Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

シャーシの制作

2022-03-15 20:17:22 | 日産スカイライン1800GL   

本日の山陰は曇り時々晴れの天気でした。
今日は定休日なので少しゆっくり目に出勤・・・
とは言っても昨日は別便での帰宅だったので私の方は普通の時間の出勤になりました。

出勤して直ぐに中庭の草刈りを始めました。
中庭のブルーベリーやグリーンコーンの際を刈ってゆきます。
午前中ず〜っと刈っていましてお昼が近くなりますと一休みですね。
意味もなくテーブルとチェアを出しまして・・・缶ビールを「プシュッ」と・・・
見上げれば青い空と白い雲・・・なんて幸せな空間だろうと・・・

そしてウクライナの人々はこんな幸せな空間にはいないだろうと・・・
一人の身勝手な判断がこれほど多くの人々の命を奪ってしまうことがまだわからないのであろうかと思います。
一刻も早く戦争が終わることを望みます、そして心から不幸にも亡くなった方々の冥福をお祈りいたします。

さて午後からは本業を始めますよ
今日はスカイラインですね
リアサスペンションの違いから床板をどうしようかな〜と言うところからだったと記憶しています。
いろいろ考えましたが結果的には床板をフライスで削ってしまいました。
リアサスペンションの構造が違っているものを残していても仕方がないかな〜と
後で誰かが分解した時に違ってるとか・・・言われても嫌だしね(笑)
床板の厚みが最小限度残るだけでモールドは削ってゴミになってしまいましたとさ・・・

代わりにシャーシになったのは当方で鋳造したホワイトメタルの板でした。
この板は時々私のブログに出てきますがキットを組み立てた後で残っているホワイトメタルの部品の屑を溶かして鋳造したものでして元の厚みは3.0mmです。
これ以下にしますと湯流れが悪くて綺麗な板にならないのですよね。
型を温めてあれば話は別かもしれませんが・・・。

3.0mmのホワイトメタルの板を彫金用のロールで圧延して伸ばします。
調整をしながら伸ばします。今回は2.0mmほどですね。

次にこの板をカットしましてシャーシの形状にします・・・
ここでちょと問題が出ました・・・
どうもこの板の中にスがあるようでしてそれを修正します。
他の金属ではこの修正はとても面倒なんですがホワイトメタルではハンダゴテを使って修正します。
同じ素性のホワイトメタルを使えば修正後に色が違うこともありません。

続いてこの板をシャーシに止めるための穴を開けます。
後で横から見た時にネジの頭が見えないように皿ネジを使いますが、皿ネジの頭が見えない様に皿ネジ型の凹みをつけておくのは当たり前ですね。
その中央の穴はミニカーを展示ベースに止めるためのものです・・・ここは少し小さめの1.7mm の穴で後に2Mのネジを切りましょう。

ここで困ったのが・・・刻印なんです。
このホワイトメタルの板には車名と年式製作者の刻印を入れたいのですが・・・
排気量がわからない・・・
ケンメリスカイラインの4気筒モデルにはプリンス系のG16の1600ccとG18の1800ccのエンジンが搭載されていましてね・・・リアからの写真はあるのですが排気量がよく見えません。
GLのエンブレムの下に排気量があるのですが・・・写真を拡大してもよく見えないのです。

数日前にお客様にメールで問い合わせまして1800ccということが判明しましたのでそれを入れましょう
これがミニカー的に・・・という事です(笑)

車体にうまく収まるのかもう一度確認です。
たまに刻印することで曲がってしまってうまく収まらないこともあります、確認は必要なんですよね。
ミニカーらしく・・・というのにはもう一つ意味がありまして・・・
レジン製のミニカーは事後変形で曲がってしまうことも多々あります。
シャーシの部分にメタルの板を一枚入れることによってこの変形をある程度防ぐこともできると考えています。
少なくともレジンだけのものよりも数倍マシだとおもっています(笑)

もう3月も半ばなんですが・・・どの作品も完成しそうにありません・・・。
まあ焦っても仕方がないのでお客様にはしっかりしたものができるまで待っていただくしかないですね。
私もいい加減なものは出しませんからね。

明日は488ですよ。