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もう台風は勘弁…

桜橋~神田川の源流を訪ねて~その5

2019年04月13日 00時45分06秒 | 旅の覚書
前回に続いて神田川を遡り、架かる橋を数えて行きます。

お茶の水橋から水道橋までは、緩やかにカーブを描きながら、道を下って行きます。
上流へ歩いているのに下るのは不思議な感覚だけど、昔ここは渓谷と呼ばれる景色だったそうな。
歩道から見下ろす神田川は、さながら谷間を流れる様。
「御茶ノ水坂」と呼ばれる、お茶の水橋~水道橋間の坂は、春になると桜が続くお花見スポットです。

 

 


この御茶ノ水坂の途中に、神田川に関わる歴史を今に伝える、2ヶ所の碑が設けられています。

⭐お茶の水橋~水道橋間の立ち寄りスポット…神田上水懸樋(掛樋)跡の碑
 

⭐お茶の水橋~水道橋間の立ち寄りスポット…お茶の水分水路の碑
 


↑神田上水の説明書き。

碑の側に立てられた説明書きによると、この付近で神田上水の遺構が発掘されたとの事。
神田川の前身にあたる「平川」は、幾度も洪水を引き起こす上に海水が入り雑じる、人間側から見て使い勝手の悪い暴れ川だったそう。
そこで江戸市中の飲料水確保と洪水を防ぐ目的から、徳川家康の命により大規模な治水工事が為された訳です。
飲料水については、井の頭池から湧く真水を、江戸市中に引き入れた。
それだけでは足りず、善福寺池と妙正寺池の水も、川を整備し引き入れたとの事。
江戸時代、飲料水として用いられた神田川の上流を「神田上水」、下流を「江戸川」、更に開削した神田山から下流を「神田川」と呼んでいたのが、昭和の河川法改正により、全て神田川の呼称で統一されたのだそう。
ちなみに飲料水を引き入れる懸樋(送水管)は木製。(石製の物も有)
樋を木製にする所が、木の文化を持つ日本らしいと感じる。
「お茶の水」と言う地名も神田上水の水源が由来、詳しくは井の頭公園に到るまでお待ちください。
…すっかり話が長くなってしまった、神田川の橋巡りに戻ります。(汗)

●下流から数えて11番目の橋…水道橋 
橋名の由来は改めて説明するまでもないですね。
枯れた蔦の様な植物が絡まり古めかしい橋です。

 
(上流向いて)橋の左岸にはJR水道橋駅、右へ行くと都営三田線水道橋駅、2つの水道橋駅が橋をサンドイッチにしています。
東京ドームの側という事で、付近の売店では巨人戦チケットを販売。


↑水道橋下流側の眺め、(上流向いて)左の橋詰めには、安らぎの公園スポット。


↑水道橋上流側の眺め、近付く首都高速道路。

●下流から数えて12番目の橋…後楽園ブリッジ 
JR水道橋駅と東京ドームシティをダイレクトに結ぶ、歩行者専用の施設橋です。


直ぐ隣に後楽橋が架かっているけど、そちらは車も通る。
東京ドームシティを経由し、メトロ後楽園駅に行ける為、信号待ちする事無く行ける点が有難い。

⭐後楽園ブリッジから行けるエンタメスポット…東京ドームシティ

言わずと知れた読売ジャイアンツのホームグラウンド「東京ドーム」の他、遊園地、ショッピングビル、温泉施設ラクーア、プラネタリウム「TeNQ(テンキュー)」、ホテル、格闘技の聖地「後楽園ホール」等々、文京区が誇る娯楽の殿堂。
今度巨人戦を観戦しに行く予定。(巨人ファンじゃないけど)
写真は去年開幕した時に撮った物、未だ高橋監督の頃でした。

⭐後楽園ブリッジから行けるお花見スポット…礫川(れきせん)公園

…神田川付近に在るスポットではないですが(汗)、東京ドームシティをラクーアビル側に、どんどん奥へ進んで行くと、メトロ後楽園駅に出て、更に文京シビックセンターが建つ方面より外へ出ると、八重桜が綺麗な公園に出ます。
毎年今頃に開花し、1カ月近くお花見が楽しめる。
付近には東京都戦没者霊苑、中央大学が在ります。
脱線ついでにもう1カ所、後楽園駅から行けるお花見スポットを紹介。

⭐後楽園駅から行けない事も無いお花見スポット…播磨坂
 

 

 

 

 

 

後楽園駅から茗荷谷・小石川方面へ、春日通りをずぅっと上がってくと、左手に桜並木が3列続く「播磨坂」と言う所に出ます。
中央列下に人工の小川が流れる公園が造られており、花盛りの頃はビニールシートを敷いて宴を開く客が大勢出る。
播磨坂に対面する位置に在る、「東京大学附属植物園(小石川植物園)」の桜も綺麗、有料なので落ち着いて花見したい人向き。
…良く考えたら茗荷谷駅か白山駅から行く方が近かった。(汗)

 
後楽園ブリッジに戻って(汗)…写真の通りJR水道橋駅西口から後楽園ブリッジは目と鼻の先。
そして後楽橋と至近距離で隣り合ってる事が、写真から良く解るかと。


↑後楽園ブリッジ下流側の眺め、スタート地点に比べ、川幅が狭まって来たように感じます。


↑後楽園ブリッジ上流側の眺め、後楽橋を通る歩行者を見下ろす形になります。

●下流から数えて13番目の橋…後楽橋 
橋名の由来は元水戸徳川家の庭園、「小石川後楽園」です。
しかし多くの人は後楽園=遊園地、或いは東京ドームと認識してるに違いない、若い頃の自分がそうでした。(恥)
比較的近くに住んでいながら、本家後楽園を一度も訪ねた事が無い…。




↑後楽橋下流側の眺め、後楽園ブリッジが目の前を塞ぐ形になります。


↑後楽橋上流側の眺め、ここにはゴミ処理船の船着き場が設けられてるとの事、目の前の船がそうなんだろうなと。

●下流から数えて14番目の橋…小石川橋 
橋名の由来は、昔この付近を流れていた、「小石川」と言う川からだそう。
今はもう在りませんが、一帯の地名として名が残されています。

 


↑小石川橋下流側の眺め、奥に架かるのは後楽橋と後楽園ブリッジ。
写真を見て、右へ折れ曲がる流れに気が付かれましたでしょうか?
ここは日本橋川への分流ポイント。
神田川より分岐した日本橋川は、日本橋・江戸橋等を通過し、永代橋付近で隅田川と合流します。
江戸時代は船便ルートに用いられ、周辺賑わったそうです。

⭐後楽橋~小石川橋間の立ち寄りスポット…日本橋川に架かる三崎橋

↑(上流向かい)小石川橋の左隣に架かるのが三崎橋。
日本橋川最上流に架かる橋…ここから日本橋川の流れがスタートするけど、今回はスルーさせて頂き、神田川に戻ります。


↑小石川橋上流側の眺め、写真を見て川の右側には、水道橋分水路の吐口。
ここから上流、暫く首都高速道の天井が続きます。


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