kotoba日記                     小久保圭介

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銀杏拾い

2009年10月08日 | 生活
今日は台風のため、
労働が休みになりました。
昨夜、地域ピンャCントでの、
風速を調べたら、
たいしたことないな、
と思って、
ベランダのものは、
大きなサボテンなど、
唐黷トしまいそうなものだけ、
屋内に入れ、寝ました。

今朝、起きて、
カーテンを開けると、
もの凄い雨と風で、
シャワーが街全部に、
降り注いでいるようでした。
これが大型の台風の景なのか、
とよく見ていました。
ベランダを見ると、
立てかけてあった網戸が、
鉢植えの上に唐黷トいて、
まずいな、と思いました。
でも、猛烈な風圧で、
窓を開けるのも、一苦労。
今、網戸を持って中に入れると、
あおられて、かえって危ないと思い、
しばらくそのままにしておきました。
時を測り、
猛烈な風がやんだ瞬間、
網戸を屋内に入れました。
すぐに突風が来て、
本当に危なかったです。
テレビで台風状況を見ていると、
縦字のテロップで、
「唐黷ス木が道をふさぐ」
と出ました。
小説のタイトルのようで、
大きな物語ができそうな、
そんなテロップでした。

台風が名古屋を過ぎ、
太陽が照ってくる前に、
洗濯をして、
部屋の片づけをしました。

村上春樹著「ねじまき鳥のクロニクル」を、
読み始めました。
出た時に、読んでいるはずですけれど、
いつものように、
内容をほとんど覚えていません。
だから、初めてみたいで新鮮です。
もの凄く長い小説を読みたいと思っていて、
もの凄く長い小説を選びました。
今日はノーベル文学賞の発表日。
村上春樹が受賞すれば、
すごくうれしいです。
何とかとってくれるように、
願鰍ッのように、
最近、村上春樹を読んでいます。
ずっと、デビューから、
読んできた作家ですし、
大江健三郎風に言えば、
僕にとって村上春樹は、
「人生の親戚」のような人の一人ですから。

夕方、用事で自転車で出かけると、
公園の脇で、
銀杏を拾っている人達がいました。
どうしようかな、
と思って、
自転車を漕ぎ、
結局は、
Uターンをして、
僕も銀杏を拾いに参加しました。
「素手だと手が臭くなるよ」
と銀杏を拾っていた人が言いました。
「どれが食べられるのですか」
と訊くと、
「落ちているものは、全部だよ」
と銀杏拾いは言いました。
「こんなにたくさん落ちているのは初めてだ」
と銀杏拾いは言いました。
僕を入れて、4人は、
せっせと銀杏を袋に入れました。
僕は持っていた小さな布袋の中身を、
自転車の前籠に全部入れて、
小さな布袋に、
銀杏をたくさん入れました。
先日、労働場で、
オジが銀杏を見せてくれなかったら、
僕は銀杏拾い達を、そのまま、
通り過ぎていて、戻らなかったことでしょう。
ささやかな出来事は、
のちに影響を与える好例です。
僕は初めて、
銀杏を拾ったのでした。
台風一過の、
小さな幸せです。


帰り道、
今度はサツマイモを掘ってみたいと思いました。
小さな時、
サツマイモを学校の行事で、
みんなで掘りにいった覚えがあり、
最近、もう一度、
サツマイモを掘りたい気持ちが、
あるのです。
きっと今でも、
とても楽しいような気がします。
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