Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ミニ(サルーン)はステアリング系を組み立てます

2018-05-20 22:42:22 | 40th Anniversary mini Pickup truck
本日の山陰は朝一番は曇りでした時々雨がぱらつきましたね、曇っていたのも一時期でして天気はどんどん回復しまして午前中のティータイムにはいい天気でした。
昨日も書いた通り朝一番の仕事は町内の公園の掃除でした
8時集合だったのですが私は一応責任者なので7時半から公園にでて昨日刈った草を集めておきました。
約1時間ほど掃除をして今年の行事の一つが無事に終了しました

アトリエに出勤して最初の仕事はご依頼を受けていた1/12の完成品用のケースです
と言ってもアクリルのケースの方ではなくしたの展示ベースの方を塗ります
素材はチーク材ですが色は比較的薄めです、この辺りは天然木なので色が濃いものもあれば薄いものもあります。
まずはオイルステンで染めてみます・・・
チークと言うカラーなのですが比較的明るめですね

エアブラシを使ってスモークブラックを塗ってゆきます
斑にならない様に気をつけて塗ります
画像ではまだ明るい様に見えますが実物はもう少し濃い感じになっています


ここからは製作開始ですね
今日はステアリング系から作ってゆきましょう
ステアリングコラムの部分は少し特殊な形状になっています
キットにはメタルパーツが準備されていますのでシャフト部分だけ洋白線を使って作り直しまして洋白の部分を持ち手にして整形いたしました
細かな部品は持ち手次第ですね〜

ステアリングはノーマルのエボナイト製のものを使う予定ですが中央に穴が空いているだけなのでセンターエンブレムと取り付けピンを兼ねたパーツを削り出しています
細い部分は0.7mmほどでしょうか・・・太い部分でも1.5mmです
太い部分はセンターエンブレムになる様に突っ切りバイトでカットします

ステアリングの中央に取り付けますとこんな感じになります
ステアリングはキット付属の部品ですがこれはこれでなかなかノーマル然としていいですね。

ステアリングコラムに接着しますとこんな感じです
ピンがつけてありますから強度は十分でしょう

ステアリングコラムの右側にウインカーのレバーがつけられていますので洋白とアルミの極細パイプで作ってあります
良くみて頂くとウインカーレバーの先側にグリーンの部分がありますね
失敗してグリーンの塗料が付いてしまったのか・・・
いえいえ!違いますよ。
私は20年近く前に書類なしの古いカントリーマンを持っていまして仮ナンバーで自走して持って帰ったことがあるのですがウインカーレバーはこんなものが付いていたのです
この部分にインジケーターが付いていましてウインカーを作動させますとこの緑の部分の内側に電球が仕込んでありまして点滅するのです。
「ウインカーが作動していますよ」と言う合図なんですね
現代の車はメーターの部分に同じ機能が付いていますが・・・当時のミニはなかなか粋な構造だったんですね。
蛍みたいでなかなか可愛いですよ。

少し前に作っておいたシリコン型ですね
シリコン型をカットして原型を取り外すのですが同じことをご紹介しても面白くないでしょうからね〜

ここからはピックアップの仮組みの様子をご紹介しましょう
ボンネットのエッジの部分を少し削ります
塗料を塗りますとこの部分は余計に厚くなりますからね、少しでも薄くしておいたほうがいいですね
気をつけてご覧いただきたいのはボンネットの裏に補強のモールドが綺麗に表現されていますね・・・実車もこんな風になっていますよ。

キャストに出す直前に手を加えることになったシャーシ部分ですが
ボディとの組み合わせはこんな風になっています・・・基本的にはボチュレットのものと同じ構成ですがシャーシ側に回り込んだ部分のプレスラインも再現してみました
またその配置も実車通りに・・・不思議なことに等間隔ではないのですよね〜

ステップの下側の特殊なプレスですが裏から覗かなくても真横から見てもこの通り見えてしまうのですよね〜
ミニを製作するにあたってこの部分の再現は大切ですね〜


明日は部品のキャストですね
タイヤができればシャーシ側の仮組みもできますしね〜