瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

山のホテルの魅力はツツジだけに非ず、その2

2020年06月28日 17時09分03秒 | 旅の覚書
少し間が空きましたが、2019年7/7~7/8箱根小田急山のホテルに泊まった際の旅記録の続きです。
前回「その1」はこちらより飛んでお読みください。

前日の7月7日は雨でしたが(折角の七夕なのに…)、翌日の7月8日の早朝は晴れました。
 

 
晴れた早朝の6時、部屋の窓から眺めた庭園。
芦ノ湖は蒼々と、富士山はくっきりと、物の形や色全てがクリアに観えました。
雨雲で白くぼんやり煙っていた昨日の風景が幻の様です。
庭の斜面を毬藻の様な緑の丸い物体が幾つも這い登ってくかの如く見えますが、このモコモコは花の見頃を終えて刈り整えられたツツジの株です。
専門用語で「玉造り」と呼ばれる刈り込み方との事、岩崎男爵が愛したツツジやシャクナゲを当時の姿のまま残そうと、山のホテルでは日々維持管理に努めているそう。
5月は宿泊客だけでなく一般客にも庭を開放し、満開のツツジやシャクナゲを観賞する園遊会が催されるのですが、今年はコロナの影響で残念ながら中止になりました。
山のホテルと言えば「ツツジ」が全国的に有名で、5月は宿泊率が最も高まる時期、中止はホテル側からすれば断腸の思いで決断したかと。
今年の春は見頃を迎えても大勢の人に観て貰えず刈り取られた花も在ったとか、育てた方の気持ちを考えると胸が詰まります。

朝食の時間には未だ早かったので、庭園に下りて散歩する事に致しました。
 

 
↑ホテルから庭園へ出て右を向けば、富士山が目前に迫ります。
夏の富士山は山頂部の雪が融けて見知らぬ黒山の様です。
庭園への出入口前に設けられた花壇に咲くホタルブクロが綺麗でした。
朝露に濡れて光ってる、ホタルブクロって7月初め頃に満開を迎えるんですね。
と或る作品の影響でホタルブクロに強い憧れを抱いてる自分、偶然見頃に訪れる事が出来て幸運でした。

スロープを下って早朝の庭巡り。
 

 

 

 

 

 

 
紫陽花は庭の最下段、芦ノ湖畔沿いに敷かれた小径に群生しています。
七色に咲く可憐な花、こちらも朝露を纏ってキラキラ輝いておりました。
秋~冬にかけては紅葉の小径に変身するスポットです。
夏に紅葉する樹も植えられてる様で…元箱根は涼しい気候のせいか、冬でも咲き残ってる紫陽花を見た事有ります。

紫陽花の小径を抜けてローズガーデンへ――
 

 
芝生が美しく整えられたローズガーデンは庭園内一開けた場所、芦ノ湖が見渡せる絶好のスポットです。
薔薇の見頃は正直終わってました…一輪ズーム写真ばかりなのは、それが理由です。(汗)
ローズガーデンで写真を撮ってた時までは、青空が広がってたんですけどねえ~。
7時近くになって急に薄雲が空を覆い始めました。

↑悲しいかな富士山も雲隠れです。
 
たった1時間の内に青空が曇るなんて…湖畔の天気は移ろい易い。

予約してた朝食時間が近付いたので、ホテルに戻って食堂に向かいました。
この日の朝食は2階の和食処「つつじの茶屋」で朝食膳を頂きました。
朝は何時も洋食を頂いてたのですが、毎回だと流石に飽きる、偶には和食にしようって事になりまして。
内容は季節のお浸し、八寸、本日の干物、温かい煮物、小鉢、お漬物、味噌汁、ご飯、又はお粥のセットです。
 

 
↑頂いたおかず具体的に紹介すると、写真奥左から右へ、昆布の佃煮、山椒縮緬じゃこ、蒲鉾、その前に隠れてタラコ、大根おろし添え出汁巻き卵、
前列へ移動して左から右に、餡かけ湯葉、ヒジキのお浸し、擬製豆腐に大根にほうれん草の煮物、
 
↑出汁餡付お粥、漬物、梅干し、味噌汁の具は三つ葉と焼き麩でした。
 
↑それから鯵の干物に、新鮮なサラダ。
 
↑更に追加で納豆(現在424円)と、パイナップルとルビーグレープフルーツに粉砂糖が付いたヨーグルト(現在605円)を注文致しました。

初めて和朝食を頼みましたが、単純に品数で比べると洋朝食より優ってるように感じました。
ここのホテルの場合、圧倒的に洋食の方が人気高く、私ら以外に和朝食選んだ方居なかった事も有り、落ち着いた雰囲気で食事出来たのも良かったです。
給仕役の方が付きっ切りで若干恥ずかしかったけど。(笑)
洋風の朝食も良いけど、今後泊まる事が有れば、和風の朝食も積極的に利用しようと思いました。


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