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NHK・TVドラマ「蒼穹の昴」の西太后役を田中裕子がやっていたのを一回見て興味があったので、読んでみようと思った。浅田次郎著で清朝末期の歴史を取り込んだフィクションである。
もう一つは2月11日TVドラマで見た山崎豊子著の「沈まぬ太陽」である。こちらの方は主人公の為すすべてを正しいとしているが、そうしなければ小説にならないから仕方ない。
どちらの本も、個人は勤め先(会社)の渦、勤め先(会社)は社会の渦、社会は時代の渦に巻き込まれて行く、どうもがいてもその渦に流される。今年の大卒者の会社就職も社会の景気変動で非常に厳しいが、時代の流れで比較的良かったときもあったりして、その人の実力に依存しない。それが運と言えば運かもしれないが、捨てる神あれば拾う神ありでその時々を一喜一憂しても始まらぬ。運命は生まれながらに決まってはいない。人間万事塞翁が馬である。良い時は慎み、悪い時は希望を持つ。精一杯生きることが求められていることを教えている。