僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

文明堂(三越前)

2024年01月30日 | いろいろいただく

三笠パンケーキとブレンドコーヒーを頂く。

とにかくかわいいキャラクター。

尻尾を振ってラインダンスを踊りたくなる。

ぺらーんと薄い
どら焼きの蓋のようなパンケーキが3枚。

マーガリン、小豆、生クリーム、イチゴを

好きなようにパンケーキにセットして頂ける。

お代わり自由なコーヒーだけど
ホールの女の子がみんなキッチン側を向いて雑談してるので
なかなかお代わりできず
そのあたりがちょっともったいない。

あっさりとクセのないコーヒー。
喫茶百名店とのこと。

塞王の楯(今村翔吾)

2024年01月28日 | よむ

うわぁー
これ読みたかったんだー。
な2022年1月の直木賞受賞作。
電車広告は偉大だな。
分厚いけれど一気に読めてしまう。
既読感があると思ったら
のぼうの城にまぁ似てる。
近江の国が舞台だが
百地三太夫は出てこない。
中国故事の矛盾を
日本の戦国に場面を移した
砲術vs城壁の熱い戦い。
熱すぎて時折目頭が熱くなる。
戦国末期の15年のみ存在し
関ケ原前哨戦となった
「大津城の戦い」を描いたもの。
京極高次と立花宗茂という
珍しい武将が出てくるのも面白い。
よくあるっちゃよくあるし
王道っちゃ王道の定番エンタメ作品なのだが
熱くならずいられない。
実写化を前提に書かれた作品のように思えるので
しゅららぼん、
翔んで埼玉2に続く琵琶湖作品として
ぜひ映画館でお会いしたいものだ。

やまと(西横浜)

2024年01月27日 | 揚げものをいただく

サービス出勤の土曜会議が
久々に早く終わったもので
狸小路の味珍をのぞいてみると
16時の開店と同時に満席!

それならばと相鉄沿いにスタスタ30分歩いて

鶏居酒屋のやまとさんで草鞋を脱ぐ。
調べによると17時半スタートだったが
暖簾の出る前から
ひょいひょいと入店する姿が。

これ幸いと様子をうかがうと
すでに3組も座ってらっしゃる。
カウンター中央のテレビでは大相撲を絶賛中継中。
とりあえずラガー中瓶を頂きながら様子をうかがう。
どうやらカウンターと奥座敷(見えない)を
気のいいおっちゃんとおばちゃんで回しているようだ。
焼き鳥が数種類の他
揚げ物が豊富。
むむむ。
まずはお漬物とラガーで小手試し。

お漬物は白菜の浅漬けに
味の素と堂々と振りかけた絶対に不味くないやつ!
白菜をポリポリしながらカウンターの中を伺い
串皮の揚げ物で勝負。

焼き鳥は1本からなのに
皮の揚げ物は5本から。
これは看板料理とみた!
冷蔵庫から大事に取り出した鳥皮に
じっくり粉をまぶしたり塩を振ったりと
実に丁寧な仕事ぶり。
揚げたての皮は実にねっとりした旨味十分な一品。
あっという間に平らげる。
金の字@清水のもつカレーを思い出すぜ。
中瓶が空になったところで
お次は・・・とお品書きをひっくり返してハタと気づく。
カウンターの中で作る飲み物がひとつもない!
水割りもサワーもなんとかハイも全部ない!
なるほど。
料理を作ることに全振りしてるのね。
ということで沢の鶴を常温で1本頂く。

あてはお漬物の残りと
モモ揚げを頂く。

これまた目の前で仕事を見せて
パリッと揚げてくる。

これもねっとりとうまい。
味付けもさることながら
なんというかこう
鶏肉の熟成具合がうまいのだ。

遅れてきたクリスマスのような1本だった。
常連さんさながらに長居もよいが
串と揚げ物でささっと去るのもよい店。

ピノキオ(大山)

2024年01月26日 | いろいろいただく

ナポリタン、ホットケーキにブレンドコーヒーを頂く。

大山の住宅街、中山道のほど近くに超絶ひっそりと佇む
オールドスタイルコーヒーハウス。
カップルやら中学生やらマダムやら
ご近所感強めな客層。
ナポリタンはすぐできるが
ホットケーキは順番に焼く都合で
1時間待ちとのこと。
逆に
え、ホットケーキ待ちで1時間も居座っていいの?!
逆に申し訳ない気持ちになるが
仕事も溜まっていたのでこれは好都合。
まずはナポリタン。

胡椒強めで酸味強し。
量は少なめでほっと一息にベストサイズ。
朴訥としたコーヒーも丁度いい。

そして入店からきっかり1時間で
お待ちかねの宇宙一美しいホットケーキの登場。

もはや漫画の世界なこのボリューム。
インスタ映えとは真逆な地味極まりないが
飾りではなく
基本に忠実すぎる説得力しかない一皿。

外は完璧にカリッカリ。
中は高密度のフワフワ。
しかも二階建て!
1枚目はバターで
2枚目はたっぷりメイプルシロップで。

くぅー!
至福!
どうやったらこんな形に焼き上がるんだ?!

喫茶店なんてどこも資本系だらけになってしまったこの世界で

ここでしか食べることのできない逸品と

確かな腕さえあれば生き残ることができる。
という好事例だと思う。


とん八(上野広小路)

2024年01月25日 | 揚げものをいただく

ロースかつ定食を頂く。
今日は15人待ち。
外国人からも人気の様子。

店主が英語でしっかり接客していてびっくり。
佐川さんが走り回るこんな路地裏で行列なんて。
しっかり1時間は待って入店。
低温上げのきれいなホワイトとんかつ。
なによりも分厚い。

しかも歯ごたえサクッとしながら
スーッとナイフを入れるように噛み切れる。
脂身が若干多めながら
甘い肉質で
至極の時間。
キャベツとご飯は一杯無料。
英語も堪能で寡黙で紳士で
ダンディな店主が魅力のひとつか。