瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

自分の耳には『ボボロ』と聞える。

2006年07月29日 13時47分46秒 | 漫画&アニメ
「お化け屋敷に住むのが、お父さんの子供の頃からの夢だったんだ。」


俺も同じ夢追ってたよ、お父さん。(笑)


唐突で済みませんが、今日は企画休んでトトロ話。
だって昨夜トトロ観ちゃったんだもん、しょうがないじゃん。(←居直り)


好きなんだよ『となりのトトロ』。
いいかげん30回以上観てるけど観ちゃうんだよトトロ。
特に小トロが好きなんだよトトロ。
あの餅みたいな体が美味しそうなんだよトトロ。
でも中トロも好きなんだよトトロ。
大トロも可愛いよねトトロ。
何だか鮨の話してる気分になって来たよトトロ。
トトロトトロとなりのトトロ。
何時かは貴方の住む街へ行くかもしれませんってそれはルンルン。


子供の頃御近所さんと共に、田舎の貸し別荘行った事有るんですが。
それが『べっそう』言うよりどうにも『ぶっそう』って言いたくなる様なボロ屋敷でして。
崖の近くに建ってて電気ガス水道全く通って無し。
しょうがないから火を熾して釜で飯炊いて。
風呂も薪焚いて沸して入って。
水は庭に有った井戸水使って。
夜は電気無いから早々と眠り。
けど星が降る様で、見詰ていると吸込まれそうで。
子供だったからお気楽に遊んでただけで、楽しかった思い出しか残ってないけど。
親達は散々だったらしい。
サバイバルライフ大好きだった爺ちゃんが、蜂の子取って来て炒めて、自分等に食え食えと頻りに勧めておった。
バターみたいな味わいで滋養が取れて良いぞうとか言って……しかし流石に食う勇気は無かった。
後日談として聞いた事にゃ、この物騒な別荘に宿泊予約入れたのは、爺ちゃんだったらしい。
2泊した後、台風の影響で雨が激しく降る中、車乗ってほうほうの体で帰った。
2日後…此処等付近で大規模な土砂崩れが発生したっつうニュースを聞いた。
何だかとってもギリギリだったらしい。(笑)


都会っ子故、田舎の生活に憧れる。
こう言うと田舎を舐めんじゃねェと怒られそうだが。
学校が長く休みになると、自分の田舎の奥秩父に遊びに行くのが楽しみだった。
当時田舎の家の裏手は採石場で、大小様々な形した石がゴロゴロ転がっとった。
花崗岩とか見付けたよ。
採石場の横には小川が流れてて、傍で花火したり焚火したり。
近くに何故か窓辺に何時も銀杏の種が落ちてる家が在ってね。
そこから取って来ては、火で炙って皆して食べた。
今考えるとあれ、落ちてたんじゃなく、天日に干す為置いてあったんだろうな~……泥棒して御免なさい。(汗)


水の張った田んぼは綺麗、まるで鏡の様に空を映してる。
雨が降ると蛙が煩いくらい鳴いていた。

空家探険したり、鍾乳洞探険したり、蟻の巣暴いて蟻に噛み付かれたり、報復としてアリジゴクに蟻落したり、けど可哀想だから掴まる寸でで助けたり(←なら最初からすんなよ)、ザリガニ捕りしたり、地蜘蛛探しに縁の下潜ったり……思い出しても幸せな時間だったと思う。


……なんてね。
そうじゃなくって、本当は子供の頃だって嫌で辛い事沢山有った。
思い出は何時だって美しい。
悪い記憶は意識して思い出さないだけ。(笑)


トトロには昔の日本の「良かった」って部分しか映ってない。
昔暮しの辛い部分は全く排除して作られている。
この映画の後、同じジブリ作品の『思ひ出ぽろぽろ』観ると…自分の田舎への甘い幻想を衝かれる様で痛く感じたり。


けどやっぱり私はこの作品が好きだなぁ。(勿論『思ひ出ぽろぽろ』も大好きです…ジブリ作品全体から選ぶなら、トトロ以上に好きだったり)
冷静に考えると『私の夏休み日記』なんですけどね。(笑)
良いんでないかい?
足を止めて、美しい思い出に浸る時が有っても。


この映画で自分が最も好きなシーン。

雨の中のお稲荷さん。

…雨中のお稲荷さんって、確かに迫力有って恐いんですよ。
見詰てるとぞわぞわぞわ~と、鳥肌立つものが有ったりする。
そんな神秘的な雰囲気が、絵に良く出ているよな~とね。


この映画で自分が最も好きなキャラ。

お婆ちゃん。

声優さんの演技の巧さが、キャラを立たせてる大きな要因かと。
「いやいやいや~!!」って迫る場面…如何にも昔のお婆ちゃんっぽい!


巧いと言えば、メイちゃん役の『坂本千夏氏』!

実に子供らしい泣き方で素晴しい。
キャッツアイで3人姉妹の末っ娘役演じてた方ですが…子供役やらせたら、彼女以上に巧い方はそうそう居ない。
声優さんの演技も、アニメを名作とする重要な要素じゃないかとね。(←言外に何かを含んでいる)
コメント (2)
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