ジジババのたわごと

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ガス漏れの発見

2007年03月08日 | Weblog
ガスにまつわる死亡事故が何かと話題になっている。
住宅のガス機器のほうは不完全燃焼による中毒、北見市の事故は敷設ガス管からのガス漏れ。全く違う性格の事故だが・・・。

ガス給湯器などで中毒事故を起こすのは、室内排気タイプだけかと思っていた。
ところが、外へ排気するタイプでもファンの付いていないものは、台所の換気扇などを回したときに逆流したりして、不完全燃焼ガスが室内に充満することがあることを、新聞の解説記事で知った。

北海道北見市では都市ガス管が破断して、ガスが排水溝その他から家屋内に漏れこんで、3人が亡くなる事故があった。
北見市内ではあちこちで漏れが見つかっている。その後全国の都市で漏れが報告されている。

全国のガス会社は、害の少ない組成のガスに転換を進めている。
さらにガス管をネズミ鋳鉄管からポリエチレン製に変更する作業もしているようだが、抜本対策としては不十分に感じる。 衝撃に強い管でも、いずれ同じような騒ぎが起こると見たほうがよさそうだ。
ガス漏れがあるかどうかを確認するのに、地中を掘り返して検知器によってガスの有無を調べる方法をとっている。いまどき原始的な方法に見える。

供給元から順次、主だった区間ごとにガス量計を設置して、前後の流量の差を監視するようにすればよいのではないか。
仮に、ガス管がある部分から下流で何系統かに分かれているとすれば、下流側に取り付けた流量計の合計は、上流側の流量計と等しくなる。すなわち上流側の流量と下流側流量の合計は常に等しくなる。
これが途中で漏れがあると、両者は等しくならないで差が生じる。 だからガス量計の信号をセンターに集計するなどして、差を常時チェックしていれば漏洩をすぐに発見できる。
弁を取り付けて閉止できるようにしておくことも現実的だ。

地中の隠れた場所で、目に見えないガスを扱うことを考えると、安全を確保する上でこのようなシステムは必要と思う。
もちろん設備に費用がかかるが、人命、大事故にかかわることなのだから・・・。



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