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全日本女子学童軟式野球大会で岡田未来さん、西山咲良さん準優勝に貢献 〈2018年8月15日〉

2018年08月15日 08時30分00秒 | 記事

準優勝盾、表彰状を手にする岡田さん(右)と西山さん


 学童女子野球日本一を決めるNPBガールズトーナメント2018全日本女子学童軟式野球大会が愛媛県松山市の坊ちゃんスタジアムを主会場に8日から13日まで開かれ、御坊少年野球クラブ岡田未来さん(御坊6年)、三百瀬千鳥少年野球クラブ西山咲良さん(寒川第一6年)がメンバー入りの県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」が準優勝した。岡田さんは2試合に先発、準決勝では完封勝ちするなど準優勝に大きく貢献した。

 6回目となる今大会には全国から38チームが出場しトーナメント戦で競った。過去5回いずれも初戦負けしている和歌山は初戦の2回戦でオール大分ガールズと対戦し4-2で下して初勝利を上げた。静岡イーストエンジェルスとの3回戦では岡田さんが先発し、6回を投げて2失点と昨年優勝チーム相手に力投、3-2の接戦を制した。準々決勝は8回タイブレークの末、2-1でFUKUOKAガールズを破り最終日の準決勝進出を決めた。
 準決勝は昨年準優勝の千葉ガールズと対戦。先発した岡田さんは制球もよく許した安打はわずか1本と相手打線を完璧に抑える好投を見せ完封。3回、4回に1点ずつを奪った和歌山が2-0で完封勝ちで決勝戦へと駒を進めた。
 YAMAYURI(神奈川)との対戦となった決勝は、和歌山が2回に1点を先制すると5回には左前安打で出塁した岡田さんが犠飛や敵失などで生還し追加点。2点リードで迎えた6回に3点を奪われ逆転を許し、6回、7回と無得点に終わり優勝を逃したものの準優勝と健闘した。
 3回戦と準決勝に登板し好投を見せた岡田さんはプロ野球・中日ドラゴンズの岡田俊哉投手(26)=智辯和歌山高卒=の妹で、兄顔負けのマウンドさばきでチームに大きく貢献。投手のほか、一塁手として全試合にフル出場、4試合で安打を放つなどチームの主力として活躍した岡田さんは「優勝を狙っていたので決勝で敗れて悔しいけど、投手としての力を試したいとの思いで大会に臨んだので良い結果を残せてうれしいです」と喜んでいる。
 西山さんは出場機会がなかったが、大きな声で仲間を鼓舞するなどチームを支えた。


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