ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

次のオリンピックはイスタンブールに期待

2013年09月10日 | Weblog
20年のオリンピックが東京に決まったと聞かされた時に最初に浮かんだのは、“日本経済にとって追い風になるな”という感想だった。
日本にとっては朗報であることは間違いない、と思った。

“イスタンブールで開催できれば望ましいな”と常々思っていた。
前評判ではイスタンブールが低いと見られていたので、難しいだろうなと予想していた。  
だから、前評判が高かったマドリードよりは、東京に決まって良かった、という思いが交錯した。

イスタンブールは、中東・イスラム世界で初めて開催される点を強調し、欧州とアジアを結ぶ都市であることを訴えたが、力不足だったという印象だ。
トルコは比較的穏やかなイスラム国で、政教分離を国是としていて、オリンピック開催に立候補したこともさほど違和感はなかった。
しかし、治安をはじめ不安材料が多いこともあって、まだ少し早いということかな? という感想である。

イスラム教の戒律を重んじる国では、女性がスポーツをすることを嫌悪する国がいまだにある。
サウジアラビアでは教育相が、女子学生のスポーツ活動を禁止する通告を出した。理由は「女子学生がスポーツを行うことは、女性らしくない」ということのようだ。
サウジでは近年まで女性の運転すら認めていなかったというのだから・・・。

「女性が肌を見せるような服装をしてはいけない」というイスラムの教え一つ見ても、欧米の感覚からすると対極にある風習である。
だからなおのこと、イスラム圏でオリンピックを開催することの意義は大きいと思う。
イスラム世界へもたらす影響を考えてみた時に、オリンピックを機に、スポーツによる直接の刺激だけでなく、オリンピック開催に関連して外の世界からの風を受ける。

宗教の教えに基づくことではあっても、岩盤を少しでも軟化させる方に向かえば将来への道が開ける。
イスラム圏でオリンピックを開催することは将来、世界を融和させる一つの糸口になる。大きなインパクトを持つと確信する。


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