kotoba日記                     小久保圭介

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秋の音楽

2013年08月25日 | 音楽


写真は、近所の川です。

今日は、
体もシンドイし、
迷ったけれど、
音楽を聴きに出かけました。
「空色曲玉」という、
以前、酒蔵だったそうな、
お店でのライブ、
麦畑さん、すぎのさん、
メインの、
松倉如子と渡辺勝のライブです。

久しぶりにライブを見るので、
どうやって見たら良いのか、
判らなくて、
とにかく、
ちゃんと聴こう、
と思いました。

鳥が飛んでいる絵が入ったギター、
歌は、
カーテンが揺れているような感じ、
赤三つ(?)
「ひっつき」という歌詞の一部、
怒りの歌、
それから、
コオロギが鳴いている音と、
演奏が、
同時に聞こえてきたので、
たいしたもんだと思いました。

ボールペンがへぼいものだから、
すぐに書けなくなってしまい、
演奏イメージメモが、
取れなかったのが、
残念でした。

けれど、
アンコールでやった、
高田渡の歌「生活の柄」は、
素敵でした。
渡辺勝さんのピアノの高音が響く、
その音を聴いて、
「生活の柄」が、
こんなに美しく聴こえたのは、
初めてです。
質が高い演奏と、
歌を聴いて、
ああ、こういうのが、
文化っていうんだろうな、
と思いました。
言葉を持っている音、
言葉を想像させる音楽や歌が、
聞こえてきました。
音楽を聴いていて、
言葉があるなあ、
と思えることは、
とてもラッキーなことです。
「文化」の語源は知りませんけれど、
文(言葉)と化す、
というふうに、
思えました。

空色曲玉の、
ステージには、
赤、青の、
二枚の小さな絵が飾ってあります。
それが、とても素敵です。

自己模倣せず、
常に変わってゆく姿勢も、
素敵でした。
アンコールで、
知人を通して、
僕が好きな歌「パンパラハラッパ」を、
演奏してくれました。
それは最近、
演奏していないようで、
CDで聴くのとは違う、
それにとらわれない、
笛での演奏、
それも途中まで、
という未完性ではあったものの、
常に、
移ってゆく、
家だけを残して、
引っ越してゆく、
または旅は終わらず、
の、
行き道の、
素敵、
松倉如子、渡辺勝のコンビの、
強さ、音楽としての強さに、
感動しました。

それは松倉如子の、
パフォーマンスにも見て取れる、
自由さ、
それだったのです。
その自由さ、
を、
抜群なセンスでもって、
演奏する渡辺勝さん。
エミグランドという、
フリーミュージックの演奏を、
以前、聴いた時、
その音楽性の高さには、
圧巻されましたし、
そのボス、
渡辺勝さんと、
童謡を彷彿とさせてしまう、
松倉如子さんの、
出会いは、
凄いものだと思いました。

けれど、
あの、
空色曲玉のステージの、
裏、外から、
聞こえていた、
コオロギの音。
その秋の音楽。
それに勝るものは、
ないかもしれません。
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