kotoba日記                     小久保圭介

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黒い靴

2009年10月05日 | 生活
オジが銀杏を拾ってきたらしく、
今朝、コンビニの袋にいれたそれを、
道路に打ち付けていました。
水を入れて、砕くと、
殻が割れるということです。
殻はこなごなになって、
中身の銀杏を見せてくれました。

今日は背広を着たたくさんの人が、
西に向かって歩いていきました。
あるところで立ち止まって、
あるものを見ていました。
みんな黒い靴を履いていました。
黒い靴の数だけ、
裸足があるはずでした。
裸足で歩くことができたなら、
きっと気持ち良いだろうな、
と思います。

靴を履く国と、
そうでない国。
確か、今年の国際女子マラソンで、
日本に来たあるランナーについて、
「いつもは裸足で走っています」、
とテレビのアナウンサーが実況で言っていました。
靴を買うお金がない国のランナーです。
それで、
日本に来て、
靴をもらったそうです。
そのランナーは、
靴を履いて走りました。
確か、上位で完走したような覚えがありますけれど、
覚えていません。
ただ、覚えているのは、
靴を履いても、裸足でも、
そのランナーの走りは、
いつも通り、
力強い、という印象だったことです。

「光の素足」、
という題の、
宮沢賢治の作品があります。
ラストシーンで、
仏さまの素足だけ見える、
そんなお話でした。



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