Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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車高を決めます

2022-03-26 21:34:03 | 日産スカイライン1800GL   

本日の山陰は朝から雨が降っていました・・・風も強いしまるで春の嵐といった感じでしたね。
それでもお昼頃には雨も止んで風は強いですが南風が吹いているようで比較的暖かいですね。

そんな土曜日の少しゆったりした朝だったのですが・・・新聞を読んでいて気がつきました。
また一人、3月21日に大事な知り合いが亡くなりました。
とても残念な事なのですが松江市のホビーショップウエストの堀江さんがお悔やみ欄に出ておりました。
少し前ですが私が初めて静岡ホビーショーに行ったのも堀江さんが業者招待日に登録してくださって一緒にいきました。

もう私がこの仕事を始めてから19年になりますから20年近く前のことかな〜。
兼ねてから病気療養中でした。
昨年の11月か12月ごろには病院から電話をしてくださったり少し声は掠れていましたがそれでも元気な様子に聞こえました。
「少し痛くなったから病院に自分で入ったよ」とおっしゃったのが声を聞いた最後だったかな・・・。
そうそう、それと奥さんが店番をしていらっしゃるのですが大変そうだから週休二日にしたともおっしゃっていましたね。
「本当なら火曜水曜をお休みにしたいところだけど渡部さんが買い物に来れなくなるから、うちは水曜日と木曜日にしたよ」ってお話もしましたね。

出勤して早速、お悔やみに伺いました
21日に亡くなられていて今日はもう26日ですから葬儀も終わっているかもしれませんのでとりあえず先にお店の方に伺いました。
シャッターは閉ざされていましたが張り紙には今日の午後2時から開店とあります。

でも私は厨房係がありますので午後から出かけることが難しそうなのでご自宅に伺うことにしました。古い記憶(松江市で仕事をしていたのは30年くらい前かな〜)を辿って伺いますと間違えてお隣のお宅に・・・などと言う失敗もありましたが、ちょうどご自宅から出て来られた奥様にお会いしましてお悔やみを言っておきました。
どうも生花を持っていらっしゃったところを見ますとお墓参りに出かけられるような感じでしたのですぐに失礼いたしました。
お店の方は当分自分が開けるとおっしゃっていらっしゃいましたのでお近くの方はまた立ち寄ってあげてください。

お悔やみから戻ればもう11時を過ぎていまして厨房係はギリギリセーフでした。
すでに駐車場には車が2台停まっていましたのでドキドキしながら車をガレージに入れまして厨房に・・・その後はお決まりのコースです。

さて午後からは本業を開始します。
今日はスカイラインですね。

今日からは組み立ての準備を始めましょう・・・
本当はまだダッシュボードの加工があるのですが、全体をバランスよく調整する方が大事なので・・・こちらを優先したいと思っています。

元になったイグニッションモデルの2000GT-Xはかなりのシャコタンになっていましてこの点が大変心配だったのです。
ホイールアーチは少し小さくしていますが・・・そのバランスは如何に・・・と言うことなんですね。

金属製のシャーシはまだ着けてないですが・・・ボディとホイールのバランスはこんなものでしょうか?
目安になるのはこのカタログの写真ですね・・・
ホイールのセンターがドアの下側の筋彫りと同じ高さになっています。

と言うことは・・・
ミニカーで言いますとこれくらいの車高ということになりますね。
実車のフロントタイヤとホイールアーチの間はタイヤのハイトくらい空いています

リアはサーフラインで少しタイヤが隠れるかどうか・・・くらいですかね。
後ろはもう少し低くても良いかもしれませんね。

そういえば・・・トヨタの頃に聞いた話ですが・・・。
カタログを作る会社の人に聞きましたがカタログ用の写真を写すのはなかなか大変だったみたいですね。
カタログの写真が格好良く見えてないと車が売れないと言われてどうにか格好良く写すのですが・・・皆どの車も写真を撮る時には車高が高過ぎて格好が良くないのです。

メーカーが持っていきている発売前の車の写真を写していますから、勝手に改造をして車高を下げるわけにはゆかないのです。
仕方がないのでトランクやフロントの床に土嚢袋を積んだとか・・・

このスカイラインのカタログも苦労していますよね。
車高が高いので車体の下に草(芝生?)を配置してタイヤのハイトが半分くらいになるように見せていますね〜。
これ位だと5〜8cmくらいはダウンして見えるでしょう(笑)

ついでと言っては何ですが・・・
ボディがホワイトなのでクリアーについたゴミが見えにくく目立たなくて良いのですが軽くペーパーをかけて磨いておきましょう。
ペーパーの次はコンパウンドをかけて磨きます。

続いてこの車高で組み立てるには床下のホワイトメタルのシャーシを少し削ってやらないとシャフトが収まらないのです。
シャーシをフライスのバイスに固定しまして溝を掘っています。

続いてホイールを加工します

ホイールですがシャフトが入るセンターの部分ですが接着剤で固まってしまって凹凸のある形状でしたのでホイールからタイヤを外しまして削ってゆきましょう。

続いてホイールはホイールでもステアリングホイールの加工をはじめましょう。
ワゴンに付いていたのは2本スポークの純正品、2000GT-Xには市販の汎用3本スポークのステアリングが付いていますが今回は純正の3本スポークのステアリングホイールを作りたいのです。
このステアリングは少し野暮ったい形状なんですがこれが純正なんでね〜仕方がありません。

まずはグリップの部分を洋白線を丸めたもので作ります。

グリップ部分の裏側の部分ですが指が入るように凹凸が付けられていますので針ヤスリで削っておきます。
普通1/43モデルではここまで再現されていることは少ないのですが・・・まあ雰囲気ですよ。

続いてスポークとグリップの部分を接着します
エポキシ系の接着剤を使うと強度が上がると良いのですが・・・

ここで時間となりました

続きは3日後にね・・・(笑)