ジジババのたわごと

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送電線に「席料」を

2018年02月21日 | Weblog

2020年からは発送電が完全に分離して本格自由化になる。
現在は、送配電設備を所有している大手電力会社が、既得権のように優先的に容量を確保している。
あまり使っていないからガラガラなのに「空きがない」と意地悪して 再生エネルギーなど新規事業者に使わせない。

完全自由化になっって、「発送電分離」が完成したら、このようなことはなくなるだろうか?
送配電線が大手電力会社から離されて別会社になるので、新規参入する事業者も中立的な条件で利用できるようになると識者は解説している。

果たして、公平性や透明性が保証され、「先着優先」に接続契約するようになるのか。託送料金(送電線利用料)は透明になるだろうか・・・。

電力系統を安定に保つためには、完全自由化になった後も、何かのときには調整できる設備を有する大手電力会社に需要と供給のバランス調整を頼らなくてはならない。
だから大手電力会社には特権が与えられるだろう。接続申し込みにおいても優先されると類推できる。

ここで問題なのが「予約席」の扱いだ。ガラガラなのに「空きがない」というソバ屋の予約席のケースだ。
チケットと同じように「席料」や「入場料」をとるようにしなければならない

需要家に供給するのに必要だという理由で予約したのだから、キャンセルしたら、席料を払うようにしなければ不公平である。
電力会社が送電線に流した電気の量(つまり販売した量)だけ託送料金を払えばよい、というのではだめで、確保した送電容量に応じて負担する仕組みでなければならない。
原発分を別枠で常に空けておき、それが無料などというのは論外だ

無料の整理券をあり余るほど確保しているがそれを使わないで、会場内はガラガラになっているようなことは、きわめて無駄・非効率なことである。
確保した席に誰を座らせるか、原発か、火力か、自然エネルギーかは、その発電会社が最適と考える組み合わせにして利用すればよいことである。

欧州では、電気が余った場合には、決められたルールで出力を制御することにして、系統への接続を認める仕組みが確立しているという。


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