kotoba日記                     小久保圭介

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森山開次

2008年02月22日 | 生活
オジはお金を本当によく拾います。
そういう運命の人なんだろうと思います。
何度も、警察にオジは届けに行きます。
今日もまた100円拾ったそうです。
もっと高額な現金を、
オジの話の中で、何度も聞いていて、
「わしにもわからん」
とオジはその運命について、
ひとりごちます。

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中日新聞で、けさのことば、
という岡井隆さんの言葉の紹介コーナーがあります。
今日はこんな言葉です。

「孤独とは、気がとおくなるほど遠い涯てにむかってひたすら歩むこと。」
(最初の「とおく」は漢字です)
   ---『三つの言葉』宇佐見英治

日常使われる孤独という言葉のイメージとは違う、
もっと全身で前進する力にみなぎっているような、
そんなイメージです。
著者は、「召し捕られるまで歩く」と、
言っている、とのこと。

かっこええねえ、めちゃ。
ほれぼれするわい。

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今日、黄色い服の娘さんから、
チョコを頂いた。
もうすんげえびっくりした。
オジと二人分。
なんでも、バレンタインデイの時、
わいらが見あたらなかったらしい、
で、本日、と。
まあ、思いも寄らぬことだったので、
本当にうれしい気分になりました。ありがとうね。

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今日はあたたかい日で、
人がたくさん、道を歩いていました。
虫もそろそろ出てくるかな、
とあまり突然多くの人が道を歩き出したので、
虫のように思えて、
人も虫も、温かさが好きです。
ただ、人は寒くなったら暖房がある家に帰ることができますけれど、
虫は一度出たら、そう簡単に土に戻ることはできないので、
慎重に、気温が安定するまで、まだ、
土の中にいます。ひっそり。

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夜、録画しておいた、
森山開次(ダンサー)と、
川上未映子(作家)との、
コラボレーションを見ました。
「わたしはゴッホにゆうたりたい」
を川上は朗読し、
森山が、川上のまわりで踊りました。
たぶん、森山は、ゴッホの作品をイメージして、
踊っていたように思います。
川上の朗読が、森山によって、活きてくるのが、
よく判りました。
森山開次は、「踊りが一番自分を表現できる。
言葉では、とてもしどろもどろです」
と言っていました。
しゃべっている時は、あまりおもしろくなかったのに、
ダンスの映像になると、
圧涛Iに、森山のダンスに、言葉が凄くたくさんあると思いました。
ダンサーでも、言葉を持っていない人もいる中で、
ああ、このダンサーは、言葉の人だ、
と思いました。
森山開次のダンスに、
僕は言葉を感じたのです。
言葉を発生させる何か、
というか。
それをたぶん、詩というのじゃないかしら。

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