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由良町議選告示まで5日も定数ちょうど 〈2015年2月13日〉

2015年02月13日 08時30分00秒 | 記事

 2月26日の任期満了に伴う由良町議選(定数10、17日告示、22日投開票)は、告示が5日後に迫ったが、立候補予定者は現職7人と新人3人の定数ちょうどで無投票が濃厚な情勢だ。4年前の前回は1月末まで定員割れの状態が続いたが、2月に入って3氏が立候補を表明し、1人が超過した。今回は、すでに告示が5日後に迫るなど前回と比べて時間的な余裕もない中で、新人の噂すらなく無投票ムードが漂っている。今週に入り、立候補への問い合わせもあり、告示前ぎりぎりで立候補する新人が現れる可能性も否定できない。

 由良町議選は、現職の神田勉氏(77)=5期・神谷=が不出馬を表明したあと、年が明けて議長の上野諭氏(69)=大引、8期=と中村森氏(68)=門前、1期=が引退を表明。一方、新人は前回落選した山田三枝子氏(58)=里=、年明けに新人の中村真一氏(53)=神谷=が出馬した。4年前と同様に定数割れの状態が続いていたが、説明会に出席していた大引の中谷茂生氏(58)が正式に出馬を表明し、新人3人と現職7人で定数ちょうどの10人となった。
 4年前の平成23年の選挙では、12月下旬と1月下旬に新人が立候補を表明したが、1月下旬までに現職の4人が相次いで不出馬を表明。定数10に対して2人の定員割れ状態で再選挙の可能性も浮上した。その後、2月に入って5日間で3人の新人が立候補の意思を表し、告示10日前に1人超過する選挙戦突入が確実となった。
 前回の経緯もあり、告示前には新たな新人が現れるのではないかとの憶測もあったが、定数ちょうどのまま告示まで5日となった。立候補届け出書類の事前審査は、出馬を予定している10人が済ませているが、他に書類を持ち帰った陣営などもない。ただ、今週に入り、立候補に対する問い合わせなどもあったことから、直前に無投票阻止の出馬の可能性は否定できない。
 立候補予定者は次の皆さん。
 川出純氏(57)5期・里▽玉置一郎氏(50)3期・門前▽馬場博文氏(51)2期・衣奈▽藤田富三氏(71)同・中▽山名実氏(58)1期・吹井▽由良守生氏(55)同・門前▽吉田ひとみ氏(66)同・里▽山田三枝子氏(58)=新人・里=、中村真一氏(53)=同・神谷=、中谷茂生氏(58)=同・大引=。