僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

IJ(銀座2丁目)

2021年03月31日 | いろいろいただく

ジャンボンネットを頂く。

ものすごく活気のある店。
特にカウンターの中は燃え上がるような熱気。
スピリッツで連載されていた「バンビーノ」を思い出した。
オーブンが満席のようで
時間がかかりますよとのこと。
その代わりということで
サラダにキッシュやら
カポナータやら載せてくれた。

お客さんとの対話を大切にする店のようだ。
古民家リノベーションてやつなのかな。
おしゃれな店内で
女性おひとり様でも通っちまいそう。
看板メニューと思しき
ジャンボンネットは
鶏ももの中に
ご飯を詰め込んでオーブンで焼きあげた逸品。
ソースが薄味だけど
これは視覚でもう虜にされてしまう。
女性は特に
一度訪問の価値ありですね!

キッチン友(白楽)

2021年03月28日 | 揚げものをいただく

こんな細道を通りゃんせしてたどり着く
カロリーランチの王国
キッチン友。
ジャンボランチを頂く。

カウンターに皿をならべて
よそっていくが
ジャンボランチの皿はまさに凶器。
「ゴトリ」
とカウンターに置かれただけで
うっ、食い切れるかな...
と無言の圧に負けそうになる。

左から唐揚げ、カツ、エビフライ、
ハンバーグ、半熟目玉焼き。
どれもちょとソースを足したくなる薄味。
唐揚げはマックナゲットのようで、
エビは人並み、
カツはペラペラ。
出色なのはハンバーグ。

不恰好で薄くカリカリに焼かれ
冷え固まった溶岩のような肉は
香草がたっぷり練り込まれたもの。
とはいえファーストチョイスは
名物の友焼にすべきか。
お腹いっぱいはなるが
味がどうこうのお店ではない気がする。

美味卵家(神田)

2021年03月26日 | いろいろいただく

オムハヤシライスハンバーグのせを頂く。

ハンバーグはよく練り込まれた
ペチャってした
とっぴんぐにありがちなやつ。
ただここは
ハヤシソースが美味い。

しかもたっぷり。
なにより驚いたのが
この店の頂点が
オムハヤシでなく
オムライスであること。
矜持だ。
ピンク色のふあふあしたひき肉はなんだか微妙だけど
ビターなソースに
スープのような卵
これだけで素晴らしいと言えるものだ。
オムライスとなると
ケチャップで炒めるだけでなく
鶏だしで炊き上げるという
手間を惜しまない仕様。
これは迷うぜ!

チーナン食堂(小名浜)

2021年03月25日 | 麺をいただく

よくもまぁこんなところに
とでもいいたくなるような
漁港の食堂。
ラーメン半カレーセットを頂く。

食堂だけあってメニューは豊富だから
揚げ物から炒め物から幅広く揃うのだけれど
皆さんのテーブルに並ぶのは
判で押したように
ラーメンに次ぐラーメン。
あってセットの半チャーハンかカレー笑。
スープは魚だしなのかな
うすーくてチャプチャプで
すこーしとろみのたついたスープ。

麺はたっぷり。
見た目の印象よりもお腹いっぱい、
さすが漁師町。
カレーは自宅ででてきそうな一皿。
ただしこちらはルーがたっぷり!


贖罪(湊かなえ)

2021年03月17日 | よむ

久しぶりの湊かなえ。
久しぶりに聞く単語ながら
イヤミスというくくりにカテゴライズされるらしい。
時間をいったりきたりの独白が続き
一人称ならではの
見えない景色を繋ぎ合わせ
思わぬところに
ポンッ
と苺を乗せて
はい、ショートケーキできあがり、
の著者お得意のスタイル。
WOWOWで
キョンキョン主演のドラマを撮ったらしいが
脇を固める男性陣が
ものすごいことになっておる。
田中哲司、嶋田久作、森山未來、加瀬亮、
長谷川朝晴、香川照之、新井浩文。
いやいや
そんなことにはならないでしょ笑
というありえない設定が続く
軽めのパズルのような一冊。