数分遅れたけどメリークリスマーース♪
今年も無事にクリスマスを祝えた奇跡に乾杯!
…ところで今更な質問になるけど、「クリスマス」って言葉の意味を貴方は御存知?
そう!「キリストのミサ」って意味よ!
信教の自由を重んじる現代では、他宗教を信じる人々に配慮すべきって考えから、「Merry Christmas(良いクリスマスを)」って挨拶文は使うべきじゃない、使うなら「Happy Holidays(良い休日を)」って運動がジワジワ広がりつつあるけど…「Happy Holidays(良い休日を)」だと他の休日も含まれてしまうから、メリー的にはイマイチしっくり来ないの。
「キリスト」とは「救い主」を意味する言葉で、イエスだけに限定されるわけじゃない。
「クリスマス」も辿ればキリスト教成立以前から在る行事。
人は誰でも心に救いを求めて神に祈る生き物よ、信教の自由を重んじるからこそ、メリーは「クリスマス」って言葉を大事に使いたいの――屁理屈に思われるかしら?
前置きはさて置いて、今夜取り上げる世界のクリスマス・スイーツは、オーストリアの「クグロフ」よ!
「クグロフ」はオーストリアの他、スイス、ドイツ、フランスのアルザス地方等、主に東欧や中欧で一般的に食べられてるスイーツ。
かなり昔から在った記録が残ってて、何処がルーツかは判明してないの。
作り方は各地域によって様々、唯一同じなのは「クグロフ型」を使って焼いてる点。
このクグロフ型、形は鐘に似ており芯は空洞、周りには捩じれ模様が入ってるという独特な金型で、誰が発明したかも定かでないらしいわ。
バターケーキみたいに焼く所も在るけど、オーストリアでは一般的にイースト菌が使われ、パンの様に弾力の有る生地に焼くらしいわ。
オーストリアのハプスブルク家からフランス王家に嫁いだマリー・アントワネットの大好物で、彼女が宮廷にクグロフを持ち込んだ事により貴族社会で流行した…なんて伝説が残ってるわ。
マリー・アントワネットに限らず、フランスの料理や菓子の文化は、他国から嫁いだ王女によって花開いたそうよ。
…「クグロフ」の話に戻るわね。
オーストリアでクリスマスにクグロフが食べられる理由は判ってないわ。
てゆーかオーストリアには、ドイツのシュトーレンやイタリアのパネットーネの様に、クリスマス限定のスイーツは特に無いの。
クグロフも「クリスマスに食べられる事が多い」ってだけ。
オーストリアではクグロフ型を置いてる家庭が多いから、家族が集まるクリスマスには自然と選ばれるのかも。
中欧オーストリアは近隣諸国から幾度も干渉を受けた国。
そこで歴代の王族は近隣の王族と政略結婚する事で国を護り、結果として様々な文化が入り交じる多民族国家が形成されたの。
そういう訳でクリスマスの風習も地域によってまちまち、ドイツにフランスにスイス…オスマントルコからの影響を感じるものまで有るわ。
クグロフ同様クリスマスに食べられるクッキー、オーストリアではドイツやベルギー同様、香辛料を効かせた物や、ジャムを挟んだ物等、色んなクッキーを用意するわ。
「ヴァニラ・キッフェルン」と呼ばれる三日月型のクッキーがクリスマスの定番らしいけど、この形はオスマン帝国から来たって説が有るの。
ちなみにオーストリアでは、サンタクロースではなく「クリスト・キント」と呼ばれる天使の様な存在が、プレゼントを持ってやって来るんですって。
クリスマスにクッキーが食べられる理由は「スペキュロス」回で散々語った事だし、今回は「クグロフ」のみ紹介させて貰うわね。
日本で「クグロフ」を提供する店は………いっぱい在り過ぎて挙げ切れないわ。(汗)
取敢えずはメリーお勧めの店を紹介!
本店は横浜元町に在るパウンドケーキ専門のパティスリー、「パブロフ」のクグロフ――あら?何だか語呂が良いわ。(笑)
メリーが訪ねたのは本店ではなく、銀座SIX地下2階に在る店の方だけど。
手前より時計回りで、白は杏風味、黄色はシトラス風味、ピンクはフランボワーズ風味、黒はアーモンド風味――プチサイズの割にお値段高いけど、細工が可愛いからプレゼントに選んだら喜ばれそう♪
日本ではクグロフってプチサイズな物が売られる事多いけど何故なのかしら?
食べた気がしない、もっと大きい物がいい~~!!って人は、栃木県那須の「ル・クグロフ」と言う店は如何?(フランス・アルザス地方の料理とスイーツが店のコンセプトだけど)
メリーは未だ行った事無いの、でも写真のスイーツが可愛くて惹かれるわv
オーストリア流に拘りたい人には、オーストリア国家公認日本人マイスターの店、「ツッカベッカライカヤヌマ」と言う店はどうかしら?
それじゃあ、ここで今夜のクリスマスソングを紹介!音楽の都オーストリアが世界に誇る、珠玉のクリスマスキャロル「Silent Night」の日本バージョン――「きよしこの夜」!
歌詞はこちらを参考にして歌ってちょうだい♪
元の作詞はヨゼフ・モール、作曲はフランツ・グルーバー。
多分、世界で最も知られてる賛美歌じゃないかしら?
また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪
救いの御子は♪
馬槽の中に♪
眠り給う♪
いとやすく♪
聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪
牧人達は♪
御子の御前に♪
額づきぬ♪
畏みて♪
聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪
恵みの御代の♪ 明日の光♪
輝けり♪ 朗らかに♪
…メリークリスマス、びょりです。
オーストリアは歴史的にドイツとの関わりが非常に濃く、ドイツのクリスマスパンとして有名な「シュトーレン」も食べるとの事
あとオーストリア人はとにかく生クリームが大好きで、ケーキや珈琲にまで載せる習慣が有るそうです。
そう聞いて思い起こすのはウインナー珈琲…ザッハトルテの場合、載せるんではなく、たっぷり添える感じで。
オーストリアのケーキは、生クリームと一緒に食べる事で完成するよう、敢えてパサパサのスポンジに仕上げてるそうな。
今年も無事にクリスマスを祝えた奇跡に乾杯!
…ところで今更な質問になるけど、「クリスマス」って言葉の意味を貴方は御存知?
そう!「キリストのミサ」って意味よ!
信教の自由を重んじる現代では、他宗教を信じる人々に配慮すべきって考えから、「Merry Christmas(良いクリスマスを)」って挨拶文は使うべきじゃない、使うなら「Happy Holidays(良い休日を)」って運動がジワジワ広がりつつあるけど…「Happy Holidays(良い休日を)」だと他の休日も含まれてしまうから、メリー的にはイマイチしっくり来ないの。
「キリスト」とは「救い主」を意味する言葉で、イエスだけに限定されるわけじゃない。
「クリスマス」も辿ればキリスト教成立以前から在る行事。
人は誰でも心に救いを求めて神に祈る生き物よ、信教の自由を重んじるからこそ、メリーは「クリスマス」って言葉を大事に使いたいの――屁理屈に思われるかしら?
前置きはさて置いて、今夜取り上げる世界のクリスマス・スイーツは、オーストリアの「クグロフ」よ!
「クグロフ」はオーストリアの他、スイス、ドイツ、フランスのアルザス地方等、主に東欧や中欧で一般的に食べられてるスイーツ。
かなり昔から在った記録が残ってて、何処がルーツかは判明してないの。
作り方は各地域によって様々、唯一同じなのは「クグロフ型」を使って焼いてる点。
このクグロフ型、形は鐘に似ており芯は空洞、周りには捩じれ模様が入ってるという独特な金型で、誰が発明したかも定かでないらしいわ。
バターケーキみたいに焼く所も在るけど、オーストリアでは一般的にイースト菌が使われ、パンの様に弾力の有る生地に焼くらしいわ。
オーストリアのハプスブルク家からフランス王家に嫁いだマリー・アントワネットの大好物で、彼女が宮廷にクグロフを持ち込んだ事により貴族社会で流行した…なんて伝説が残ってるわ。
マリー・アントワネットに限らず、フランスの料理や菓子の文化は、他国から嫁いだ王女によって花開いたそうよ。
…「クグロフ」の話に戻るわね。
オーストリアでクリスマスにクグロフが食べられる理由は判ってないわ。
てゆーかオーストリアには、ドイツのシュトーレンやイタリアのパネットーネの様に、クリスマス限定のスイーツは特に無いの。
クグロフも「クリスマスに食べられる事が多い」ってだけ。
オーストリアではクグロフ型を置いてる家庭が多いから、家族が集まるクリスマスには自然と選ばれるのかも。
中欧オーストリアは近隣諸国から幾度も干渉を受けた国。
そこで歴代の王族は近隣の王族と政略結婚する事で国を護り、結果として様々な文化が入り交じる多民族国家が形成されたの。
そういう訳でクリスマスの風習も地域によってまちまち、ドイツにフランスにスイス…オスマントルコからの影響を感じるものまで有るわ。
クグロフ同様クリスマスに食べられるクッキー、オーストリアではドイツやベルギー同様、香辛料を効かせた物や、ジャムを挟んだ物等、色んなクッキーを用意するわ。
「ヴァニラ・キッフェルン」と呼ばれる三日月型のクッキーがクリスマスの定番らしいけど、この形はオスマン帝国から来たって説が有るの。
ちなみにオーストリアでは、サンタクロースではなく「クリスト・キント」と呼ばれる天使の様な存在が、プレゼントを持ってやって来るんですって。
クリスマスにクッキーが食べられる理由は「スペキュロス」回で散々語った事だし、今回は「クグロフ」のみ紹介させて貰うわね。
日本で「クグロフ」を提供する店は………いっぱい在り過ぎて挙げ切れないわ。(汗)
取敢えずはメリーお勧めの店を紹介!
本店は横浜元町に在るパウンドケーキ専門のパティスリー、「パブロフ」のクグロフ――あら?何だか語呂が良いわ。(笑)
メリーが訪ねたのは本店ではなく、銀座SIX地下2階に在る店の方だけど。
手前より時計回りで、白は杏風味、黄色はシトラス風味、ピンクはフランボワーズ風味、黒はアーモンド風味――プチサイズの割にお値段高いけど、細工が可愛いからプレゼントに選んだら喜ばれそう♪
日本ではクグロフってプチサイズな物が売られる事多いけど何故なのかしら?
食べた気がしない、もっと大きい物がいい~~!!って人は、栃木県那須の「ル・クグロフ」と言う店は如何?(フランス・アルザス地方の料理とスイーツが店のコンセプトだけど)
メリーは未だ行った事無いの、でも写真のスイーツが可愛くて惹かれるわv
オーストリア流に拘りたい人には、オーストリア国家公認日本人マイスターの店、「ツッカベッカライカヤヌマ」と言う店はどうかしら?
それじゃあ、ここで今夜のクリスマスソングを紹介!音楽の都オーストリアが世界に誇る、珠玉のクリスマスキャロル「Silent Night」の日本バージョン――「きよしこの夜」!
歌詞はこちらを参考にして歌ってちょうだい♪
元の作詞はヨゼフ・モール、作曲はフランツ・グルーバー。
多分、世界で最も知られてる賛美歌じゃないかしら?
また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
【きよしこの夜】
聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪
救いの御子は♪
馬槽の中に♪
眠り給う♪
いとやすく♪
聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪
牧人達は♪
御子の御前に♪
額づきぬ♪
畏みて♪
聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪
恵みの御代の♪ 明日の光♪
輝けり♪ 朗らかに♪
…メリークリスマス、びょりです。
オーストリアは歴史的にドイツとの関わりが非常に濃く、ドイツのクリスマスパンとして有名な「シュトーレン」も食べるとの事
あとオーストリア人はとにかく生クリームが大好きで、ケーキや珈琲にまで載せる習慣が有るそうです。
そう聞いて思い起こすのはウインナー珈琲…ザッハトルテの場合、載せるんではなく、たっぷり添える感じで。
オーストリアのケーキは、生クリームと一緒に食べる事で完成するよう、敢えてパサパサのスポンジに仕上げてるそうな。