瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2019年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2019年12月21日 17時55分39秒 | クリスマス
聞える、聞える、私を呼ぶクリスマスソングの調べ…
私の名前はミス・メリー!!――クリスマスの妖精よv
一年振りに会う貴方も、初めましての貴女も、一緒にクリスマスを楽しく歌ってお祝いしましょ♪
クリスマスに纏わる事ならメリーにおまかせ!今回のテーマは「世界のクリスマス・スイーツ」よ!!
…ここ数年は元のブログ主の趣味でオタクな方向に引き摺られてたから、原点回帰をしようって思ったの。
クリスマスに御馳走は欠かせない、中でも甘ーいスイーツには深い意味が篭められてる。
日本では生クリームとフルーツが載ったケーキが主流になってるけど、これは世界的に見て珍しい習慣だって知ってるかしら?
ケーキを食べないなら、他国ではクリスマスに何を食べるの?――その答えを十二夜かけて探って行きましょ!

探らなくてもネットが全盛の時代、ポンと一発検索すれば、求める解答が出て来る様になったわね。
それどころか日本に居ながら世界のスイーツを食べられるのよ、ワンダフル!
……ひょっとしてメリー、もうお呼びでない?
な~んてちょっとばっかし落ち込んだけど、折角だから日本の首都東京で、世界のクリスマススイーツがどれだけ頂けるか、足と金懸けて体験してみよーじゃないの!!
というわけで今回紹介するのはオーストラリアのクリスマス・スイーツ、「パヴロヴァ」!

南半球に在る国オーストラリアは、クリスマスを真夏に迎えるの。
したがってサンタクロースは橇に乗って来ない、水上バイクやサーフィン等に乗って、海からやって来るんですって!
メリー、以前にニュースで観た事有るわ。
トナカイもここには居ないから、代わりにカンガルーがサンタのお手伝いをするんですって。
常夏のクリスマス…北半球で暮らすメリーにはイメージし難いわ。

そんなオーストラリアで、クリスマスの時期、ポピュラーに食べられるスイーツが「パヴロヴァ」。
メレンゲをホールケーキのスポンジの如く大きく焼き、生クリームと果物をたっぷり載せた物よ。
デコレーションケーキみたいに華やか、それでいて土台はさっくり軽い味わいのメレンゲだから、スポンジケーキよりも低カロリーで乙女的に嬉しいわv
「パヴロヴァ」と言う名前の由来は、20世紀初めに世界各地で公演を行ったロシアの女性バレエダンサー、「アンナ・パヴロワ」。
1926年にオーストラリアで公演したアンナ・パヴロワは、滞在先のホテルで「美味しいデザートを出して」とオーダー、その時に提供された物が、後に彼女の名に因んで「パヴロヴァ」と呼ばれたそうよ。
広がって重なり合うメレンゲと生クリームは、バレリーナの舞台衣装であるチュチュを表してるのね。

――と・こ・ろ・が!!…この「パヴロヴァ」オーストラリア発祥説に、ニュージーランドが異を唱えたの!
「パヴロヴァ」発祥国はニュージーランドだって――オーストラリアで公演したのと同じ年に、ニュージーランドにもアンナ・パヴロワは来ていて、そこでホテルで提供されたスイーツに、「パヴロヴァ」の名が付けられたとの由来が残ってるんですって。
えええ~~~!?一体どっちが正解なの~~~!?
両国でパヴロヴァ元祖を主張し、長年争って来たけど、近年、ニュージーランドのゼラチンメーカーが1927年に発行した料理本に「パヴロヴァ」のレシピが載ってる事実が判明し、発祥国はニュージーランドで落着するかと思われた。
思われたんだけど……そのレシピには、「色付けしたゼリーを何層も重ねて固め、バレリーナのチュチュに似せたデザート」と書いてあったの…今に伝わる「パヴロヴァ」とは大分違う物に思えるでしょ?

更に2015年になって「アメリカとイギリスこそパヴロヴァの発祥国!!」と新説を唱える研究者が出現!
日本の苺大福や温泉饅頭の元祖騒動を思い起こさせる複雑な展開になって来たわ。(汗)
研究者によると、多数の料理本や菓子関連のニュースを調査した結果、1901年~1926年にかけ、今のパヴロヴァそっくりにメレンゲを使用したケーキのレシピが150以上見付かり、その殆どがアメリカ発祥だったらしいの。
調査の過程で、パヴロヴァ名が載ってる最古のレシピはニュージーランド発な事も判明したけど、現在の物とは似つかないベリーを使ったジェラートで、しかもアンナ・パヴロワが両国を訪れる15年前の1911年に出版されてるんですって。
だったら「アンナ・パヴロワの名に因んだ」ってエピソードは一体何処から出て来たのよ~~~??

確かなのは、オーストラリアにとっても、ニュージーランドにとっても、「パヴロヴァ」は特別なデザートで、それ故にクリスマスと言う特別な日に食卓を飾るって事。
2つの国ではクリスマスは真夏のイベント、当日は屋外で豪快にバーベキューパーティーをしたりと、「パヴロヴァ」以外でも似た祝い方をするみたい。

日本で「パヴロヴァ」を食べられる何軒かのお店の内、メリーが訪ねたのはオーストラリアのシドニー発レストラン「Bills銀座」。
日本ではパンケーキが人気のレストランだけど、メリーが敢えて注文したのは苺のパヴロヴァ!
パンケーキに負けず劣らずバエるでしょ?
さっくりと軽く真っ白なメレンゲの上に、甘酸っぱいクリームと苺がたっぷり載っててゴージャスv
仄かに酸っぱいサワークリームのお蔭で、見た目に反してしつこくなく食べられるの。
ピスタチオ等ナッツ類の食感も効いてる。
ハートが描かれたピッコロラテと一緒に、美味しく頂いたわv

 

 
大きな硝子窓から陽が射し込んで明るい店内が、如何にもオーストラリア発レストランの雰囲気ね♪

スイーツを紹介し終えた所でクリスマスソングの1曲目――「ジングル・ベル」を歌いましょうか?
元々は1857年にアメリカのジェームズ・ピアポント牧師が感謝祭の為に作った歌だけど、今や定番クリスマスソングとして知られる様になっちゃった。
去年に引き続いて今年も日本語版の歌詞を紹介――歌う時はこちらを参考にしてね。
それじゃあ今夜から十二夜、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【ジングル・ベル】




走れソリよ♪ 風のように♪ 雪の中を♪ 軽く早く♪
笑い声を♪ 雪に撒けば♪ 明るい光の花になるよ♪

ジングルベル♪ ジングルベル♪ 鈴が鳴る♪
鈴のリズムに光の輪が舞う♪

ジングルベル♪ ジングルベル♪ 鈴が鳴る♪
森に♪ 林に響きながら♪


走れソリよ♪ 丘の上は♪ 雪も白く♪ 風も白く♪
歌う声は♪ 飛んで行くよ♪ 輝き始めた星の空へ♪

ジングルベル♪ ジングルベル♪ 鈴が鳴る♪
鈴のリズムに光の輪が舞う♪

ジングルベル♪ ジングルベル♪ 鈴が鳴る♪
森に♪ 林に響きながら♪

森に♪ 林に響きながら♪



…こんばんは、びょりです。
今年のクリスマスも始まってしまったなって感じですな~。
初めて来た方は「ここのブロガーはイカれてしまったのか?」と思われるでしょうが、今夜から12回記事を書いてるのはクリスマスの妖怪ミス・メリーだと思って、生暖かく見守ってください。(汗)

さて、語られたパヴロヴァミステリーについてですが…私が考えるに記憶の摩り替えが起きたのではないかと。
偶々パヴロワさんの名前と似たスイーツが存在した事から、彼女に提供されたデザートのエピソードと、以前から在ったそのデザートが一体化。
更には英米から伝わったデザートが人気を集め、その調理法との摩り替えが起きたんではないかと…。
有名人のエピソードが記憶の改竄を容易に進めたと見るね。

日本で夏の風物詩的に語られる「冷やし中華始めました」なる宣伝文句、実際に調査したら過去に何処の店もそんな貼り出ししてなかったそうで…なのに大勢の人が店にそう貼り出された情景を懐かしむというミステリー。
人の記憶は簡単に改竄されるものだから、歴史が不確かになるのも致し方無い……って三流映画の様な曖昧オチで申し訳無い。(汗)

参考:Wikipedia等

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