はぁい♪ミス・メリーよ♪
皆、ハッピーなクリスマスを過ごしてる?
――え?「クリスマスは終わった」って?
日本ではクリスマス・イブの前夜祭で終わっちゃうイメージなクリスマスだけど、本当のクリスマスは12/25の真夜中から1/6に日付が替わるまでの十二夜を指すのよ!
そういう訳で、メリーのこのシリーズもまだまだ続くわv
今夜紹介するクリスマス・ポエムは、イギリスの伝承童謡「マザーグース」より、この一篇!
クリスマスがやって来る
ガチョウはみんな脂が乗ってる
どうか1ペニイ恵んでおくれ
この年寄の帽子の中に
もし1ペニイ持ってないなら
半ぺニイだって構わない
もし半ペニイも持ってないなら
あとは神様にお任せだ!
…クリスマスがモチーフなのに、何だかひもじくなる唄ね💦
これはクリスマスに家々を廻って物乞いする人のお決まり口上なの。
日本の言葉に例えると「門付(かどづけ)」、家々を廻って物乞いする人達が現れるのも、クリスマスによく見られる光景なの。
物乞いする際は、ひっくり返した帽子を前に突き出して、上の通りに口上を唱えるのね。
英国の文豪チャールズ・ディケンズ作「クリスマス・キャロル」の冒頭に、子供達が家々のドアを叩いてキャロルを合唱し、お恵みを頂こうとするシーンが出て来るでしょ?
「クリスマス・キャロル」のドケチな主人公スクルージは怒って追い払ったけど、ノブレス・オブリージュを弁えてる紳士淑女は口上を受けたら寄付するもの。
ノブレス・オブリージュはフランス語だけど、誇り高い英国貴族にしたって寄付をケチるのは家名の名折れなのよ。
産業革命後のイギリスでは中産階級も豊かな生活を送れる様になり、貧しくてクリスマスを祝えない人達への寄付を募る習慣が国民の間に根付いたの。
イギリスで12/26は「ボクシング・デー」と言って、クリスマスを祝う事の出来なかった貧しい人達の為に、町内や職場や学校で寄付金を集める箱が回る日なんですって。
それじゃあ5夜目のクリスマスソングを紹介しましょ――「God Rest You Merry, Gentlemen」よ♪
イギリスで古くから歌われてるクリスマスキャロルで、なんでも1650年代の匿名の写本に初期版が見付かったとか。
日本の教会では賛美歌第二編128番「世の人忘るな」、或いは聖歌128番の「たがいによろこび」のタイトルで知られているわ。
歌う時はこちらを参考にしてね♪
今夜の話はこれでおしまい、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
God rest you merry, gentlemen♪
Let nothing you dismay♪
Remember Christ our Savior♪
Was born on Christmas day♪
To save us all from Satan's pow'r♪
When we were gone astray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
From God our heavenly Father♪
A blessed angel came♪
And unto certain shepherds♪
Brought tidings of the same♪
How that in Bethlehem was born♪
The Son of God by name♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy ♪
The shepherds at those tidings♪
Rejoiced much in mind♪
And left their flocks a-feeding♪
In tempest, storm, and wind♪
And went to Bethlehem straightway♪
This blessed babe to find♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
But when to Bethlehem they came♪
Whereat this infant lay♪
They found him in a manger♪
Where oxen feed on hay♪
His mother Mary kneeling♪
Unto the Lord did pray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
Now to the Lord sing praises♪
All you within this place♪
And with true love and brotherhood♪
Each other now embrace♪
This holy tide of Christmas♪
All others doth deface♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
(日本語の世の人忘るな)
世の人忘るな クリスマスは♪
神の御子イェスの 人となりて♪
御救い賜える 良き日なるを♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
野に群れを守る 牧人らに♪
御使いは告げぬ 恐るな、聞け♪
この良き知らせを 世の民らよ♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
…こんばんは、びょりです。
マザーグースの詩の中に「ガチョウ」が出て来るのは、クリスマスの伝統である鳥の丸焼きを、イギリスではガチョウで作るからです。
アメリカで七面鳥を使うのは、ガチョウが無かったからと云われ、後に先住民との美談的エピソードに替えられたとか…。
写真は今年のハウステンボス、ホテルアムステルダム中庭のクリスマスデコレーション。
「おお、神よ!!」な雰囲気で撮ってみた。
皆、ハッピーなクリスマスを過ごしてる?
――え?「クリスマスは終わった」って?
日本ではクリスマス・イブの前夜祭で終わっちゃうイメージなクリスマスだけど、本当のクリスマスは12/25の真夜中から1/6に日付が替わるまでの十二夜を指すのよ!
そういう訳で、メリーのこのシリーズもまだまだ続くわv
今夜紹介するクリスマス・ポエムは、イギリスの伝承童謡「マザーグース」より、この一篇!
クリスマスがやって来る
ガチョウはみんな脂が乗ってる
どうか1ペニイ恵んでおくれ
この年寄の帽子の中に
もし1ペニイ持ってないなら
半ぺニイだって構わない
もし半ペニイも持ってないなら
あとは神様にお任せだ!
…クリスマスがモチーフなのに、何だかひもじくなる唄ね💦
これはクリスマスに家々を廻って物乞いする人のお決まり口上なの。
日本の言葉に例えると「門付(かどづけ)」、家々を廻って物乞いする人達が現れるのも、クリスマスによく見られる光景なの。
物乞いする際は、ひっくり返した帽子を前に突き出して、上の通りに口上を唱えるのね。
英国の文豪チャールズ・ディケンズ作「クリスマス・キャロル」の冒頭に、子供達が家々のドアを叩いてキャロルを合唱し、お恵みを頂こうとするシーンが出て来るでしょ?
「クリスマス・キャロル」のドケチな主人公スクルージは怒って追い払ったけど、ノブレス・オブリージュを弁えてる紳士淑女は口上を受けたら寄付するもの。
ノブレス・オブリージュはフランス語だけど、誇り高い英国貴族にしたって寄付をケチるのは家名の名折れなのよ。
産業革命後のイギリスでは中産階級も豊かな生活を送れる様になり、貧しくてクリスマスを祝えない人達への寄付を募る習慣が国民の間に根付いたの。
イギリスで12/26は「ボクシング・デー」と言って、クリスマスを祝う事の出来なかった貧しい人達の為に、町内や職場や学校で寄付金を集める箱が回る日なんですって。
それじゃあ5夜目のクリスマスソングを紹介しましょ――「God Rest You Merry, Gentlemen」よ♪
イギリスで古くから歌われてるクリスマスキャロルで、なんでも1650年代の匿名の写本に初期版が見付かったとか。
日本の教会では賛美歌第二編128番「世の人忘るな」、或いは聖歌128番の「たがいによろこび」のタイトルで知られているわ。
歌う時はこちらを参考にしてね♪
今夜の話はこれでおしまい、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
【God Rest You Merry, Gentlemen(世の人忘るな)】
God rest you merry, gentlemen♪
Let nothing you dismay♪
Remember Christ our Savior♪
Was born on Christmas day♪
To save us all from Satan's pow'r♪
When we were gone astray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
From God our heavenly Father♪
A blessed angel came♪
And unto certain shepherds♪
Brought tidings of the same♪
How that in Bethlehem was born♪
The Son of God by name♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy ♪
The shepherds at those tidings♪
Rejoiced much in mind♪
And left their flocks a-feeding♪
In tempest, storm, and wind♪
And went to Bethlehem straightway♪
This blessed babe to find♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
But when to Bethlehem they came♪
Whereat this infant lay♪
They found him in a manger♪
Where oxen feed on hay♪
His mother Mary kneeling♪
Unto the Lord did pray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
Now to the Lord sing praises♪
All you within this place♪
And with true love and brotherhood♪
Each other now embrace♪
This holy tide of Christmas♪
All others doth deface♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
(日本語の世の人忘るな)
世の人忘るな クリスマスは♪
神の御子イェスの 人となりて♪
御救い賜える 良き日なるを♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
野に群れを守る 牧人らに♪
御使いは告げぬ 恐るな、聞け♪
この良き知らせを 世の民らよ♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
…こんばんは、びょりです。
マザーグースの詩の中に「ガチョウ」が出て来るのは、クリスマスの伝統である鳥の丸焼きを、イギリスではガチョウで作るからです。
アメリカで七面鳥を使うのは、ガチョウが無かったからと云われ、後に先住民との美談的エピソードに替えられたとか…。
写真は今年のハウステンボス、ホテルアムステルダム中庭のクリスマスデコレーション。
「おお、神よ!!」な雰囲気で撮ってみた。