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紀の国トレイナート「列車を降りて、まちへ」をコンセプトに18日開幕 〈2018年8月2日〉

2018年08月02日 08時30分00秒 | 記事

印南駅待合室に登場したカエルのオブジェ


 御坊駅-新宮駅のJR紀勢線を舞台にした鉄道と芸術の融合イベント「紀の国トレイナート2018」は18日に開幕する。5年目となる今年は「列車を降りて、まちへ」をコンセプトに駅からまちに深く潜ってゆく「ローカルダイブ」をテーマに9月24日まで開催される。日高地方では紀州鉄道「西御坊駅」、JRの「和佐駅」「印南駅」「切目駅」「南部駅」で新作アートが登場するほか、地域を探索するダイブが行われる。

 紀の国トレイナートは誘客や交流を目的に2014年から始まったプロジェクト。地元住民らでつくる実行委員会主催、JR西日本の協力で若手芸術家に呼びかけて実施している。今年は、これまでと同じく駅舎にアートを手掛け駅舎などのアート空間を楽しむほか、新たに列車を乗り継ぎながら駅から地域に飛び出して周辺を芸術家が案内役となり探索する「ローカルダイブ」を企画。
 日高地方では紀州鉄道の西御坊駅、JRの和佐、印南、切目、南部の各駅で芸術家が新作アートを発表。駅舎や構内に絵画が描かれたり、立体作品、オブジェなど飾られる。印南駅ではすでに芸術家が作った印南町のシンボルである「かえる橋」にちなんだ「カエル」のオブジェ(立体作品)が待合室に置かれ、利用客らの目を楽しませている。和佐駅舎を彩るアート作品はすでに芸術家と地元児童らで作製済みで開幕までに駅舎に飾られ、切目駅では昨年の壁に続いて今年は駅舎の床にアートが描かれる。
 主催者は「アーティストが地域の魅力を掘り下げ、駅舎をアート空間に変容させます。今年はアーティストと地域の皆さんとともに、地域を探索する『ローカルダイブ』を毎週末開催します。紀伊半島を深く味わうアート旅へ、どうぞご一緒下さい」とPRしている。
 ローカルダイブの日程は次の通り。関係分。
 19日=御坊 紀州鉄道ダイブ(西御坊駅)▽9月2日=切目ダイブ(切目駅)▽9月22日=ノースウエストダイブ(西御坊駅、和佐駅、印南駅、南部駅)。


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