Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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T57Gボディの修正Ver.3

2015-04-25 20:18:23 | Bugatti Type57SC Atlantic
本日は手違いから文章の無いエントリーがダブってアップされてしまいまして、しかも片側は気が付いて下書き状態にしたのですがもう一方は公開されたまま数時間・・・当たり前ですがFBの方にも多分情報が流れてしまいましてブログが見れないと思われた方もいらっしゃったかもしれません、大変申し訳有りませんでした。

今日は修理の部分で天気とかを書きましたので今度はそれ以外の出来事を・・・
夕方私の携帯に一本の電話がかかって来ました。
大学時代の部活動の同期でして今は福井県に住んでいるF君でした。
どうやら本日は京都出身のK君と福井で飲み会をしている様で電話をくれた様でした。
大学を卒業してから33年も経過していますが、その間会ったのはK君とF君の結婚式で会った以来ですから少なくとも30年近く会っていない事になりますね。
55歳を過ぎると何時亡くなってしまうかわからない、まあこれは極端な話しなのだろうけど。
病気によっては三途の川を渡らなければならなくなってしまう事は考えられる事だと思う・・・
そんな訳で近い内に中間地点の京都などで会おうという事になりました。
33年ぶりの同窓会・・・企画をお願いしておきました。

さて今日の製作は・・・ここから。
リアのホイールハウスの熱気抜きの開口です。
3種類のキリを使って下穴をあけておきました。
この後デザインナイフを使って穴をつなげてゆきます最後に整形して完了・・・と思いきやこの裏側はレジンの塊でしてなかなか貫通出来ないのです。
しかも縁を薄くする為に周りを大きめに削り取らなければなりませんのでけっこう時間がかかりました。

開口して縁を薄く削ったらこんな感じになりました・・・
格好はいいけど手間はかなりかかりますね、しかしもっと手間がかかる部品が有りました・・・

スペアタイヤはリアの部分に搭載されますがここはすぐ下にフレームが有りますのでタイヤ全体がボディに収まる訳では無く半分くらいは出っ張っています。
またスターターのオリジナルボディのタイヤスペースでは少し前過ぎますので少し後ろにタイヤずれる様に穴を調整しています。

加工するにあたってもっと時間がかかる部品・・・はコレです!
そうボンネットですね~。
このボンネットはボディから切り取った物ですので元々の厚みはかなり厚いものになります7mmくらいは有りますかね~
この何個有るかわからないようなスリットを全て開口してゆきます。
それと同時に厚みを薄く削ってボンネットがペラペラの板で出来ている様に見せなくてはなりません。
このスリットを抜いて厚みを削ぐ様に削るのだけでも5時間程度か刈ってしまいます・・・。
早く作業を進めようと力を入れて削れば必ず破損してしまうでしょう・・・丁寧な作業を心掛けました。

5時間経過して全部のスリットが抜けました・・・あ~指が痛いです(笑)

ボンネットを切り取った時にタガネの厚み分ボンネットが小さくなってしまいますから0.3mmのプラ板を接着して厚みを補填しましょう。

後ろ側にはボンネットを支えるヒンジが付きますから薄く仕上げましょう。
この車のボンネットの裏には補強のパイプフレームが通っている様ですのでいずれそれも作らなければなりませんね~

微妙な調整をしましたのでボンネットとボディの合いは悪く無いですね~。
まだ多少調整は必要でしょうけれど・・・まあ合格点かな(笑)

ボンネット、スペアタイヤなど所定の位置に載せて後方から写真撮影をいたしました。

修理も待って頂いておりますので・・・

2015-04-25 20:18:02 | その他
今日も天気が良くて畑の土が随分乾いてきましたね~。
まあ根がついている植物はこれくらいなら何ともないのでしょうが人間はそうはいかないですね。
どうやら体がこの暑さに慣れていない様で少し動くと息切れしてしまいます(笑)

すぐに製作に入りたい所なのですが修理も待って頂いていますのでこの辺りでやっておかなければね~
修理って手間は作るのと同じ位(と言うか余分な傷を付けない様に養生をしないといけないのでもっと手間がかかるな~)手間がかかってしまいます。
頼まれるとなかなか嫌と言えない性格なんで・・・嘘です(笑)

今回の患者さんはクラウンのパトカーです。
リアウインドウに何か付いているので取って欲しいと・・・言う事でした。

送ってこられたものを見てびっくりしました、何と接着剤が付いています。
それも糸を引いたのか点々と線の様に並んでいます。
どんな接着剤なのか?またどれ位時間が経過しているのかわからないのですがこんな場合はまずエナメルシンナーをほんの少し付けて透明なプラに曇りがでないか調べておきます。
心配無い事が確認出来たら今度は少し多めにシンナーを付けて接着剤が緩んでくれば取れるのですが・・・どうやら全然取れない。
仕方が無いのでペーパーで研磨して落とす事にしました。
今回は400番程度のペーパーで局所的に削ります。
左下側に「七交機11」の文字が有りますから闇雲に磨くわけにはいかないのです。

次は1000番のペーパーで少し広く磨きます。
どうやら接着剤が溶剤系だったらしくウインドのプラスチックが厚みの奥の方まで侵されて白く変色しています。
このミニカーは本来なら商品のチェックで跳ねられても良いと思うのですが・・・そんなチェックはしていなかったのかな~
この手のチェックの甘いミニカーを買う場合は絶対に通販で買わない事ですね・・・それでも交換に応じてくれればまだ良いのですが・・・。

最終的にコンパウンドを欠けて磨きますとこんな感じになります・・・ほんの少し白い点が残っていますがこれ以上は無理ですね。


もう一台はうかつにも写真を撮り忘れてしまいましたが、ランクルのミラーが外れた物が有りました。
取り付けのピンが折れていましたので真鍮線でピンを作りまして補強しながら取付けておき、黒い塗装も剥げていましたので再塗装もしておきました。
このミラーの取り付けの向きがわからなかったので画像検索で調べました・・・便利な世の中になりましたね~。

本日この2台はご依頼主様の方にお送り致しました、明日は午前中に着くんじゃないかな~。
喜んで頂ければ良いですね~。

T57Gボディ修正Ver.2

2015-04-24 20:00:20 | Bugatti Type57SC Atlantic
この所天気の良い日が続いていますね~
こんなに暖かいと芝生の草取りは一休みしておいて畑の作業を進めないといけませんね~
高菜を抜いて耕しておき、隣りの畝に里芋を植えました・・・
そして種を蒔いたレタスの本葉が2枚程出たので7.5cmのポットに植え替え・・・200本くらいかな(笑)
また冬場に大変お世話になったルッコラのビニールハウスも片付けて整地をしておきました。
ま~忙しい事!!

そんな中何やら大きな荷物が・・・到着しました。
すっかり忘れていましたが中古のレーザープリンターを買いました。
ジャムのラベルを作る時に今まではインクジェットプリンターを使っていましたので冷蔵庫の中に入れますと結露して文字が滲んでしまうんですね~
今までは印刷後にラッカークリアーを塗っていましたが・・・レーザープリンターを使えば滲まないだろうと・・・(笑)
ブルーベリージャムのシーズン前に準備をした訳です。
それにしても・・・大きな箱ですね~。



さて肝心の製作ですよ・・・
この2~3日で3人の方からブガッティT57Gの問い合わせを頂いています。
製作中のT57Gは1台だけでして今回の作品は製作のご依頼を頂いているものですのでお売りする訳にはゆきませんので悪しからずご了承ください。
最初は自分の為に作っていたのですが・・・(笑)
尚、このモデルの製作を承っておりますのでご希望の方はご相談下さい。

と言う事で本格的に作ってゆきましょうか。
昨日パテを盛っておいたフロントフェンダーですがマスキングテープを剥がしてみますとこんな感じですね。
テープ無しにパテを盛りますとフェンダーアーチの角の部分にパテが乗らず、2度目のパテ盛りをする事になります。
マスキングテープで支えておいてパテを盛りますと一度で奇麗にパテを盛る事が出来ます。
凄いオーバーフェンダーになっています(笑)余り似合わないですね~。

120番のペーパーを両面テープで木片に貼付けておおまかに削ってゆきます。
つまり荒削りですが、ここで気をつけなければならないのがフェンダーアーチの上側を削り過ぎない事ですね。
ここを削り過ぎますとまた最初からやり直しですから・・・

反対側も削ってゆきます、この時点ではレジンのボディを削る程は削ってい無いのに注目ですね。
この時点でレジンのボディにペーパーが当たる程削ると大体の場合削り過ぎになってしまいます。

320番のペーパーを木片に付けてパテとボディのつなぎ目を中心に研磨します。
もちろんこの時点でだいたいラインを決定しておかなければなりません・・・。
フロントのフェンダーアーチの上側の部分は十分にフェンダーがかぶっていますね・・・このラインで良いでしょう。

400番のペーパーを使いまして全体が滑らかなラインでつながる様に研磨します。
また最終的にサフを入れれば問題が出るかもしれませんがこの時点で出来る限りの面出しをしておきたいですね。
ボディの中にチラッと見えるシャーシが良い感じですね~。

ボンネットの開口部の厚みを揃える為にボディの内側をリューターで削っています。
この部分の厚みは後でボンネットを乗せる縁を付けるかもしれませんので暫定的な厚みを残しておきましょう。

次はヘッドライトの両端に有るブレーキ冷却用!?のインテークとボンネット下部に付けられた補助用のインテークの開口を行なっています。
この部分の開口部は最終的にネットを張りたいのでボディの厚みを見せない様に薄く仕上げております。

これくらい穴を開けますとフロント部分の強度はかなり無くなってしまいますね。
ボディの素材がレジンである事もその原因なのですがエッジを薄く見せる為にかなり削っていますから仕方が無いかもしれませんね~。

どんどん加工しますよ!
次はドアを切り取ります。
ドアも開閉式になりますから切りとってしまいましょう・・・
但し少し小さめに切り取っているのは後でドアの納まり代を稼ぐ為に小さめなんですよ(笑)
ただしドアの納まり代の段が有るのか無いのかわからないので取り敢えず残しておくという事になります。
不要なら削ってしまえば良い訳です。

反対側も・・・穴だらけに・・・
こちら側はちょっと困るのがトノカバーの存在ですね・・・このカバーの材質がよくわからないのですが金属にしてもレザーにしても筋彫りよりも内側にホックが付いているのはちょっと理解出来ませんね~。
トノカバーはコクピットの開口部よりも少し大きめになっていないと止める所が無いと思うのですが・・・
まあ取り敢えずトノカバーの部分は保留してドアを切っちゃいましょう~。

ドアの開口部をおおまかにリューターで削ってゆきましょう。

次に筋彫りを深く入れておいてドアの外板が収まる段を作ります。
この加工はレジンなのでそう難しく無いですね。

反対側も加工します。
ここで問題なのはやっぱりトノカバーの部分です・・・念のためにここも段を付けておきましょうか・・・
本当ならドアの上側にトノカバーが重なっていないといけないと思うのだけど・・・(笑)

ドアの段の部分の幅を決めて削りましょう。
この段の部分の幅を広くしてしまいますと開口部の大きさが小さくなってしまいます、それはそれで不自然なのでね~バランスを見ながら・・・

これで今日の作業は終わりです。
今日は予定通りに作業が進んだので気持ちが良いですね~。


明日も頑張ろう~!

T57G ホイールの装着とボディ修正

2015-04-23 22:32:19 | Bugatti Type57SC Atlantic
この所、いい天気が続いておりまして昼間は暑くなって来ましたね。
中庭の草取りも少しづつですが進んでおりまして、建物の中から見る限りは雑草が見えなくなりました。
まだ遠くは雑草が有りますけどね・・・・なかなか終わりません。

外の作業も中の製作も忙しいですね。

では中の仕事も始めましょうか・・・
ホイールをシャーシにフィッティングしたいのですがホイールのセンターは最初から1.8mmの穴が開いております。
一方シャーシはそのディティールの問題から1.0mmのシャフトを使う様に設定しています。
ホイールの穴を何とかしないといけませんね。
そこでホイールの1.8mmの穴に外径1.8mm/内径1.0mmのスペーサーを入れてその中心に1.0mmの真鍮線を差し込めば上手く装着出来るはず・・・
まずはスペーサーを旋盤で挽きましょう。

ボディをかぶせなかったらこんな感じで装着出来るのですけどね・・・

次はホイールアーチの修正します。
シャーシはアトランティックと同じ物なのですがボディはアトランティックと違いますので多少は修正しないとね、そのままは付かないのです。

何の問題が有るのかと言いますとT57Gはアトランティックと違ってボディの幅が少し狭いのでホイールのオフセット次第ではボディからタイヤがはみ出てしまうのです。
なのでブレーキドラムの厚みを減らすかホイールのオフセットを変える為にホイールのインナー側を掘り込んでゆきます。
フライスと割り出し円テーブルで削っています・・・この場合は割り出しをしないでただ回すだけですけどね。

削った所はこんな感じですが・・・
深さは1.0mm程ですね。

オフセットを変更したお陰でホイールは一応ボディの内側に収まりました。
ただまた問題が出て来ました・・・
フロントホイールアーチを上側に大きく削った物ですからタイヤの上側がボディから出っ張ってしまうのです。
フロントフェンダーの上側の部分のRが大きめなのが問題を大きくしているような気がしますが・・・
見た感じは悪くないんだけど・・・前側はどうもね~。

まあホイールアーチの問題はちょっと置いておきましてボンネットを切り取ります。
表側から筋彫りを深く掘っておきまして裏側からレジンのボディを削ってゆきますといつかは筋彫りの部分まで到達してボンネットがボディから切り離されるはず・・・(笑)
かなり深く掘っていますが、この部分はかなりボディが厚い・・・と言うかほぼレジンの塊ですね。
こんなに掘っていますがまだ筋彫りとぶつからない・・・

表からも掘ってゆきますとやっとで貫通しました・・・まだ一部ですけどね。

はい!
切れました~!
切り口を見ますとまだ意外と厚みが有りますね。

ホイールアーチの上側の不足をカバーする為にアーチに沿ってマスキングテープを貼りましてパテを盛りました。
上手く削ればホイールアーチの形状は直せるはずですが・・・硬化しないと削れないので結論が出ないですね。
続きは明日になりますね。




ボディの修正Ver.2

2015-04-21 22:31:40 | Alfa Romeo T33/2
今日から晴れの天気と聞いていたのに、朝はかなり雲が厚くこれは降るんじゃないの~って感じでしたが昼前から天気が急激に回復しまして晴れて暖かな日和になりました。

午前中はいつもの様に芝生の草取りをしまして2/3程が完了致しました、後1/3有りますが明日は定休日なので明日には完了したいですね。
そうそう、まだ溝掃除も有りますし、里芋も植えなければならないですね・・・非常に忙しい事です(笑)

さて今日は色々な出来事が有りまして製作の方が進んでおりません。
これは忙しいとかでは無く主に気分的な物なのですが大変遺憾に思う事が重なりました。
どう考えても怒りを通り越して呆れてしまいます・・・。
そんな精神状態では良い仕事は難しいのです。

昨日は集中出来て良い仕事が出来たと思ったのですが・・・今日は全然ダメですね・・・一勝一敗と言う所でしょうか。
明日は定休日、こんな気持ちは明後日に持ち越したくないですね。

ですから本日は皆さんにご報告出来るような製作は出来ていません。
しかしながらせっかくご訪問頂く皆さんに何も無しというのはちょっと失礼なので・・・
(ブログを更新せずに投げっぱなしの方、居ませんか~!笑)
少しアルファロメオT33/2をご紹介しておきます。
この作業は本日行なった作業ではない事をお断りしておきます。
合間に行なった物を貯めていた作業画像になります・・・。

では仕切り直して・・・(笑)
アルファロメオT33/2ですが気に入らない部分が多々有ります、当時としては最新で最高の出来だったはずなのですが・・・僕もそう思います。
手元にボディの青焼きの図面を持っていますが余りにも違い過ぎでして・・・
まずテールの絞りが少な過ぎて後ろから見た場合にテールランプの付いている面が左右に広過ぎます。
実車はもっと絞ってありましてキットのままのパネルとテールランプ/ナンバープレートの凹みのバランスが違うんですね。
絞り込みを強くする為にはテールランプの位置をもう少し内側に寄せてからでないとボディの外側を削って絞る事が出来ないのでテールランプの凹みを一旦埋めています目印に鉛筆で位置を書いてみました。

フロントウインドウの前側のエアインテークも中央に左右を分割するような形状になっていますがこれが無かった為に真鍮板を埋め込んで作ってみました、
幅も少し広かったので埋めています。
本当はもうちょっと三角形のような形状なのでまだまだ修正は続くでしょう。
またヘッドライトカバーの形状も少し丸過ぎまして穏やかな顔つきになってしまっている様に思います。
もう少し先を尖った形状にして鋭い視線になるのが理想ですね。

筋彫りを掘りました・・・一応元々の筋彫りを彫ってみました。
この筋彫りなのですが、理由はわかりませんが筋彫りの両端で高さが違う部分が多々有りまして筋彫りの上に細かな目のポリパテを盛ってから固まらないうちに掘っておきました。
これで削れば筋彫りの左右で高さが違う事は無くなります。
ただ筋彫りがそれで正のかはサフを入れてからでないとわかり難いですね。

パテを研いでいますが・・・パテが残っている所は低い所ですね。
結構有りますよね~これだけ凸凹していると言う事ですね。

こうして見ますと・・・今度はウインドウの形状が気になります。
リアウインドウは後ろ側の形状が丸くもう少し両端が角張っていても良いと思います少なくとも図面からはその様に読み取れます。
サイドウインドウはその形状からなかなか判断が難しい所ですが・・・
フロントウインドウも同様で実車では前の端がもう少し尖っているような感じですね。
今のままですとRがかなり大きいのでウインドウがスリッパの前側の様に締まりが無い感じがします。

取合えず今の状態で問題が解決出来たテールランプの凹みを掘ってみました。

ノーズ下もこの様にRを付けてシャーシを嵌め込む様になっていますけど横から見た場合にホイールアーチの形状が不自然になりますからここにプラ板を接着してガイドにしてパテを盛ります。

この様に一直線にして置いた方がシャーシとのつながりも良いですしホイールアーチの形状も自然なラインでつなぐ事が出来ます。


と以上が今日時点でのアルファロメオT33/2の進行状況です。
この一週間でまた進むと思われますが実はこの後かなり大きな修正を試みようと思っています、どんな試みかは今の所内緒です(笑)