kotoba日記                     小久保圭介

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おめでとう

2013年01月01日 | 生活
真っ暗な外気に出て
冷たいハンドルを握る
ゆこう
夢にも出たのだし
育った町を見学し
ガソリンを入れ
卒業した校舎の脇を
彼は過ぎた

きらめく海
地図を見て
牛丼屋で朝定食を食べ
湾岸線をゆく
もうすぐ
きらめく海
夏休みの運動場
早朝の木のクワガタムシ
彼は記憶の脇を過ぎてゆく
渥美半島

昏々と眠った翌朝
きらめく海
その寒さ
墓に参り
この寒さ
なき人々に
話しかけてみる
「この道で」
と言いかけた
メロンは終わり
イチゴをたくさん買った
箱でいくつも
会うべき知人への土産のために
イチゴの赤 赤

私たち
蟹江に向かう
元旦の昼下がり
道行きは北へ
間違えた
もどって
南へ西へ
笑顔が空に見えた
呼んでいる
それが判る
「お前の勘で左か右か」
「左」
導きのように
十字路を左へゆくと
川沿いの墓に着いた

二人並んで
墓前に座り
コンクリートに
正座をし
胸で言葉にして
話しかけてみる
話しかけてみた

元旦
墓参りツアー
放射線
原発
システム
アメリカ
デモ
徒労感
持続の意志
公安
きゃりーぱみゅぱみゅ
忘れることで
生きてゆく知恵
311
宮沢賢治
農民件p概論
つけまつける
竜泉寺
乳母
の前で
放屁
ああ
放屁
空に笑
風に笑
合掌し
kimiに100%
ツアーの終わり

荷を運ぶ
冬の夕

いちごの赤
記憶に囲まれ
誰かが何かを言い
客観を主観が殴打する
打ちのめす
主であるがゆえに
打ちのめす
主観と主観は殴打する
殴打する
互いに傷を負い
まさしく負い

あらゆる戦いを望まず
どんな理由の戦いも望まず
過去の戦いが線でつながり
痛くてしょうがない
いつも玉である
玉である
ファッションモンスター
きゃりーぱみゅぱみゅ
おめでとう
新年おめでとう
墓前で放屁
新年
あけまして
おめでとう

おめでとう
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