平成22年5月の町議選で初当選し、連続4期目。産建厚生常任委員長など歴任。


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