ジジババのたわごと

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政府は何のために?ミャンマー

2008年05月17日 | Weblog
モンスーンで10万人を超える死者がでたといわれるミャンマー。モンスーン前後の衛星写真の変わりようを見ると被害は政府発表の何倍にもなるだろう。

被災者そっちのけで憲法の国民投票を強行する軍事政権の姿勢は、狂っているとしか言いようがない。
しかもめちゃくちゃな内容の憲法を、国民に賛成を強制していると言われている。
海外からの援助を拒絶して、なにがなんでも海外の眼に触れないようにしようという姿勢だ。
国民の命よりも、自分たちの延命のほうが重要と考えているようだ。
こうなると政府というのは、何のためかと考えてしまう。
ミャンマーのような国はまだまだ世界中に数多く存在する。軍事政権であれ、社会主義政権であれ、王国であれ、とにかく独裁体制は必然的にこういう性格を持つ。

そういう日本だって、つい60年ほど前敗戦になるまでは、永いあいだ似たような体制だった。天皇を前面に出して天皇、時時の政府、軍部が、とんでもないことを平気でやった。権力を握った側は批判できない仕組みを強固に築く。

ミャンマーの報道がすっかり影を潜めている。中国で起きた地震のほうが映像や情報が次々に入ってくるので大々的に取り上げれ、ミャンマーはかすんでしまった。
特にテレビは映像がないとインパクトが弱い。ミャンマーは情報が途絶えているので、放送しようにもできないというわけだ。関係者はもどかしさを感じていることだろう。
もどかしいといえば、援助体制を整えている海外の団体だろう。
こうなると。外国からの入国を拒否しているミャンマーの軍事政権の目論見が功を奏しているという見方もできる。
中国のチベット報道も結果的に同じことで、報道規制はなんだかんだ言っても政権側に有利に働くということだ。
こういう国を背後で支え利益を上げる国があるのが現実だ。


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