kotoba日記                     小久保圭介

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異能

2008年10月22日 | 文学
中上健次と谷川雁との対談、読了。
同じく、阿部謹也との対談「中世ヨーロッパ・被差別民・熊野」読了。
阿部謹也さんとの対談の中で、
新宿に住んでいる中上に、
「風に乗って熊野というか、お生まれになった新宮の声も、
聞こえるんじゃないでしょうか?」
という質問に、
「はっきり聞こえる気がします」
と答えています。
対談の中に、異なった能、異能、異能者という言葉が出てきますけど、
中上は、異能でもって、熊野の声を聞くことが可能だったのでしょう。
それは、うまく言えないのですけど、
当たり前のことだろうと僕は漠然と思うのです。納得するというか。
それと、
中上に、「熊野というのは何だ?」と質問されると、
こんな言い方をする、
「熊野は地図の上にはない」、と。
全部を引用すると大変なのでやめますけど、
この対談集は、半分ぐらい判って、半分ぐらい判らないのですけど、
何か凄いことが書いてある気がして、手放せません。
でも、かなり遅読で、毎日、数ページしか読めません。

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曇り空です。
今日も、昨日に続き、
びっくりするような幸運に恵まれました。
二日連続だと、ちょっと恐くなるほどの運です。
こんなこともあるんだなー、と。


街角付近を、
一匹のカラスが歩いています。
人を浮ェらず、
至近距離でぶらぶらしているカラスを、
行く人々も不思議そうに見ていきます。
僕らは毎日、そのカラスを見ているので、
あまり最初の不思議な感じはなくなってきましたけど、
写真を撮ろうとすると、うまくいきません。
それにしても、
カラスって、大きいです。
鳩より一回り大きく、
羽根は黒光りの中に、ブルーが混じっています。
かなり、かわいい。
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