郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

ネット依存~「NHKTVあさいち」の話題から

2011年02月09日 | 日記
 携帯電話が手放せない人、PCのインターネットにはまっている人、が現在多い。特に女性に多いと言う。女性はコミニュケーション能力に長けており、家事などで毎日規則的に繰返される生活様式の中で過ごしている。だから、即時の電話やメール会話を一つの作業として掃除、洗濯、食事作りと同じように毎日の生活様式の中に取り込みやすい。
☆ ネットに居場所を求めるのはどうしてか。
 人は寂しさから誰かと繋がっておきたい気持ちがある。孤立感は悩みがあっても相談する相手が居ない。そこで、同じ悩みの仲間との意識の共有すなわち共感が心を安定させてくれる。がアルコール中毒と同じで安定させてくれる拠り所に溺れてしまう。
 もう一つは現実では不可能なことがインターネットでは仮想空間の中で簡単に出来てしまう。このお手軽感が心地よいので溺れてしまう。
☆ ネットは悩みを解決してくれるか。
 本当は顔と顔が向き合って本当のことを話そうとしても責任があり話せないものであるが、インターネットの中では話せる。また、文字空間の中では空気を読む必要もなく、あるいは見知らぬ相手だから本音を吐露することもできるが、それはその場限りのことである。結局、互いに責任の無い話をすることで話すことで悩みから遠ざかっている今の時間の安心感(逃避)を得ようとしているに過ぎない。責任が発生しないネットにより悩みの根源解決のための対策を実行し、悩みを解消しえたであろうか?多分NOである。
 このようなネット依存生活で夫や子どもとの会話はさらに減少し、信頼を再構築すべき家庭は崩壊し、ますます悩みの根源は悪化、拡大して行く。ここからの脱出は難しい。まずネット依存の自覚をすることである。一日のネット使用時間を記録し、その時の自分の気持ちを書いてみることから始める。ネット時間はテレビの視聴時間と同じで、受身の時間である。一見能動的に見えるがサイトを次から次へサーフィンさせられている。一時的な知識の集積は何の体験や知恵にも成り得ない。ネットは辞書であり、行動を起こしてくれるわけでない。行動は自らが判断して頭と身体を使って行なわねばならぬことを悟るべきである。 

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