僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

ラヴクラフト全集6(HPラヴクラフト)

2020年08月17日 | よむ
ついに魔境に足を踏み入れてしまった・・・。
読了に要した日数、
なんと6ヶ月。
その間、ラヴクラフト以外1ページも開かず。
最初の短編はまだよかった。
時間はかかるものの
ゆっくりではあるものの
歩を進めることができた。
神秘的な山に登るとことやら
未知なる海原へ漕ぎ出すところやら
テッド・チャンを読んでいるようだった。
「銀の鍵の門を越えて」
までも冒険譚としてまだついていけた。
フシュ~・・・っと嘆息すらついてしまうほど
すばらしい。
しかしここからだ。
「未知なるカダスを夢に求めて」
という最終話に収録された大長編。
これが長かった・・・。
あっちゃこっとやと
いろんな魔境をほっつきまわった挙句、
ファイナルファンタジーのラスボス対決のようなくだりを経て
地球に戻ってきたと思ったら
いろんな意味で夢でした。
の夢落ち。
しかしこのわけわからん創作神話を
原文で読み下し
日本語に訳した人がいるというのに
頭が下がりまくる。