公益社団法人「わかやま地元力応援基金」=和歌山市、石橋幸四郎理事長=は「印南まちづくり基金」を創設し印南町のまちづくりにかかわる活動をしている団体を支援する助成事業の助成を希望する団体の募集を締め切り、町内に拠点のある4団体と拠点は町外だが同町でも活動している1団体の合わせて5団体の応募があった。
平成25年11月に印南町や龍谷大学などが連携し印南町などに設置、供用を開始した全国初となる売電した収益を地域の課題解決などに取り組む団体に助成する地域貢献型メガソーラー施設「龍谷ソーラーパーク」の事業会社である(株)PLUS SOCIALが、供用開始から半年分の利益のうち150万円を「わかやま地元力応援基金」に提供。寄付を受けた応援基金が太陽光発電施設立地自治体の印南町を対象に助成を行おうと「印南まちづくり基金」を設けて1月6日から希望団体を公募していた。
応募したのは、印南町商工会青年部、印南町食生活改善推進協議会、一般社団法人ビオトープ、江戸時代の印南漁民の偉業を顕彰する会の町内で活動する4団体と、日高町に拠点を置き印南町内でも活動しているNPO「Kネット」。全体助成額は事業会社から提供された150万円のうち財団運営経費を差し引いた100万円で、1団体への助成額は20万円が上限となっている。
わかやま地元力応援基金は5日と6日にヒアリングを実施、17日に町、財団、印南町民代表で構成する選考委員会で助成を行う団体を決定し、3月に贈呈式を行うことにしている。