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第10回和田勇物語感想文最優秀賞に中井充歩(日高附属中)笹野文乃(稲原小)さん 〈2015年2月15日〉

2015年02月16日 08時30分00秒 | 記事

最優秀賞の笹野さん(右から2人目)、中井さん(中央)
右端は小池会長


 御坊ロータリークラブ(小池庸子会長)の創立記念例会は、13日午後0時30分から御坊商工会館4階で開いた。席上、第10回和田勇物語感想文最優秀賞に選ばれた、中学生の部の中井充歩さん=日高高校附属中2年=の「フレッド・和田勇さんについて学習して」、小学生の部で笹野文乃さん=稲原小5年=の「人生は一粒の涙」の2人に小池会長から表彰状が贈られた。

 和田勇物語感想文は、小学校の部に22校475人、中学校の部に14校598人であわせて1073人の応募があった。応募総数は毎年増加しているという。うち最優秀に各1人、優秀賞はあわせて5人、入賞はあわせて31人だった。
 小学生の部最優秀賞の笹野さんは、2020年に開催する東京五輪への期待と和田さんの功績を書いた。「人生を何もせずに過ごすのはとても、もったいない。若い人達にはこのような人生を送らないよう常にチャレンジしてほしい。それが和田フレッド勇の願いだ」と締めくくった。
 中学生の部最優秀賞の中井さんは、和田さんのように日本を愛し、日本人であることに誇りを持っていることに感銘したことを書いた。「同じ日本人として、何か困っている人がいるなら、自分のできることをしていきたいと思う」とつづった。
 笹野さんは「最優秀賞を受賞できてうれしい。この受賞をきっかけに、すごいことをした人の物語を読みたい」、中井さんは「まさか最優秀賞を取れると思わなかったのでうれしい。これからももっと真面目に作文に取り組んでいきたい」と話した。
 林俊男・和田勇委員長は「2人とも和田勇物語を通じて、ロータリーが提唱している『超我の奉仕』の精神をよく理解していた。優秀賞、入賞の作品も甲乙つけがたく素晴らしい作品ばかりだった」と総評している。
 同クラブは、和田氏の功績と精神を次代を担う子ども達に知ってもらいたいと絵本とビデオを作成し、記念事業委員会が管内各小中学校に「-御坊・日高に自信と誇りを-和田勇物語」を寄贈。小学5年生と中学2年生(一部1年)から感想文を募集して表彰している。
 感想文優秀賞、入賞は次のみなさん。カッコ内は学校名。
【小学校】優秀賞=井本有咲(和田)佐々木優(切目)▽入賞=大江恋音(衣奈)芝山輝(塩屋)祭本真由(御坊)川口陽史(同)大沼はるな(名田)中村光希(藤田)梶原悠花(湯川)藤瀧瑠利(松原)田中裕貴(志賀)小宮華ノ香(内原)白樫希穂(由良)角心暖(白崎)古川琴那(川辺西)栗林慶(和佐)山崎あかり(印南)北村夏香(比井)花本悦男(清流)杉本満桜(三百瀬)太田奨馬(寒川第一)安達勇樹(江川)。
【中学校】優秀賞=橋本朋佳(日高附属)芝崎理紗(河南中1年)滝口直央(大成)▽入賞=東さくら(稲原)山本章悟(御坊)森本晃仁(松洋)野田有希(名田)松本彩(湯川)林将真(切目)小川真由(印南)楪すず(清流)前山くろえ(早蘇)倉本紗綾(由良)田中麻絢(日高)。