kotoba日記                     小久保圭介

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2018年10月02日 | 生活
今日は弁当を持参
思えば
夏以来
新鮮

井戸を掘る音

瑠璃の川沿いを
木漏れ日の下を
北東に向かい
川面を見るゆとりはなく

亀のこと
亀がいた
休憩所に
そのことを教えてくれた方に
再会し
「亀はどうしたんですか」
おそらく死んでしまった
と思いつつ訊く
すると
その方が
家に持ち帰って
飼っているのだという
「そんなに大きくならない亀みたいなの」
「そうですか」

亀は夢に出るだけでも幸運
調べてみると
亀を池や川で見ただけでも幸運
水槽が管理されているとは
思えない労働場から
自宅に持ち帰って
大事に育てているということ自体
幸運のできごと
「きっといい事ありますよ」
「そうかな」
と表情に花が咲く
「縁起物だっていうからねえ」
とその方は重ねた

亀は今
その方の家族に見守れて
生きている

今度
その方にお会いしたら
「いずれ川か池に放したほうがよろしいみたいですよ」
と伝えねば

日暮れ
瑠璃の川に沿って
来た道を戻ってゆく
多忙な一日を思うわけでもなく
自分の時間に
戻ってゆく



コメント
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