kotoba日記                     小久保圭介

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柵と風船

2012年07月14日 | 生活
毎週金曜日になると、
今日のデモは、
何万人ぐらいの人が集まったのかな、
と思います。
翌日になると、
発表があって、
昨日、
7月13日は、
2万人~15万人、
という発表です。
こんな大差の、
人数発表も、
官邸前デモの、
常と、
なってきました。
どちらが本当なのかは、
判りません。
2万人と言いたい人たちと、
15万人と言いたい人たちが、
います。
ニーチェは、
「真実はない、解釈だけがある」
と言ったので、
僕の解釈は、
15万人です。


今回は、
歩道から車道に、
人々が出ないように、
柵が設けられたことと、
白い風船を手にした、
たくさんの人たちが、
動画に映っていました。
他の動画を観てみると、
田中康夫が、
白い風船を渡して歩く姿が、
ありました。

官邸前に来ている、
福島市の人のインタビューで、
「二度と事故なんか起こしてほしくないから」
「福島みたいな場所を二度とつくってほしくないから」
という言葉が、
当然ですけれど、
強い実感があって、
この言葉から、
全部、
始まっているんだ、
この言葉が、
原点だ、
ということを、
改めて、
思い知らされました。
うっかりすると、
お祭り騒ぎに、
隠れてしまいます。

ならば、
僕の実感とは何か。
福島在住の詩人、
和合亮一の詩と、
同じぐらいの、
力を持つ言葉とは、
どんなものか、
と、
考えます。
それはたとえば、
川上弘美著「神様2012」のような、
未来を見通す作品、
今日の被爆量、
今日までの総被爆量を、
一日の終わりに、
計測する日常や、
子供の姿が消える、
といった、
予見能力も、
その一つでしょう。

いずれ原発病が多発します。
そうなって初めて、
全国の発電所は、
再停止となるのかも知れません。


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