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kotoba日記                     小久保圭介

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ネイティブニッャ

2012年10月29日 | 熊野
昨日から降っていた、
雨が、
あがりました。

昨夜は、
夕方の5時ぐらいに、
眠ってしまい、
ご飯も食べず、
お風呂にも入らずに、
今朝、
5時半まで眠りました。
12時間睡眠は、
久しぶりで、
さすがに、
スッキリ、疲れが、
飛んだ朝でした。
寝るは極楽、
起きるは地獄、
と、
ひとりごちるのが、
僕は好きなのですけれど、
ホント、
あー、よく寝たー、
という感じです。

というわけで、
今日は、
枯葉の音を聞いていました。
労働は忙しいのだけれど、
耳が聞いているのだから、
しょうがない。
がさがざ、
かさかさ、しゃかしゃか、
と、
枯葉の音がして、
それから、
目が枯葉を見ました。
曲がり角は、
風が強くなるので、
付近にいた僕は、
枯葉たちが、
東へ向かって、
全員、
生き物の如く、
移動するのを、
見ていました。
猫なら、
きっと、
生き物だと思って、
きっと、
目で追っているはずです。
大量の枯葉が、
たかが、
「風」ぐらいの仕業で、
猛スピードで、
大移動するのだから、
たいしたものです。
風を風だと知るまえに、
枯葉を枯葉と知るまえに、
これを見るような、
面白い音と、
枯葉たちの動きでした。

今日は、
熊野の阿田和から、
山に入った所、
千枚田があるあたりを、
故郷に持つ、
山田さんと労働です。
山田さんは、
純粋で、
きれいな目をしています。
だから、
僕は山田さんと労働すると、
心が、落ち着きます。
熊野出身と知って、
なおさら、
そう思います。

山深いところにある、
山田さんの実家は、
三重交通のバスの、
終点付近にあり、
最終のバスの運転手は、
山田さんの家に、
泊まってゆくのだそうです。
山田さんのご家族と、
運転手が交わす、
三重弁が、
聞こえてきそうです。
そして、
始発のバスで、
新宮か、阿田和かに、
帰るのだそうです。
今はどうなのかは判らないけれど、
以前はそうだったらしいです。
そういう風土で育った山田さんは、
やさしいというより、
人を思いやる力が、
強く、
そんな雰囲気や、
口調が、
僕を楽にしてくれます。
仏が入っている、
とでも言うのでしょうか、
山田さんのような人を、
大切にしないと、
バチが当たるような気がして、
努めなくとも、
やさしい気分になります。
ニッャ唐フ、
ネイティブアメリカン、
ネイティブニッャ唐ンたいな、
山田さんで、
会えば会うほど、
その人柄に、
魅了されます。
熊野の人って、
山田さんみたいな人が、
本当に多いです。
のんびりしていて、
ほっこりしていて、
人なつっこい笑顔。
熊野、
熊野。