瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2019年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2019年12月22日 20時40分08秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は冬至、北半球では太陽の位置が1年で最も低くなり、最も日が短くなる日よ。
冬至はその年によって日付に若干ズレが起こるものだけど、今年は去年と一緒で12月22日。(日本での場合)
ちなみに来年は12月21日が冬至に当たるそうよ。
日本での冬至の習慣と言えば、柚子湯に入ったり南瓜を食べたりだけど、クリスマスの起源が冬至祭な事を思い起こせば、この日にクリスマスパーティーを開くのもグッドかもしれないわ。
都合の良い事に今年の12月22日は日曜日だし♪

前置きはこれくらいに留めて、今夜取り上げるクリスマス・スイーツは、ポルトガルの「パン・デ・ロー」!
日本で一時流行した半熟カステラを覚えているかしら?
あれと似た感じで、外側はフワフワしたスポンジだけど、中はしっとり半熟状のスイーツなの。
もっとも地方毎に焼き方が違ってて、中が半熟状でない物も在るみたい。
一説には日本のカステラのルーツとも云われてるわ。

安土桃山時代の頃、日本はポルトガルとの貿易を通じて、異国文化を取り入れてたの。
現在でも日本の調理法や菓子等にその名残が有るわ。
例えば天婦羅や金平糖のルーツはポルトガルに在る事、テレビのクイズ番組なんかで知った人は多いでしょうね。
そしてキリスト教…日本に最初に伝えたのはポルトガルだって、歴史の教科書で学んだでしょう?
記録に残る日本で最初のクリスマスは、1552年(1553年と記述してる書籍も有)に宣教師のコスメ・デ・トーレスが、山口県でキリスト教の信徒を集めて12月24日に行ったミサだって言うわ。
トーレスは日本でも有名な宣教師フランシスコ・ザビエルに心酔し、弟子入りした方よ。
そしてフランシスコ・ザビエルは、当時のポルトガル王ジョアン3世より派遣されて、遠い日本へ布教しにやって来た。
ザビエルもトーレスも出身はスペインだけど、日本へのクリスマス伝来にポルトガルは強く関わってるというわけ。(少し無理有るかしら?)
う~ん、鉄砲伝来に次ぐ重要な史実だわ!
山口県は「クリスマス伝来の地」ってPRして町興しのチャンスよ!!――え?既にしてる??

…話をパン・デ・ローに戻しましょ。(汗)
「パン・デ・ロー」はポルトガルの修道院で生まれ、教会へ献上していた伝統から、今でもキリスト教関連の行事に振る舞われる事が多いんですって。
クリスマスだけでなく3月に行われる復活祭や、北部では結婚式や洗礼式等でも食卓に上がる事が多いみたい。
ポルトガルでのクリスマスのポピュラーな祝い方は、家族や親戚が集まってのホームパーティー。
例えるなら日本の正月の情景の様に、ポルトガルの人はクリスマスを厳かに祝うそうなの。
そういう訳で、クリスマスは商店の多くが、お休みになるらしいわ。

日本の東京で「パン・デ・ロー」が買える店を1軒紹介するわね。
地下鉄千代田線代々木公園駅近くのポルトガル菓子店、「ナタ・デ・クリスチアノ」。
上で紹介した半熟タイプのパン・デ・ローにエッグタルトを通年販売してるわ。
クリスマスシーズンにはエッグタルトとパン・デ・ロー、それに同じくクリスマスの祝い菓子「ボーロ・レイ(王様のケーキ)」の3種セットが登場するの。
人気が高い店だから、事前に電話で予約するか、通販で買うのが無難よ。
 

 
メリーが頂いたパン・デ・ローはキャラメル味、少し焦げた上面が甘苦く、とっても美味しかったわv
外はふわっふわなのに、中はトロッとしてるのって不思議…カステラよりもスフレに似た食感だったわ。
剥がした紙に付いたスポンジまでフォークで刮げ取って食べたの…はしたないわね。(恥)
多少解り難い場所に在る店なので、初めて訪ねる人は地図確認必須よ。

じゃあ、ここで今夜のクリスマスソングを紹介――「もろびとこぞりて」♪
アイザック・ワッツが作詞し、ローウェル・メーソンが作曲した、クリスマスキャロルの傑作、「Joy to the World! the Lord is come」が元。
今年も日本版の歌詞を紹介するので、歌はこちらを参考にしてね!
また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【もろびとこぞりて】



諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪

この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め♪ 称えよ♪



…こんばんは、びょりです。
「ボーロ・レイ(王様のケーキ)」については来年のクリスマスに紹介予定…ってメリーさんが言ってました。(汗)
長崎平戸や佐賀辺り行くと、如何にもポルトガルやオランダから製法伝わったと思しき菓子が現在まで沢山残ってて興味深いです。
佐賀名物「丸ぼうろ」とか…興味有る方は「千鳥屋」等でお買い求めください。
長らく東京で営業してるから御存じない方居られるかもしれませんが、実は創業1630年の佐賀発老舗菓子店なのです。
ひよ子饅頭や文明堂カステラ等、早くに東京へ進出した為に、東京土産と誤認されてる九州の菓子って多い気がする。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年、クリスマスには歌を... | トップ | 2019年、クリスマスには歌を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。