Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディカラー補修

2017-09-25 21:00:07 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日も大変良い天気でしたね〜
結構湿度が低くて気温はそれなりにあったかもしれませんが涼しく感じましたね
いつもの様にオクラとイチジクを収穫
オクラはもうそういつまでも収穫が出来そうにはないですが・・・最後まで頑張ってもらいましょう(笑)
イチジクは晩生の種類に変わってきましたのでもう少しいけるかな〜!
次の作物を準備しておかなければなりませんね〜

さて本日は頼まれもののデカールのデータを作って印刷して午後から取りにいらっしゃいました
そして自分の仕事ですね
昨日塗ったブルーのマスキングを慎重に剥がしました
まずは一番簡単なルーフの上側だけ剥がしてみました
ここは余り継ぎ目が無いし入り組んだ面がないので完璧な仕上がり・・・!

マスキングを全て剥がしてみました
気になっていたブルーの色目はかねがね良い感じになりましたね
デカールの色よりは少し濃いめかな

良い感じで塗る事が出来ても
気になる部分は多々あります
このノーズの下側もそうです
マスキングテープが浮いていたらしくブルーの塗料のミストが入り込んでしまいました

こんな部分は粗めのコンパウンドで磨いてミストを落とします
この時点で艶が無くなっても問題ありませんデカールを貼ったらクリアーコートをしますから大丈夫なんですよ

次に行ったのはボディの研磨です
ホワイトの上にレッドとブルーを塗っていますが
どう薄く塗ってもマスキングテープとの境目に段ができてしまいます
この段はなるべく小さくしておくに越したことはありません
なのでボディ全面に注意深くペーパーをかけましてなるべく段を消しておくのです
この時に問題になるのはペーパーで削った塗料の粉で白い部分が汚れてしまうことでしょうか・・・

ボディ全体のペーパー掛けが終わりました
ペーパーが終わったら台所用のクレンザーを使ってボディ全体を掃除いたしますと大体の塗料の粉は落とせます
落ちない部分はまた考えましょう(笑)

一見綺麗に見えますがペーパーをかけますと削られてしまう部分や密着が悪くて剥がれてしまう部分もあります拡大しますとこんなにガタガタです
全てがこんな調子ではないのですが・・・これじゃあちょっと寂しいでしょ〜

ということでタッチアップを始めます
まずはブルーの部分が欠けているところだけ補修してみました
これだけでも幾分シャープな感じになりましたね
この調子でレッドとホワイトを補修しますと完璧になる・・・筈です(笑)

ボディ全体を補修中ですが・・・なかなか終わりませんね
全体を見ますとなかなか良い感じです

ブルーとレッドの補修が完了しました
ホワイトは明日ですね
本当は今日終わる筈だったんだけど
補修し始めるとあっちもこっちも気になりましてねついにこんな時間になってしまいました



明日は定休日なんですがホワイトの補修が完了すると良いですね
そういえば広島からお客さんもいらっしゃるので・・・予定通りは難しいかな〜(笑)

ラインのマスキング

2017-09-24 21:46:06 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は昨日に続いて穏やかな晴れの天気が続いています
本日もオクラとイチジクを収穫してからラッキョウを植えました
ラッキョウは750個くらい植えていますがまだタネラッキョウが残っていますので最終的に1000近くいくんじゃないかと思っています
タネラッキョウは1粒づつ植えますが収穫時には5〜8粒のラッキョウがつきますから1000X5(としたら)=5000個くらい収穫できると思われます・・・
タネラッキョウも残しますので食べられるのは4000個くらいでしょうか・・・(笑)
まあ収穫は来年なので取らぬ狸のなんとやらにならないようにしたいですね

さて午後からは制作を始めます
少々お疲れ気味では有りますが制作も進めておかなければなりませんよね
昨日塗ったボディカラーが硬化しましたのでマスキングを剥がして見ました
このマスキングですが剥がすタイミングに2種類あるのをご存知でしょうか?
一つは塗料を塗ってから硬化までに剥がしてしまう方法
メリットは塗料が硬化していないのでマスキングの境目が高く盛り上がらないのですデメリットは今回のように複雑なマスキングをしていますと剥がした時に他の部分に付いてしまって汚してしまう恐れもあります
もう一つは硬化してから剥がす方法です
メリットは万が一剥がしたマスキングテープが他の部分についても汚れないですし塗料が硬化していますので落ち着いて作業ができます、デメリットはマスキングの境目がどうしても高く盛り上がってしまうので後で修正をしなければなりません。
今回は複雑なマスキングですし万が一ボディを落としてしまうと困りますので後者の方法でマスキングテープを剥がしました。
昨日のFBでうえむらさんがマスキングを剥がす時にはドキドキすると書かれていましたが塗料が硬化する前に剥がす時は確かにドキドキしますね。
今回はあまりドキドキしたくなかったので・・・(笑)
硬化してから剥がしています

トランク側は何か忘れ物でもあったのか?
という感じにマスキングされていました・・・何か赤い部分が少ないような気がしますがこれで正解のはず・・・ちょっと自信がなくなったけど(笑)

ブルーを塗るためにマスキングをします・・・これが結構時間がかかって大変なんです
まずは前側から・・・
赤い部分とブルーの部分の間に1.2mmほどの幅で白いラインを残したいのでこの時点で赤い線に沿って1.0mm幅のマスキングテープを貼ってゆきます
このテープが1.2mm幅あればもっと楽だったのですが・・・

とりあえずボンネットの部分だけマスキングしてみました・・・
これだけでも結構時間がかかります、本当に今日塗れるのだろうか・・・

片側だけマスキング完了ですね
それにしてもなかなかマスキング作業が進まないですね・・・一生懸命やっているんだけどね〜

筋彫りの部分はカッターを入れておいて削った爪楊枝で筋彫りの奥に押し込みましてマスキングゾルを流します
こうする事で筋彫りの部分でマスキングテープが浮いてしまうのを防止したいのです

マスキングゾルが固まったら・・・いよいよブルーを塗りました
このブルーばなかなか難しいのですもちろん調色して作りましたが古い写真の画像ではブルーの色相がそれこそ色々でわかりにくい
デカールのブルーは写真に比べると少し透明感があって明るすぎるような気がするのでデカールのブルーよりも少し濃くしておきました
実車写真のイメージに近い感じになったと思います


明日はマスキングを剥がして吹き漏れをタッチアップしてデカールに備えましょう・・・デカール貼れるかな!?

ボディカラー塗装

2017-09-23 22:16:09 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰の様子はすでにメッキ処理のブログで書いていますのでここでは省略します

本日のメインの制作はもちろんデイトナですね
このデイトナですがこの作品の制作の中で一番面白くて大変な部分にさしかかっています(笑)
ボディ塗装は難しいけど楽しい・・・そしてこの後の作品の出来栄えにかなりの影響力があります

フロントのゼッケンサークルを貼っていて(もちろんマスキングですが)大変なことに気がつきました
キットのゼッケンサークルが収まらない事に気がつきました
何故か・・・
実は昨日貼ったマスキングテープの位置が間違っていました
ボンネットの前側の筋彫りの後ろに貼っていましたがこれの位置が違っていたんですよ
部分的にマスキングテープを剥がしました

正しくはヘッドライトの後ろ側だったんです
つまりこの位置ですね
この位置ならゼッケンが綺麗に収まりますね

後ろ側のゼッケンはこんな位置かな・・・
ナンバー灯をつける穴が目印なのですが・・・位置がちょっと違うような気がしますがナンバーの位置やナンバーの形状もありますからね〜
デカールを貼る前に最終的な決定をして合わなければデカールを貼る前にパテ埋めして処理すれば大丈夫でしょう

ラインとゼッケンのマスキングが完了しました
これはあくまでもデカールを資料としたものなので正しいのかそうでないのかはわかりませんが全体のバランスを見ながら貼りますとこんな感じになります

こちらがインストについている実車画像です
この実車画像を参考にしてボディサイドの細かなデカールを貼ってゆく事になりますが透け防止のためにホワイトで残したい部分はこの時点でマスキングをしておきます
デカールと同じ大きさでマスキングテープをカットしまして貼って見ますとボロボロと矛盾点が出てきます(笑)
これをなんとかするのが私の仕事です

そのままの大きさで貼って見ますとこんな具合です
クラス分けのステッカー(GTSのついている上側のもの)は少し大きめ、下側のShellは少し大きすぎましてGTSのステッカーと少し重なっていますが重なりが大きすぎますしドアの前側に合わせて貼っていますがオーバーフェンダーにかかってしまします・・・大き過ぎるんですよね〜
完璧に合わすことは不可能なので見た印象が近くなるようにバランスをとります
何故このような事になるのか・・・
これはデカールだけに問題があるわけではなくボディも古き良き時代の物であるためにこのようなことが起きると思っています
では直せばいい・・・と言うのも短絡的なんです
おそらくこのモデルはドアの筋彫りの前側からホイールアーチまでが寸法が足らないそしてオーバーフェンダーの最上部からフェンダーの峰の部分までが寸法が足らないような気がします
ベースの良さも活かしながら(つまり原型師が見た印象も大事にしながら作品を作り上げてゆく)のもアナログなモデリングの醍醐味だと思うのです
でも違うからといって全て切ったり貼ったりする訳では有りません
それが出来なくてどうにもならない時だけ切ったり貼ったりをするのです・・・
あくまで私の裁量の中でですけどね・・・(笑)

今回はGTSのデカールを少し上にあげてラインにかけて前に出しますそしてShellのデカールの寸法を少し変える事でバランスをとる事に致しました
そしてボディカラーのレッドを塗りました

ドア部分を拡大してみました・・・多分少しは吹き漏れもあるでしょうし補修は必要でしょうね〜
明日が楽しみですね


明日は吹き漏れの修正とブルーを塗るためのマスキングですね
ブルーが塗れると予定どおりという事になりますが・・・どうかな(笑)

このように必ず明日の目標を決めておくのはこれが仕事だからですね!
皆さんも明日の目標を決めておかれたら如何!?(笑)

メッキ処理

2017-09-23 17:23:19 | その他
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本日の山陰は曇りと晴れのまずまず穏やかなお彼岸の中日になりました
私の周りにも亡くなられた方が結構いらっしゃいますので本日の夕方は家内の実家に行きました。
もちろん当家の墓にはお彼岸の入りの日にもまいっております・・・そう熱心な仏教徒では有りませんがたまにはお世話になった方を思い出して感謝をするのも良い事なのでは無いかと思います。
どうせ・・・などと言うのは失礼かもしれませんが近い将来確実に私も川を渡る事になるりますからね〜

さて急ぎの仕事が入って来ました
1/12のカウンタックのマフラーエンドをメッキして欲しいと言う依頼!?
旋盤を使って真鍮素材でマフラーエンドを作ってあります
このままメッキを・・・と言う事でしたが、表面に刃物傷が有りますので少し磨きましょう。
下の写真ではちょっと見難いかな〜
円周状に刃物傷がは入っています・・・それでも綺麗な方なんだけど
私が出来るのはニッケル鍍金なのでメッキの厚みがそう厚く無いのです、傷はなるべく消しておかないとメッキの後にかえって目立ってしまいます

この様に爪楊枝を刺しておいて固定して1000番程度のペーパーで円周の傷と90度交差する様に研磨しています
リューターにくわえて円周状に研磨しますと傷の向きが同じになってしまいますから傷が消えたか消えていないのかよくわからなくなってしまいます。

ちょっと拡大してみますと円周状の傷がわかります
これ位の傷はニッケル鍍金では隠れません
クロームなら隠れるかもしれませんが・・・銅メッキをかけてからニッケルをかけて最後にクロームと言う手順を踏みますと結構な厚みでメッキされてしまいますから綺麗は綺麗ですが角の部分とかがまったりとしてしまう事も有ります
メッキだから反射でまったりとした部分も見えやすい訳です

次にバフがけです・・・
リューターを使ってバフをかけます
ピカピカに仕上げたいですね

マフラーエンドの部分です
この部分も綺麗に作られていますので磨きもしっかりと行ないます
このパイプの厚みの部分にもメッキをかけて欲しいというご依頼なのでここもピカピカですね。

メッキの準備に入ります
銅線を使って外観に影響の無い部分にブリッジを付けました
もちろん電気が通る様にハンダ付けですね

メッキ前の洗浄です
メッキセット付属の洗浄剤を使って油分を完全に取り除きます
この後水洗いをしてメッキに備えます

ものの1分程でメッキが完了しました
余りにも早いのでメッキ中の写真は有りません(笑)
メッキ液を拭き取ってから水洗いをします
少しでもメッキ液を下水に流したく無いのです・・・メッキ液は有害ですから皆さんも注意をしましょう
ちなみに拭き取ったティッシュやウェスはゴミに出して焼却処分するのが良いと言われています

メッキ完了後に3Mのハード1を使って少し磨きます
荒いコンパウンドはメッキが剥げてしまいますからNGですよ、なるべく細かなものを使いましょう

約半日の作業で1/12ランボルギーニカウンタックのエンドパイプが完成致しました
如何でしょうか?結構きれいでしょ?


本日はデイトナの方も作業を進めておりますこれはいつもの時間に更新を致しますのでお楽しみに〜!

下地塗装研磨&マスキング

2017-09-22 21:09:04 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は、薄曇り/時々晴れで夕方からは少し組みが厚くなった様な気がします
気温は比較的涼しく午前中はいつもの様にオクラとイチジクを収穫しその後11時位から中庭の芝刈りをしました
際を既に刈ってありましたので芝刈り機を使って芝を刈るのは難しい事では有りませんが・・・この所の運動不足で畑の作業の後でプラスαの作業としてはちょっと疲れますね。
お陰さまでこんなに綺麗になりました。
これで当分大丈夫ですね〜。

さて午後からは仕事です。
昨日塗ったボディの下地のホワイトはもう完全に硬化しておりましてラッカーと比べて硬化が安定して早いのは大きな魅力ですね。
そしてサフも同系なので密着は素晴らしく良くなります。
実車と同じ位密着が良いと言えば何となくわかって頂けるかな!?
・・・と!そのホワイトの塗料ですが塗ったのは良いけど少しゴミが付いてしまいました
わずかな柚肌はウレタン塗料なので仕方がないですから・・・ゴミごと800番のペーパーで研ぎあげて最終は2000番のスーパーバフレックスで磨きましょう

全体にバフレックをかけるとこの様にうっすらと艶のある半つや消しの状態になります。
この時点でバフレックスを掛けるのには意味がありますまあ表面を整えるということもありますがこの上に塗るレッドとブルーの密着が上がる様に足付けする訳なのです。
この足付けですがウレタン塗料の場合は上に塗っても下の塗料が解けることがないので密着があまり良くないのです
ラッカーの場合は上にラッカーを塗られますと下の塗料が溶けますから密着がよくなるのです・・・言われてみればわかりますよね
私も最初に聞いたのは自動車板金屋さんから聞いたのです

ここからはマスキングの開始です
普通は透明なファイルの中にデカールを挟んで上にマスキングテープを貼ってカッターでカットします
ここまではよく聞きますよね〜

ここまで作りましたボンネットとルーフ、そしてトランクの部分ですね
ずいぶん時間がかかりました〜
が・・・

ボディに貼って見ました
カットしたマスキングテープをボディの中央に貼るのはなかなか大変です
少しでも曲がったりセンターがずれてしまうと剥がして貼り直し、何度もしていると粘着が弱くなってしまう・・・
しかももっと問題なのは・・・・

デカールのセンターとボディのセンターが一致しないのです
まあそれはそうですよね〜
デカールはおそらくイラストレーターでデータを作って印刷しますがボディは手で盛ったり削ったりして原型を作る訳でしょ!?
左右は当然形状が違うのですイラストレーターで左右均等に作ったデカールが合うはずがない
1/43ならまだわかりにくいけど1/12だと大きいからわかりやすい訳です

なのでボンネットは細切りにしたマスキングテープで左右のバランスをとりながら貼って見ました
この方がこのボディには合っていますね〜
と言うことで他の部分もこの方法にチェンジします(笑)

まず最初にルーフのサイドのラインを決めなければなりません
この部分は資料写真をよく見て場所を決めます・・・これがなかなか難しいんだな〜。

そして次はリアウインドウの前後の塗り分けの部分ですね
ウインドウのキワの部分に少し赤いボディカラーの部分があるのでウインドの角の部分から少し離れた部分に貼り付けます

このウインドウの周りのマスキングは入り隅の部分はRがついていますのでマスキングテープをこんな風に切って使います

使うのはこの部分ですね
ピンセットで外して・・・

肝心の貼った部分の写真を撮り忘れてしまいました(爆)

ボディの上側のマスキングは終わりましたので今度はボディサイドのマスキングですね
まずメインのラインの下側の部分を決めましょう
このラインはオーバーフェンダーにかからないギリギリの部分になります

メインの部分は大体こんな感じかな〜
大きいのでなかなか全体の形状が掴み辛いですね〜

前側のマスキングテープは少々複雑です
この部分はなかなか難しいです・・・本当に!

ドアの下側もこんな感じで・・・
大体いい感じですね


ラインはこれでマスキングが完了しましたがまだ塗るわけにはゆきませんゼッケンサークルや他の白いデカールを貼る部分もマスキングをして透けを防止するのは当然のことですね
明日はそれらのマスキングを済ませてからボディカラーのレッドを塗ります。


あ〜今日レッドが塗れなかったな〜予定よりも少し遅れてしまった・・・