Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

フレームの製作Ver.2

2015-04-03 18:35:25 | Golden Arrow 1929
今日は朝から雨と風が強くて一日中部屋の中での作業になりました。
製作の為には良いのですが・・・外の仕事は全く進みませんね~。
私のアトリエは平屋なのですが強い風が吹く度にパキパキと軋む音がするんですが、大丈夫なんでしょうか?
一瞬強度不足か?なんて疑いたくなるのですがここはまわりに建物が無いので強い風が直接吹き付けるんですね・・・それでかどうかはわからないのですが・・・やっぱり強度不足かな~。

さて製作ですね。
今日もゴールデンアローを作ってゆきます、一段落つけられるまではこれを進めますが、問題はどこで切るかですね・・・。
せめてフレームが完成する部分まではこれを進めておきたいのです。
フレームの強度を増す為に上下の折り曲げ部分を取付けます、使ったのは1.5mm幅の真鍮帯金です。
ハンダ付けで組立ててゆきます。

上側の折り返しを取付け完了しました。
前の方はちょっとハンダが流れ過ぎましたね~後で削っておきましょう。

片側だけですがフレームの補強が付きますとペナペナのフレームも強度が出てきます、そんなに簡単には曲がらなくなりました。
余分なハンダを削って見ますが・・・なかなかカッコ良いですね。

2台分全てのフレームの上下の補強が完了しました。
余分なハンダも削りましたし磨きをかけました。
凄いと思っているのは作った本人だけですね。

今度はフレームの間のメンバーを取付けます。
前側のメンバーは真鍮パイプですし、後側は真鍮の角線を2本くっつけた物ですね。
前後の物は結構単純な物が多いんですね。

フレームの幅は20mmボディの内寸がフロント側で2.05mm程
後側ですと22.5mmくらい有りますね~本当に前後で幅が違ったんでしょうか??
それとも原型を作る時に間違えたのかな??
2台分とも形になりました・・・

左右のフレームの間にはいくつかのメンバーが付いているのですが後から3番目のメンバーを作ってみようかと思います。
ちなみに見難いですが・・・こんな感じです。

厚みは結構有りそうなので2.0mmの真鍮板を使って切り抜いて作ってみました。
さすがに厚みが2.0mmも有りますと削るのもなかなか大変ですね、しかも同じ部品が2個欲しいからと言ってハンダで2枚重ねて切って削るというのは無理ですね。
余りにも厚過ぎます・・・。

最初は荒いヤスリで削ってから少しづつ目の細かな物にしてゆきまして最終的にはペーパーに交換して仕上げました。

仕上げたメンバーをフレームにハンダ付けします。
さすがにこれを付けますとフレーム自体がしっかりとしますね・・・。

やっと2台分のフレームがここまで出来ました、他の二つのメンバーはエンジンとの兼ね合いが有りますのでこの時点で作ってしまうのはなかなかリスクが多いですね。
ここからですとボディにフレームを入れる事を考えたりボンネットの中にエンジンを入れる様に調整してからにした方が良い様ですね。



ここでキリは付いた様な気がしますが・・・次はT33/2に行くのかそれともアトランティックに・・・今夜一晩考えましょう(笑)

Le Phoenix 1/43 Jaguar TypeD Ec.Ecosse n°3 1st LM

2015-04-03 11:18:38 | 最近手に入れたキットのご紹介
3月になるとジャガーが手に入る・・・?

冒頭から変な事を書いておりますが・・・
実は最近5個のキットを手に入れたと書きましたが、その一つがこのジャガーDタイプのキットなのです。
まあたまたまなんですけど3月発売のオクタン(日本版)が手元に届きましてパラパラとめくってみていますとジャガーDタイプの記事が出ていました。
こんな画像を見せられるとグッと作りたくなってしまうのはモデラーの性か・・・それとも.ただ単に影響されやすい性格なのか・・・(笑)
しかしかっこいいじゃ有りませんか~!

そんな所にキットの買い取りのお話が来ましたので、一応ちょっとだけ迷ったのですがやはりこれもご縁ですからお譲り頂く事になりました。
送って頂いたのがこのキットです・・・

パッケージを見る限りラクーンさんが売られていた物でしょうか?
まだ消費税が5%の時と思われますね・・・この字体の物はフェニックスのオーナーさんが時々再版(って言うのだろうか?)しておられる物ですね。
と・・・・ここまで書いて以前同じ事を書いた様な気がしまして検索してみますと昨年2014年の3月14日にこのキットと同じ物をラクーンさんで買った事を書いていますね
ありゃ~また同じ物を買ってしまったよ・・・。
まあかっこいいから何個有っても良いんだけどね~。

内容は全く同じですね・・・ボディもキャスティングは奇麗ですね。
この時期のキャスティングは実に安定していますね、もうホワイトメタルのキャスティングが確立しているんでしょうね~。
レジンでもまだまだ100%でない私と比べると月とスッポン?もう神様クラスでしょうね~。

エッチングの部品もメタルの部品も開封した形跡は全く無いですね。
多分買われたまま仕舞ってあったのでしょう・・・。

インストもいつものコピーですが・・・時代によって紙質が替わっているのも面白い所です。
昔のパッケージでは紙の色が真っ白では無い、ほんの僅かに黄ばみの有る物が使われています。
それは焼けて色が変わった可能性も有りますが、はこの中で日に当たらない様に保管されて来ていますから変色は少ない物と思っています。
紙の白さというのも変わって来ていますのでその辺りからも時代を読む事が出来ますね。
最近はPCプリンターの普及で白の色が一層真っ白に近くなって来ていますからね。
昔はそこまで白い訳ではなかったんですよ・・・。

ルフ氏のボディ分割はだいたい納得のいく物が多いのですがこのDタイプだけはちょっと考えてしまいます。
反ればボディサイドの分割ですね。
シャーシ側にボディサイドが少し残った分割になっていまして最終組立て時にどうしてもここが気になるのです、他の筋彫りと比べればかなり太くなりますからね~。
まあジャガーDタイプはボディサイドが絞り込まれたデザインになっていますから仕方が無いと言えばそうなんですが・・・



私がこの仕事を始めて少し経過した頃ヤフオクにこのジャガーDタイプのレプリカが出ていましてね。
確かノーブルP4に乗っていた時だったと思うのですが・・・
このジャガーDタイプが欲しくてね~
ノーブルP4はハンドリングが余り面白くなかったから手放したんだけど・・・このDタイプもレプリカだからハンドリングは期待出来ないかも・・・と思って買わなかったんですよね。
当時のレプリカを作っている会社はテストコースが無かったので限界的なハンドリングはテストしなかったらしくてねハンドリングはボロボロだったんですよ。
僕はノーブルP4を1/1のプラモデルだと思っていた。
置いておけば絵にはなるのですが、走らせたら最低だった・・・と。
格好は実に良かったけど・・・普通の車を乗っている人はわからないでしょうねハンドリングが良くないと言ってもね~。
普通に売っている車はどんな安い物でもメーカーがきちんとテストして設計をして製造して販売していますからねそうハズレは無い訳です。
もう一つの敬遠の理由はCGの1978年4月に小林彰太郎さんがリポートされていますが(この車とは違う物だと思うけど)Eタイプと比べると直進からの応答が鋭くないとかサーボを備えるが4輪ディスクブレーキは滅法重いと書かれているのでやはりP4と同じだしテストをする事が少ないレプリカなんだ・・・と思わせてしまいます。
でもDタイプとかを見ますと車を長く楽しみたいのならやはり電子制御の無い物の方が単純で維持しやすいのだろうなーという気になってきますから不思議な物です。

このキットを見る度に心が揺れたあのDタイプレプリカの事を思い出すのです。