僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

ザボン(西武新宿)

2008年11月29日 | 麺をいただく

ザボン(西武新宿)
ラーメンを頂く。

なーんかやる気なしの店だなあ。

まあ10年ぶりにきたわけだが。

博多方面で有名なとんこつラーメンを

ライトな醤油ラーメンにブレンドした感じの鹿児島ラーメン。

表面のゆで白菜とあげニンニクはそのままに、

鹿児島でくったザボンはもっと醤油だったきがする。


タイ友人宅(タイ2日目)

2008年11月24日 | 海外をぶらぶらする

前日のカオサンで前後不覚になるまで飲んだためこの日はひどい二日酔い。

しかし今日はドンムアンの友人宅を訪れる予定のため、

寝込んでもいられず9時にカオサンパレスをチェックアウト。

出がけにカオサンパレスに隣接するセブンイレブンでシンハーの水2リットルを購入。

道端のゴミ箱に吐きながらフラフラ歩き、

まずは王宮前広場のロイヤルホテルに宿泊中のトモアキ君を訪ねる。

彼は昨日のバンコクマラソンに出走したツワモノ。

トモアキ君の部屋で少し休ませてもらい、

10時にホテルを出て王宮前のバス停を目指す。

ワットプラケオ北側の公園から1番系統のバスに乗り、

ホアランポーン駅を目指す。

10分少々で駅に到着。

7バーツ。

右側のチケットオフィスで11:20発ドンムアン行き普通列車のチケットを購入。

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二日酔いとはいえ小腹が減ったので社内販売で

スパム的な肉がのったライスを頂く。

ドンムアンからはバイタクに乗り友人宅へ。

20バーツ。

いろんなフルーツの歓待をうけ、

近所のレストランで昼食を御馳走になり、

家に戻った後、

カオニャオマムアンという

餅米にココナッツミルクをかけマンゴースライスをのせたデザートまで頂いた。

帰りにはシンハーの特大ペットボトルを冷水で満タンにしてくれた。

シャワー浴びてけとまで仰るのでご好意に甘え一風呂浴びさせてもらった。

友人と同じで実にパワフルなお母さんだった。

この家、

実は友人宅ではなく、

正確に言うと故友人の家。

なかなか行けないタイだけど、

行った時には必ず故人の母を訪ねるようにしている。

身に余る歓待を受けて恐縮なのだが、

亡くなった娘の友人の訪問を喜んでくれていると思いたい。

娘の存在は今も僕らの心に生きていることを

理解してもらえるととても嬉しい。

6時間ほど故人の話題に花をさかせ、

帰りはドンムアン駅までお母さんが一緒に歩いてくれた。

駅から歩ける距離だったのね。

次回は歩いてこよう。

ドンムアン駅へ到着すると、

悪いことにデモ隊の行進の真っ最中。

ニュースで政情不安は知っていたが

まさか遭遇するとは思わなかった。

一様に黄色いTシャツを着用、

手のひらのおもちゃをパシパシならしてスローガンを叫んでる。

しかも危険な目付きになってる輩もちらほら。

お母さんがデモ隊の中を血相変えて

ドンムアンのパス停まで送ってくれたおかげで、

無事スワンナプーム空港行きのバスに乗車。

ここでバンコクへ戻るトモアキ君と別れ、

ミニバスに揺られて1時間ほどで空港へ到着。

ちなみにこの24時間後にスワンナプーム空港も閉鎖されたようで

紙一重で出国できた。

なおドンムアンにいた黄色い行進は、

スワンナプームを占拠するために移動している最中だったとのこと。

「よその国の政治と宗教に首を突っ込むことはタブー」

を旅の身上としているのだが、

一瞬血の気の引いた出来事だった。


陸路カオサンへ(カンボジア4日目)

2008年11月23日 | 海外をぶらぶらする

今日はカンボジアからタイへ戻る日だ。

荷造りは昨夜すませてたので早々にチェックアウト。

いつもタケオGHの前でブラブラしてるタケオ専属と思しきトゥクトゥクに声をかけ、

オールドバザールまで朝飯にいく。

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角の定食屋は昨夜行ったので、

今回は隣の定食屋へ。

カンボジア朝食の定番にポッポーというお粥があるときき、

さっそくチキンボッボーをオーダー。

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テラス席に陣取り、

やかんの熱いお茶をすすりながら、

喧噪前のシェムリアップの街を楽しむ。

出てきたのはさっぱりとした中華粥。

アツアツの粥をすする度に徐々に体のスイッチが入ってくる。

米粒一つ残さず完食した後、宿まで歩いて帰るつもりだったが、

集合の8時に遅れそうだったのでバイタクを利用。

2,000リエル。

8時からぼんやりとタケオのテラスでバスを待つが、

なかなかやって来ない。

たっぷり30分ほど遅れてきたバスが、

クロマーヤマトGH脇のガソリンスタンドに到着したようで、

カオサン行きの面々とずらずら歩き出す。

ここではミニバスに数人乗った程度だったが、

次のGHで止まった時、

大勢の欧米人が乗りこみ、

あっという間に満席になり、

通路、座席の下、後方スペースと、

空いた空間全てが巨大なバックパックで埋め尽くされる。

隣にはオーストリア北部の都市レンツから来たという青年だ座った。

前はドイツ人女性、

斜め前はレンツ君のつれ。

レンツ君は母国語の他、ドイツ語、英語に堪能のようす。

実にうらやましい。

彼は地図を持たず、

GPSナビのみで旅しているとのことで、

早速見せてもらう。

すげえ。

地球規模のカーナビだ。。。

こんなの初めて見た。

世界中の地図が片手に収まるなんて想像もしなかった。

SF映画の世界の話と思っていたら、

とっくに実用化されているとは。

いとも簡単に国境を超えてしまうEU圏の民族はやっぱりすごいよ。

日本は遅れてるなぁ。

彼らはバンコク→タイ北東部→カンボジア北部→シェムリアップ→バンコク、

で旅してるらしい。

バンコク~オーストリアはドバイ経由になるらしく嘆いてた。

レンツ君は前の友達と話したいがために、

俺の席ごと勝手に席替えしてしまう陽気な好青年でした。

国境のポイペットまで約6時間。

ガタガタ道を砂塵を巻き上げながら6号線をひらすら西進する。

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カンボジアの空気を満喫しようと窓を開けたが、

後の欧米人が埃が嫌だから閉めろ閉めろと騒がしく、

舗装路のみ開けていいということで手を打つ。

確かに半端ない赤土の砂塵だけど、

それがカンボジアだし、

他のみんなは普通に開けてんのに。

とレンツ君と顔を見合わせブーイング。

1度目のトイレ休憩兼洗車は6号沿いに立ち並ぶ街の売店で15分の休憩。

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500リエルの有料トイレ。

小腹もすいたので隣の食堂でピリ辛炒めとライスをテイクアウト。

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出発の合図は運転手の

「パァン」

という1回きりのクラクションのみ。

人数なんて当然確認せずに出発。

さらに凸凹道を走り、

工事のために何度かバックを余儀なくされ、

散水車を追い越してはビッタビタに水を浴びる。

ようやく道も平坦になってきたころ、

ポイペットの直前、

田園のど真ん中のレストランで2度目のトイレ休憩。

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提携レストランかなんか知らんが、

なんと1時間のブレイクタイム。

コーラ1本で時間をつぶす。

例によって

「パァン」

のクラクションであわてて乗り込み出発。

しばらくすると腐った廃棄物の臭気で充満する国境の町、ポイペットへ到着する。

時計をみるとちょうど14時だった。

ここでドライバーにチケットを渡しミニバスを下車。

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6時間の行程をともにしたレンツ君らともここでお別れ。

国境を越えてそれぞれの行き先のバスに乗り換える。

ドライバーにチケットを渡すと、

3cm四方のオレンジ色ビニールテープを胸に貼られる。

これは「ノンエアコンバス・カオサン行き」のサイン。

ちなみに白テープは「エアコンバス・カオサン行き」。

「バスのクラス」「行き先」でそれぞれ異なるテープを貼られる。

ロータリーの向かいにあるイミグレーションで焼けるような日光を浴びながら、長蛇の列を作り出国審査。

出国後橋の案内までは右側を歩き、

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橋の上から今度は左側通行。

小奇麗だがとんでもなく混みあうタイイミグレーションでは、

右端カウンターで入国カードを受け取り記入しながらさらなる長蛇の列に並ぶ。

入国審査を終え、

建物から出ると街並みが一変し、

小奇麗で穏やかな街、アランヤプラテートへ出る。

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どうしようと迷う暇もなくバスの手配師(チョビヒゲ)が待ち構えおり、

シールを見ては入国者を振り分け、

人数が集まった集団からバスへと案内する。

バンコク以外にもコチャーン島行きの人もいた。

オレンジシールの集団がまとまり、

バスへと移動したのが16時。

2時間も国境にいたことになる。

ここでノンエアコンカオサン行きのミニバスが満員だったようで、

「周りの客には内緒やで」と、

一人だけエアコンカオサン行きのデラックスバスへ回される。

バスに乗り込んだが、ここでもカオサンに直行なんてことはなく、

15分ほど走り、

提携レストランでランチタイムとなる。

タイ入国記念にチャーンビアとカオパッガイで乾杯。

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タイへ戻った実感がわいてくる。

アランヤプラテートからはカンボジアと打って変わって

ハイウェイを夕日に向かって滑るように走る。

20時カオサン到着。

初カオサンだ。

わーい。


ベンメリア(カンボジア3日目)

2008年11月22日 | 海外をぶらぶらする

コーケーからベンメリアは例のボコボコ道を除けば、

農村地帯を走る快適な道。

牛やら水牛やらを横目に颯爽と走る。

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ベンメリア参道前の定食屋でとりあえず昼飯。

おかずがワラワラと並びどれでも1ドル。

肉茄子炒めを選択。

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ピリ辛でご飯がすすむ。

ご飯を食べ終えチケットを提示し遺跡見学を開始する。

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駐車場から遺跡まで蓮におおわれた大きな堀を渡る。

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この蓮がベンメリア『花の池』と名付けられた由来だろう。

他の遺跡と同じように参道には子供たちが遊ぶ。

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どうやら遺跡での仕事に従事する親が子供連れで出勤し、

子供らを野放図に遊ばせている結果、

遺跡周辺ではままこのような場面に出くわすようだ。

まず、

この遺跡は正面が大きく崩れているため

参道から真っ直ぐは入れない。

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参道の突き当り右手に整備された階段があり、

そこから入ることになる。

ここで、

入口付近に大勢でぼんやり座り込むアプサラオーソリティー(遺跡管理官)のうちの

若い女性が突然、

そこを左に行くと見所が多いよと教えてくれた。

何もせずにポケーッとするのが仕事かと思ってたアプサラ君、

しかも若い女性に突然話しかけられ面喰っていると、

先に立ってガイドを始めてくれ、

遺跡の左側の大きく崩落した壁面を乗り越えて侵入し始めた。

この手のガイドは後々チップを要求するからどこで撒こうかと考えながら後に続く。

今思うとこのアプサラ君は英語話せないのになんでこんな展開になったのだろう。

この遺跡は自由度が高く、

立ち入り禁止なんてないし、

どこから入るのかと思うような堀の中で子供たちが遊んでいる。

入口かが塞がった空中回廊や

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暗く深々とした回廊を抜け、

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崩壊した石壁を何度か超えると、

本堂と思しき建物にでて、

ここで本来の道と思しきウッドデッキと合流する。

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ウッドデッキは本堂をぐるっと巻くように一周し、

石壁の上部を渡り、

やがて先ほどの参道へでる。

アプサラ君はもとの場所へ戻ると、

こちらのことなど最初から知らないかのような顔で、

またぼんやりと座りこみを始める。

どうやらいい人だったようだ。

下衆な勘ぐりをしてゴメンよ。

もう一度ウッドデッキを戻り、

本堂の正面に腰掛け、

しばし一人の時間を楽しむ。

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千年の昔に思いを廻らせながら、

人間の偉大さと無力さを同時に思う。

参道を戻る時になにか胸に期するものがあった。

ドライバー君と合流し、

高床式住宅を眺めながら帰路につく。

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途中、

シェムリアップ中心部、

皇族別荘近くの郵便局に寄ってもらいエアメールを出したが、

タケオGHからものすごい近く、

わざわざ車で行くほどでもなかったな。

郵便局が土曜の夕方も開いてるとはありがたい話だ。

16時タケオGH帰着。


消化不良のコーケー遺跡群(カンボジア3日目)

2008年11月22日 | 海外をぶらぶらする

この旅最大の目的コーケー遺跡の日だ。

2日前に貼った同行者募集欄は結局無記名のままだった。

一人でも行くことをオーナーのモムさんに告げ、

シヴォタ通りを南下して、

初日に美味だった食堂リリーで朝食をとる。

昨夜「歩き方」みて興味のあった「クティウ」をオーダーすると

初日に食べたカルボナーラみたいのが出てきた。

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これがクティウだったのね。

他にもスープ入りクティウ(ベトナムのフォーみたいの)なんてもあるみたい。

卓上のやかんに入ったお茶と一緒に頂く。

モニュモニュしてうまい。

さてタケオGHに戻ると予定の7時になってもドライバーがやってこない。

あいた時間で明日のバンコク行きのバスの手配をする。

エアコン付きは11ドル、なしは9ドルだったので安い方を選択。

そうこうしてるとオーナーの義理の弟なる恰幅の良い人物がカムリでやってきた。

道すがらドライバー君がパンケーキと水をおごってくれた。

フレンチトーストとクレープの中間のようなパンケーキで、

特徴的な網目模様があり、

ザラメのジャリッとした甘さがある。

シェムリアップから1時間ちょいでベンメリアまで到達する。

有料道路のゲートはドライバー君が払ってくれる。

ただチケットは別料金なのでチケットオフィスで、

コーケー10ドル、ベンメリア5ドルの入場券を購入。

途中チャリンコに乗った外国人集団を見る。

何時間くらい走ってるのだろうか。

どちらにしても帰り道がやだな。

ベンメリアで左折ししばらくするとコンクリ舗装がなくなる。

ススキ道を快調に飛ばしてる間はいいのだが、

すぐにダンシングロードともいえる、

猛烈な悪路へと変貌する。

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カムリは頻繁に車体の底をこすり、

その度に運転手はウンコを踏んづけたようなイヤ~な表情をする。

オフロード車以外は避けた方がいいんだろうなあ。

ヒヤヒヤしながらコーケーへ到着。

ゲートでチケットを提示し、

車ごとしばらく奥へと進む。

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車を降りて参道を歩く。

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参道は深々としており、

時間のはざまに迷い込んだかのよう。

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思ったより長い参道をずんずん進むとお目当てのピラミッドへ到達する。

が、なんと登頂不可。

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これじゃ何しに来たのだかわからんよ。

下から眺めるだけでかなり消化不良。

ピラミッドの裏手に小道を発見するが地雷が怖いので躊躇する。

ビビリだ。

ピラミッドの右手の池をグルッとしながらもと来た道へ戻る。

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参道を戻った駐車場の向かい側にも遺跡があり足を運ぶが、

小規模かつ崩壊しておりあまり見どころはない。

引き返そうと車でゲートに向かう途中、

左側に黒い遺跡があったので寄り道。

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焼け残ってプスプスいってるかような表層の質感。

さらにゲート目前右側にも三連の遺跡があり、

これがとても雰囲気のある遺跡。

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同じ「木の生えた遺跡」タプロムと比べても全然いい。

放逐感まるだしだなあ。

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シロアリ(ちょっと赤い)に足を噛まれる。

そうとう痛い。

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ゲートをくぐり、ダンシングロードを何とか抜けてベンメリアへ向かう。

遺跡もよいが、

この舗装されていないデコボコ道を走れたことが、

大きな喜び。

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なお、帰国後に知ったが、

「コーケー」とはピラミッド型遺跡単体を指すのではなく、

広範囲の遺跡群をさし、

ピラミッドは「コーケー遺跡群」を構成する遺跡の一部で「プラサット・トム」というらしい。

また、コーケー遺跡群は「プラサット・トム」以外にも、

象の石像、巨大リンガ等、見所が多くあり、

グルッと周回できるとのこと。

つまり、

余計な物が見れたと喜んでいた

黒い祠は「プラサット・ネアン・クマウ」、

三連の遺跡は「プラサット・プラム」で

参道すらも「プラサット・クラハム」という名があり

全て「コーケー遺跡群」の一部だったようだ。

リサーチ不足だった。。。

象の石像「プラサット・ダムレイ」見たかったなあ。