kotoba日記                     小久保圭介

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大きな声で

2009年06月13日 | 生活
早朝の街を恋人達が歩いていました。
あじさいの花を女の人が「きれい」と発すような顔で、
見ていました。
男の人はずっと前を歩いていきました。
女の人はあじさいの花から離れて、
男の人を追いかけます。
とても幸せそうです。
で、かくれんぼのようなこともしていまして、
見ていて、あー、もっと幸せになればいいのにな、
と思いました。

夜は、テレビで「詩のボクシング」特集をやっていました。
放送分は、第一回なのかな、谷川俊太郎とねじめ正一との戦いでした。

どうゆう流れなのかは判りませんけれど、
二人ともエッチな詩を朗読することになった時、
ねじめ正一が、
「放送コードにひっかかるので、小さな声で」、
と小声で朗読しました。
放送はそのさわりだけで、谷川俊太郎のエッチな詩は、
放映されませんでした。解説だけはあったけれど。
僕はねじめ正一がその時、すごくつまらない詩人に思えました。
面白い、楽しい、ヘンテコな詩を書くのに、
「小さな声」で朗読したりする人では決してなかったのではないのかな、
と思いました。
テレビの事情もあるのでしょうけれど、
僕はとにかく、ねじめ正一の言った言葉が、
ひどく気にかかって、
現代詩の中で、代表とは言わないけれど、
主の一人でもあるねじめ正一が、
あんなことを言ってはいけない、
元々、大きな声の詩人なのだから、
もっとちゃんとしてほしいな、
と思いました。

コメント
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