阿南市交流事業に参加する湯川少年チーム
(写真は6月の西日本大会予選)
御坊市は、昨年11月に徳島県阿南市と締結した「パートナーシティ協定」に基づき、8月7日と8日に両市内の少年野球チームによる交流事業を実施する。締結後初の事業で、御坊市代表の湯川少年野球クラブが阿南市代表の2チームと交流試合を行うほか、両市長が参加した歓迎交流会、子どもたちの阿波踊り体験教室で交流を深める。今後も防災や観光、文化、スポーツなど幅広い分野で情報交換、交流活動を行いながら互いの地域振興に努める。
阿南市は「野球のまち推進課」があるほどスポーツ、特に野球が盛んなところで、全国規模の大会や西日本大会の開催、大学野球チームのキャンプ地誘致などに力を入れている。御坊市も国体の軟式野球競技会場になっており、第一弾交流事業は少年野球、国体をテーマにしたスポーツ交流を行う。御坊市代表には5月の市内少年野球協会杯大会で優勝した湯川が選ばれ、選手や監督ら22人が、柏木征夫市長や西本和明同協会長(市議会議長)ら市関係者7人と阿南市を訪問する。
日程は7日朝、御坊市を出発し、午後2時に阿南市役所を訪れ、岩浅嘉仁市長を表敬訪問する。アグリあなんスタジアムなど市内観光を楽しんだあと、夜は歓迎交流会に出席し、親睦を深める。子どもたちは阿波踊り教室で本場の阿波踊りを体験する。8日は午前8時にクリンピュア阿南グラウンドに集合し、阿南市代表の羽ノ浦パピヨン、中野島スポーツ少年団と交流試合を行う。雨天時は室内練習場で合同練習を行う。
阿南市は野球のアナウンサー養成講座なども開いていることから県軟式野球連盟学童部日高支部アナウンス部員で国体軟式野球でアナウンサーを務める大前祥子さん、塩路真紀さんも参加し、アナウンスの研修を受ける。柏木市長は「湯川少年は御坊市の特使第1号。交流事業を存分に楽しんでほしい」と激励し、市企画課は「今後も各種分野で相互交流の輪を広げていきたい」とした。
両市は北緯33度に位置し、紀伊水道を挟んで真向かいにある。自然環境に恵まれ、一次産業の振興、重要港湾や発電所、工業団地を活用した地域振興に努めるなど中核都市として類似点が多い。一昨年から観光面で相互交流を行っているが、さらに防災や文化、スポーツなど幅広い分野で情報交換、交流活動を行い、地域振興に努めようと、二階俊博自民党総務会長の仲立ちで協定を結んだ。
交流事業に参加する湯川メンバー、スタッフは次の皆さん。
代表者=稲垣裕也▽監督=井元晴彦▽コーチ=中野好浩▽マネージャー=中野順子、小池和美▽選手=中野貴太(主将)小池倖史郎、山田久敬、中村冬弥、稲垣陽空、上山華輝、湯川元、伊藤三智、松根琉生、湯川敬太、中本瑛志、稲垣愛斗、北岡宗獅、野田皇志、湯川慎介、新家瑠希愛、梶原亘斗。
「チーム一丸で頑張ります」
市長に西日本大会出場報告
31日から8月5日まで福岡県久留米市で開く筑後川旗第32回西日本学童軟式野球大会に県代表で出場する湯川が2日、市役所で柏木市長を表敬した。
柏木市長は「福岡、徳島と続くが、体調に気をつけて楽しんできて」と激励し、中野主将は「県代表としてチーム一丸となって頑張ります」と抱負を述べた。
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