瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2015年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2015年12月28日 17時49分44秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年もいよいよ終り、皆、大掃除は進んでる?
明日29日は「二重苦」に繋がると言って、日本では全ての労働をストップするんでしょ?
残るチャンスは今日と30日だけ、気合いを入れて頑張りましょ!メリーも頑張る!
さて、「日本のテレビアニメの中のクリスマス・エピソード」、第8回の今夜は「魔法の天使クリィミーマミ」の、第25回「波乱!歌謡祭の夜」と第26回「バイバイ・ミラクル」よ!

スタジオぴえろ初制作の魔女っ子アニメ、「魔法の天使クリィミーマミ」は、前年ブームを呼んだ「ミンキーモモ」の後を継ぐ様に、1983年7月1日~1984年6月29日まで、日本テレビ系列で全52回放送。
メルヘン調のミンキーモモと違い、放送していた時代背景を取り入れ、日常性を重視する演出でもって、新たな魔女っ子像を確立したの。
架空の都市くりみヶ丘に住む10歳の少女「森沢優」が、フェザー・スターの住人ピノピノから1年間限定の魔法を貰い、16歳位のスーパー美少女「クリィミーマミ」に変身!
芸能プロダクションのパルテノンプロ社長「立花慎悟」にスカウトされるや、忽ち人気アイドルになるけど、優が片思いしている幼馴染みで近所に住む中学生「大伴俊夫」が、正体は彼女と知らずに、マミの大ファンになってしまうの。
優の事そっちのけでマミに夢中の俊夫に、彼女としては気持ち複雑だけど、正体をバラす事は禁物、それをしたら二度と魔法が使えなくなるんですって!
普通の小学生「優」と人気アイドル「マミ」、秘密の二重生活を送るヒロインの苦労と苦悩は尽きなくて――
実際のアイドルの卵をヒロイン役にあてて、プロモーションを狙った手法も、斬新との評判を呼んだわ(「超時空要塞マクロス」と言う先例は有ったけど)。

で、こっからは第25回「波乱!歌謡祭の夜」のお話――師も走る12月、クリスマス・イブに公開放送される芸能界最大のイベント「NPB歌謡祭」を前に、マミのスケジュールは毎日分刻み、そのせいで優は自分の家のクレープ屋の仕事も手伝えないでいた。
俊夫と(その親友みどりと)会う約束もつい忘れて、彼から理由を問われるけど、歯切れの悪い答えを誤解された末、「優よりマミの方が良い」との暴言を吐かれた彼女は、泣いて怒って喧嘩別れをしてしまう。
後で冷静になり、仲直りをしたいと思ったものの、その暇も無いまま迎えたNPB歌謡祭の日。
開演数分前に控え室に入った優は、何時も通りマミに変身――その現場を俊夫に見られてしまう!
マミの正体が優である事を知り驚く俊夫、人に見られた事で魔法のステッキは石化し、使えなくなってしまった。
優(マミ)はショックを受けている俊夫に、「皆(ファン)が待ってるから」と言って、開演間近のステージへと走り去る――正に波乱!先が気になって仕方ない引きでしょ?

続いてこっからは後半、第26回「バイバイ・ミラクル」のお話――NPB歌謡祭のプログラムは着々と進んで、マミの歌う番がやって来る。
拍手に送られ華やかなステージへ上り、デビュー曲「デリケートに好きして」を歌うマミ(優)を、客席に座る俊夫がじっと見詰めていた。
ステッキが石化して、優にはもう、魔法を使う事は出来ない。
俊夫に見られた記憶が頭に蘇ったマミ(優)は、途中で声が出なくなってしまうけど、彼女を助けにやって来た精霊達の力を借りて、何とか歌い切る。
全プログラム終了後の結果発表で、マミは新人賞を逃したものの、審査員特別新人賞に選ばれた。(余談だけど同じ芸能プロ所属のライバル歌手「綾瀬めぐみ」は、ゴールデン・アイドル賞に選ばれたわ)
NPB歌謡祭閉幕後ファンもスターも他関係者も解散し帰路に着く中、戻る場所の無いマミ(優)はあてどなくクリスマスの街をさまよい、気付くと以前迷子になった時、俊夫に迎えに来て貰った公園に居た。
するとそこには俊夫の姿が――彼も優同様に、あの日の事を覚えていたのだ。
「誰にも正体を言ったりしないから、一緒に家へ帰ろう」と、優しく説得する俊夫に、マミ(優)は「正体を人(俊夫)に見られた事で、優に戻れなくなったから、家に帰れない」と言って泣いた。
それを聞いた俊夫は自分が見た事を悔やむが、マミ(優)は「優より、大好きなマミで居る方が、俊夫は嬉しいでしょ?」と皮肉っぽく笑い、別れようとしたその時――優のお目付け役のチビ白猫(本当は猫じゃないけど)ポジとネガが飛ばしたSOSを受けて、フェザー・スターの方舟が雪降る夜空を割って現れた。
上空に浮かぶ方舟に吸い込まれ、ピノピノと面会するマミ(優)と俊夫。
ピノピノは優が魔法を使う姿を見た事で、俊夫が彼女の力を吸い取ってしまったと解説し(この辺良く解らない理屈ね)、それを清算する為に彼の願いを1つだけ叶えてあげると言った。
ピノピノの言葉を聞いた俊夫は迷い無く、「マミを優に戻して欲しい」とお願いし、優は元の姿の自分に戻る事が出来た――

――胸がキュンと来る良いお話よね~v
俊夫はマミに二度と会えなくなるのを承知で、優が元に戻る方を選んだの、マミより優の方が大事だって気付いたのよ!
え?でもまだ半分しか放送終えてないのに、マミが居なくなって後をどうするのかって?
ノー・プロブレム♪次回で優は再び魔法を手に入れて、マミに変身出来る様になるから安心して!
この25回、26回のエピソードは、物語全体のターニング・ポイントになっていて、最終回に向かって重要な伏線になるの。
実にグッドな物語構成にメリー感服しちゃう!

それじゃあここで8曲目のクリスマス・ソング――ユーミンこと松任谷由実が歌う「恋人がサンタクロース」!
作詞・作曲共にユーミンが手掛けた、今や定番クリスマス・ソングなこの歌は、1987年11月21日に公開された邦画、「私をスキーに連れてって」の劇中歌だった事で広く知られたの。
主演の原田知世ちゃんは当時の大人気アイドル、映画の影響でスキーブームが起こり、各地にスキー場がオープンする切っ掛けにになったんですって。



【恋人がサンタクロース】




昔隣のお洒落なお姉ーさんは♪
クリスマスの日私に言ぃった♪
今夜ー♪ 8時ーになればー♪
サーンターが家にー♪ やぁって来ーるー♪

違うよそれは絵本だけのおー話♪
そういう私にウィンクしてー♪
でもねー♪ おーとなーになれば♪
あーなたーも解るー♪ そーのー内ーにー♪

恋人がサンタクロース♪
本当はサンタクロース♪
つーむーじ風ー追ーいー越しぃーてぇー♪

恋人がサンタクロース♪
背の高いサンタクロース♪
ゆーきーのー街ーからぁ来たぁー♪

あれから幾つ冬が巡り来ーたでしょう♪
今も彼女を思い出すけーどー♪
或る日ー♪ 遠い街へとー♪
サーンタが連れてぇ♪ 行ぃったきーりー♪


そうよー♪ 明日になればー♪
私もきぃっとー♪ わーかーるはーずー♪

恋人がサンタクロース♪
本当はサンタクロース♪
プーレーゼントーをー抱えーてぇー♪

恋人がサンタクロース♪
寒そうにサンタクロース♪
ゆーきーのー街ーからぁ来るぅー♪

恋人がサンタクロース♪
本当はサンタクロース♪
つーむーじ風ー追ーいー越しぃーてぇー♪

恋人がサンタクロース♪
背の高いサンタクロース♪
わーたーしのーうーちにー来るぅー♪



…こんばんは、びょりです。
最終回に向けて全てが集約してく、クリィミーマミは本当に良く出来た作品でした。
ちなみに第26回で一旦〆た理由は、元は全26回迄の予定だったからだそうで、人気が有ったため続行が決まったとの説有。
第25、26回は演出もさる事ながら、美術背景が特に美しい。
高層ビルが建ち並ぶ街に、仄明るい雪が降る幻想的な光景、都会の美しさが良く描けてるなと。
毎度歌はこちらを参考にされてください。
恋人がサンタの格好でプレゼント抱えて家までやって来る、如何にもバブル期の歌って感じだ。(笑)
写真は東京丸の内大通りに出ていたクリスマス露店と、その横に座ってたリアルなサンタの像。
コメント (2)
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