式典で歓迎を受けた松本町長（右から３人目）
松本秀司・日高町長は２５日から２７日まで、ベトナムを訪問し、外交関係樹立４５周年記念で開催された日越文化交流フェスティバル２０１８へ参加し、海外観光客誘致へ向けベトナムのホーチミン市とダナン市での旅行会社観光プロモーションを展開してトップセールス。ベトナムでの人脈作りや自然の豊かさなど綺麗な日高を売りにＰＲに努めた。
松本町長が会長を務める日高町観光推進戦略プロジェクト協議会の取り組みの一環で、荊木宣雄町商工会事務局長らとベトナムを訪問した。
２５日のＨＩＳソンハンベトナムツーリスト（株）ホーチミン支店ではフィールジャパン２０１８のお礼と和歌山市観光協会と連携したツアーについて意見交換し、訪日外国人観光客にとって定番となっている大阪や京都などの旅行ルート「ゴールデンルート」に組み入れたツアーづくりを依頼した。
２６日はＪＶアジア（株）ホーチミン支店でマーケティングマネージャーのタン・ティー・リン氏と面会。日高町へのツアー造成を促すとともに、商品作りにつなげてもらうためリン氏の来町を求めたところ、次回東京出張時に来町できる運びになった。
フィン・ドゥックトー・ダナン市人民委員会委員長から招待された同フェス開会式・レセプションでラム・ワン・ミン・ダナン市外務局長や梅田邦夫・在ベトナム日本国大使館特命全権大使らとも面会。同フェスティバルは日本やベトナムの文化・情報交換展示コーナー、日越文化芸術交流ステージなどがある大イベントで、式典では松本町長がステージ上で記念の盾や花束を受けるなど歓迎されたほか、日本政府観光局のブースにベトナム語で作成した日高町のチラシを置くなどでＰＲ。
２７日はＨＩＳソンハンベトナムツーリスト（株）ダナン支店を訪れ、アウトバウンドブランチマネージャーの藤田尚宏氏から、和歌山市観光協会と作ったツアーの募集状況の説明を受け、より一層力を入れていくと報告された。
昨年９月のベトナムでのプロモーション事業でミン外務局長と面会して参加提案を受けていた同フェスティバルに参加でき、ほぼ一年越しの約束を果たせ、松本町長は「式典で温かく迎えてもらい感動した。若い人のエネルギーを肌で感じることができ、これからの国だと思った」と感想。
インバウンド対策について「信頼関係が最も大事なこと。一歩一歩、進んでいくため、人脈作りも構築でき、旅行会社も商品作りに前向きに対応していただいており、手応えをつかめた。ぜひ景色がよい和歌山、日高町へ来てもらいたいとＰＲできた」と振り返った。
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