僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

丹沢雪中行軍(丹沢三山)

2022年01月29日 | ぶらぶらする
撤退、山小屋泊も視野に入れながら
アイゼン購入も視野に入れながら
晴天を狙いながら
なによりビビッてちびりながら
丹沢を北から南へ下る
宮ケ瀬ダム~大倉を計画。
本日の行程は
宮ケ瀬ダム三叉路バス停297mから
丹沢山1567m、塔ノ岳1491mを経て
大山バス停290mへ下山
9時間45分の丹沢三峰トレイル。
久々の大冒険。
とにかく軽装にするため
防寒着の他の荷物はおにぎりとペットボトルのみ。
あと転ばぬ先の杖でキャリーザサン。

本厚木からバスに揺られて50分。
途中、煤ケ谷、仏果山登山口といったバス停で
ドッと車内がすいてゆく。
仏果山登山口はともかく
煤ケ谷で降りた人はどこへゆくのだろう。
7時40分三叉路下車。

同じバス停で他に2組下車。
7時45分入山。
いきなり細い道でびっくり。

ヒルが多いときくので
このあたりを歩くには今しかないなぁ。
降りた3名には速攻で置いていかれ
あっという間に一人旅が始まる。
おおぅ・・・。
なお、この先丹沢山丹頂まで10kmなり。

8時30分、御殿森ノ頭分岐。

アレッ?
コースタイムより大幅に早い!
御殿森ノ頭も念のために踏んでおく。

見晴はよくない。

これはいけるかも!
ふみ跡が薄く落ち葉が多いのもあるが

とにかく道が細い!
丹沢にしては細道だなー。
眺望はほぼない。

9時高畑山分岐。

末脚を残すべきが迷ったが
せっかく来たのだから遊びつくそうの原則に則り
と高畑山踏破ルートを選択。

5分後に高畑山登頂。
案の定なにもない・・・。
おっとベンチが2脚あった。
高畑山を下ると
しばらく切れ落ちた北斜面が続く
ここで一瞬先発の1組に追いつくが
あっという間に大きく離されて
以後丹沢山頂まで一人旅が続く。

9時20分、金冷シ。

丹沢には2つの金冷シがあるのね。
なるほどそういえば金は2つということですな。
金冷シから本間の頭にかけて
本格的な登りの始まり。
右手を振り返ると宮ケ瀬ダムごしに
うすーく都心部の影が。

今日も曇りかぁ。
細い尾根を右へ左へとトラバースしながら進むので
時にはこんなに切れている道も。

危険ではないけど
見た目に盛り上げる。
とにかく丹沢のイメージが覆される細尾根。
9時40分、中間地点!

コースタイムを大幅に上回る。
いける!いけるぞ!
ブナ林で覆われているうえに曇り空で
まったく景色はよくない。

大山は雪雲の中・・・。

カネゴンの頭。

じゃなくて立派なサルノコシカケ。
途中イバラが自生しており危険。

ここを登り切れば
丹沢三山の前衛、本間ノ頭!

この辺りから北側斜面に雪が目立ち始める。
10時50分本間ノ頭。

見通し悪くベンチ(机?)が1脚のみ。

あとは2時間上って下ってを繰り返して
5峰目が丹沢山!
のはず!
11時本間ノ頭を出発。
雪の残る斜面を下り始める。
あっという間に雪が消えて
快適な木道下り。

11時15分上り返し。

右も
左も
見通し悪し。

11時30分、円山木ノ頭。
特に何もない。

で、下り。

見通し悪し。
下りは必ず木道というデジャブ。
ちょっとづつ蛭が岳付近が視界に入ってくる。
次のピーク。

サルノコシカケというより
もはやキャットタワー。
11時45分、太礼ノ頭。

この辺りから平地でも雪が残り
足音がパリパリと響き気持ちがいい。

切株ベンチのみ。
大山も雪のようす。

両側に柵があっておもしろい道。

12時、無名のピーク。
丹沢山まであと1km!
ベンチがあるが
本日は使われた形跡なし。

だって寒いんだもの。
蛭が岳はもちろん雪の中。
なだらかな登りを着実に上る。
蛭が岳も寄れちゃうんじゃないか
ってくらい近づく。
ところどころ道が雪で埋もれて
わかりにくくなる。
そんな時ありがたい木道。
あと200m!
いやー雪だ!
すごいな。
12時半、丹沢山1567m登頂。
さすがに富士山どころじゃないかー。
丹沢山まで来たら人気が一気に増える。
そんな丹沢山頂をスルーして
竜ケ馬場を目指す。
チェーンスパイクの跡が目立つが
無くても問題なく下れる程度。
西風にあおられた樹霜が奇麗。
これが見たくて丹沢にやってきたのさ。
満足。
丹沢山頂をすぎると
南側斜面ということもあり
道の雪は一気に解消する。
とても残念。
13時竜ケ馬場で昼食。
南の塔ノ岳を目指す。
こちらもやはり雪雲の中。
稜線歩きの先には
うっすらと見える尊仏山荘。
13時45分塔ノ岳1491m登頂!
いやーここまできたら後はなんとでもなる!
しかし先日の紅葉シーズンとうって変わって
人の少ないこと少ないこと。
理科の実験で作った
モールの塩の結晶を思い出す。
とにかく寒いし眺望もないので
早々に下山開始。

空気中の水分が網に触れ
紐状になりぶら下がっては風で落ち
またぶら下がるという自然現象。
ダイブイントゥ相模湾!
何も見えないけどさ。
14時10分
本日2度目の金冷シ。
直進したら鍋割山だけど
下山を急ぐのでもれなく左折。
振り返りからの鍋割山稜樹霜が桜のよう。
相変わらず空は低いが
ようやく雪雲が晴れてきた。
14時半花立山荘。
富士山は見えず!
愛鷹方面の山また山。
もうほんとに雪の欠片もない。
雪解けでぬかるみを覚悟したのだが
全くない。
15時堀山
東側の三の塔を眺めると
雪雲どころか青空が広がる。
いい天気になった!
15時半
一本松。
大倉バス停まで3km。
あと1時間半もかからないかな。
しかしどれが一本松なんだろう。
11月に盛りだった紅葉街道も
いまは枯れ木も山の賑わい。
まったく景色の悪い大展望ルートは通行止め。
完全に晴れた!
16時配水場。
バス停まで下ると靴洗い場があるけど
バス停までいかない人はここで土を落とすと便利。
もちろん給水ポイントとしてもOK。
16時15分登山口。
16時20分大倉バス停。
コースタイム10時間にビビっていたが
思いのほか歩けて
8時間半でやり切った。
そろそろ主峰蛭が岳陥落に照準を合わせたいな。

ベブ(虎ノ門ヒルズ)

2022年01月28日 | ハンバーグをいただく

ランチのBBQバーガーセットを頂く。

肉がすげえブルンッ!
としてる。
サクサクでオイリーなバンズ。
クロワッサンみたい。

ソースじゃなしに
具材の味付けとして
ほんのりあまい。
そしてピクルスがたいそううまい。
この甘さと旨さを両立したバーガーは
未体験かも。
これはうまいやつだ。

2000円もするけど
デザートもついて
飲み物もしっかり作られて
これはお値段以上!

その反面ポテトが少し残念。
よく揚がってはいるんだけど
細くてシャリシャリで
ちょと安っぽい。
ちなみにドリンクはスパイシートマトジュース。

蝋燭屋(銀座3丁目)

2022年01月26日 | 麺をいただく
麻婆まぜそばを頂く。
前回の麻婆麺のしびれっぷりに
文字通りしびれっぱなしでやってきものだが
これはまた別物だな。
他のメニューとの落差がありすぎて
ちょと言葉にならない。
ただのジャンク麵になっているので
これなら蝋燭屋じゃなくてもいいかな。
というのが正直な感想。

光秀の定理(垣根涼介)

2022年01月24日 | よむ
これは完全に失敗したなぁ。
もうちょっと待てば図書館で借りれたし
買うまでの内容でもなかったし。
のぼうの城やら
信長の棺等から続く
一連の現代語歴史小説の系譜。
その中であのハードボイルド作家
垣根涼介が筆を執ったとあれば
さぞ胸のすく冒険活劇が繰り広げられるのだろうと思ったが
頁をめくる手は重く
展開は沼のごとし。
日本史に燦然と輝く
綺羅星のごとき革命児織田信長。
とどことなく闇を感じる信長を誅した明智光秀。
とみるのが一般的ではあり
信長協奏曲に見る信長の現代的な視点というものもあるが
信長が天下一統を果たしたその後の世界を
見据えて信長を滅ぼしたのであれば
光秀の方が現代的な視点を持っていた
といえるのかもしれない。
細川藤孝=幽斎というに
しばらく気づかなかったのはお恥ずかしい限り。

オトナ帝国、野毛。

2022年01月23日 | ぶらぶらする

なんですかこの店は...
完全に昭和じゃないか。
テレビではずーっと競馬やってるし。
店内は競馬新聞片手のおっちゃんしかいないし。

紹興酒はファンタのビンみたいのででてくるし。
まずはここから

チートを頂く。
豚の胃を生姜で炒めて
トロミをつけたもの。
濃い!
次っ!。

ホルモンを頂く。
ネギと味噌だれで炒めたもの。
濃い!
はい、次っ!

豚頭肉を頂く。
チャーシューのような冷やし料理
味噌だれで頂く。
こういう店では
周りの発注が勉強になるなぁ。
はい、最後っ!

締めに一皿パタンを頂く。
アクセントの位置が気になります。
ひえっひえの中華麺にネギとチャーシューを乗せて
塩ダレ、生ニンニク、胡麻油の禁断腹ペコ三兄弟であえたもの。

この時期冷たい料理はちょと体が冷えるので
スープで暖をとりながら頂く。
ディープだなあ!
メニューも何の肉だからわからないのとかあるし。

ちなみに町もびっくりするほど昭和です。
春日部の20世紀博まで行かなくても
20世紀はちゃんとここにあります。

角を曲がると大人の映画館に
パカパカと路上で煙草を吸いまくり
大人のお店に列を作る成人男性。
川沿いでは飲みながら競馬新聞。

川を渡ると今度は大人のお風呂屋さん。

さながらダメ男子の掃き溜め。
ちなみにやたらと交番が多い。
空を見上げれば
開国エリア近代化の象徴ミナトミライ。
小林まことの漫画でもおなじみ
大衆劇作家の長谷川伸はご当地
日ノ出町の生まれ。
人情味あふれる股旅物は
ここ大岡川の水で磨かれたのかと思うと
感激もひとしお。
なおこの辺りは地名は
「旭橋」「長者橋」「黄金町」「日ノ出町」
とこの辺りに似つかわしくない地名が多く
心の隅間を文字で埋めたような
虚ろな悲しみを感じる。

かつて隆盛を誇った黄金町界隈。

わかる人にはそれとわかるこの作り。

壊すことなくアトリエなんかにしてるところをみると

地権やらなんやらで
浄化作戦てのも
まだまだ難しいんだろな。
あ、ここにも交番。

珍しく繁盛している商店街を見つけたけど
よくみると中国台湾韓国の
アジアンフードばかり。

商店街も変わり続けないと難しいんだろな。
バーグカレーを発見。

帰りはリトルバンコクこと
伊勢佐木町のクァサーヤムで

豚肉のガパオを頂く。

辛いんだけど
ガパオがむっちゃ入ってる。

なぜなら目の前でタイスーパーなんて開いちゃってるから。

しっかり肉の旨味を残した
ちょうどいい味付け。