かっここいい製本と
読みやすい適度な文間の余白で
一気読み。
まず思ったのは
頭のいい作家さんだなぁということ。
表紙を開いてまず1ページ目から
えっ?えっ?えっ?
と意味のわからない
それでいて興味を抱かずにはおれないワードを
ポンポンポンといとも易く
放り込んでくる。
読者はその勢いでパッパッと
ページをめくることになってしまう。
手塚治虫初期の
ディストピアのような作品で
そこにパラレルワールドを加えたような
テイスト。
中村作品全般的な特徴として
仕掛けは面白く
ついつい引き込まれてしまうのだが
基本深く掘り下げることはなく
悪の口から
あっさりネタバレが語られ
主人公が絶望に至ることがあげられる。
R帝国も基本的には同じ笑。
今の世界をディフォルメして
帝国に詰め込んだ
安倍政権批判作品とか言われてるけど
今住んでいるこの世界は
そこまで酷いものかな...。
いずれにしても
人々の関心は細分化されて久しくあり
これは
団結された状態よりも
独裁しやすい状況にあるってことなんだな。
もうそうなっている?
小ラーメンを頂く。
ニンニクを「普通で」にしてびっくり。
大さじ一杯ってなかなかのインパクト!
強力粉の麺とやらが
強烈で
ゴリッゴリにあげた
太麺かた焼きそばくらい固い!
完全二郎インスパイアの
ベビースターラーメンのような
ラーメン。
ニラ入りおかゆを頂く。
木目調で
落ち着いた店内。
長めのニラが
オンされてるのかと思えば
ぜんっぜんちがう!
ニラというより
ぎょうざのなかみ!!!
餃子の中身で頂くお粥。
泰興楼といえば
もちろん餃子。
その餃子の中身が載ってるってんだから
これはなかなかのしろもの。
後のせの味付けネギと
塩ダレで
餃子感はパーフェクトに。
パンチの効いた味わいなので
食後に杏仁豆腐とかあると最高。
雷そばを頂く。
二郎系にしては珍しい
フェットチーネ縮れ麺。
松田とみ田とはいえ
そこは二郎系
味はしっかり濃いめである。
ただ絶対にやだなと思ったのはBGM。
東京駅改札内という
超絶普遍的な立地にありながら
ギャングスタラップって...。
スープの底にたまるのが
かつお粉とはやや意外。
これがあるだけで随分と優しくなり
食べやすくなるわけだわ。
ランチスペシャルを頂く。
すげえ。
6品ついてこのお値段。
坦々麺つけても1200円。
つけなかったけどさ。
量はレディースランチ並みだけど
これはすげえ。
味付け濃いけど
深みはなくて
少量多品種で
親しみやすい味付けなのも
女性むきかもしれないな。
点心の3種盛りのひとつは
あげた皮だけど
しうまいは
肉密度が高くうまい。