一番下の孫の初節句だ。やはり祝ってやりたい。
ババは納戸に入り、7段飾りのスチール製のひな壇を取り出して組み立てた。
おひな様が入った箱は重くて取り出すのが大変だから、ジジに頼んだ。
上の女の孫2人にも飾ってもらうため、3人官女や小物などの飾りつけは残しておいた。
孫たち5人がやってきた。一気に家中が騒々しくなった。
まずは空けておいた段飾りの下のほうを、幼稚園の女孫2人に順番に1つずつ置いてもらう。揃ってくると、孫たちは手をはたいて満足そうだ。
おひな様の飾り付けを終わらせてから、今日の主役である一番下の孫の機嫌がいいうちに写真撮影。
孫たちはみんなジッとしていない。おどけてみたりあちこち向いたりで、一斉にカメラアングルというわけにいかないのだ。
ジジは何度もデジカメのシャッターを押す。
こんなとき、デジカメだから惜しみなくシャッターをきれるというもの。
昼は宅配寿司。孫たちはみんな食べっぷりがいい。
食後はかくれんぼやお菓子隠しをして大騒ぎ。
「ババも一緒にかくれて!」と命令されて、一緒に押入れにもぐったもののすぐ見つかった。
ジジは風呂場にかくれたのだが誰にもさがされず、あきらめて出てきたのには大笑い。
戸棚の端に置いてあったふく笑いやすごろくを見つけてそれで遊ぶという。
兄弟けんかしたり笑ったり、時には泣いたりふくれたりするのもいて、まるでお正月のような騒々しさだった。
そして元気な声で「ばいば~い!」と言って帰って行った。
そしてババは全身筋肉痛。
ひな人形は我が娘が誕生したときの物だから、かれこれ30年以上経つ。
本当は一式、女の子がいる息子宅にもらって欲しいのだが、場所をとるからいらないと断られたのだ。
7段飾りともなると大箱ダンボールひとつの他に箱が2個だ。
来年のひな祭りはどうなるかわからないが、おひな様とお内裏様、屏風、ぼんぼりだけ出す簡単な方法もある。
ひな祭りが迫ってくると、それだけでも出してやらないと…と思うから不思議なものだ。
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