空を見る

朝はまだ暗くて、
明星が見えます。
少し自転車で進むと、
体があたたかくなってきます。
今朝はマンホールから湯気が出ていました。
この湯気は僕の冬の風物の一つです。

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自己啓発本を持った男登場。
オジが相手をしていました。
男は僕達に、
「誰でも、あなたたちも総理大臣になれるんだ」
と言いました。

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空、青く、
心、少し、痛かった。
それでもオジと空を見ていると、
「楽になるねえ」
とわいは言った。
「ああ」
とオジはうなずいた。
痛んでいた。僕達は。
そんな日もある。
だからこうして言葉を書く。
寒くても、しんどくても、眠くても、
こうして言葉を書くと、
僕は元気になれる。
ありがたいと思う。
言葉が何よりなのです。