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バイク洗車のやり方

2005年08月24日 | MTB[Kuwahara ダイバー]
 しばらくと言うか全然「MTB初心者向け記事」を書いていなかったので、今回は私なりの洗車の方法を記事にしてみます。

ここで、紹介する洗車のやり方のメリットは、
(1)基本的に水圧を掛けない洗い方なので、水が入って欲しくないところに水が入り難い。
(2)散水ホースを必要としない。
です。ポイントだけ書きますので、コレ以外はメンテ本を参照して下さい。
 
 私が使っているメンテ本は、ネコパブリッシングの「MTBメンテナンススクール」です。基本的なメンテから互換表まで載ってますので、初心者から中級者まで使いやすいメンテ本だと思います。

①洗車をする場所
 家持ちの人であれば問題ありませんが、アパート住まいの人間にとっては、第一の難問ですよね。洗車ができるであろう場所を挙げてみます。

・自動車の洗車場:空いている時に車と一緒に洗う。
・馴染みの自転車屋さん:お客さんの少ない時に店長にことわって洗う。
・実家住まいの友人、恋人の家:どのくらい気安い関係になっているかによりますね。
・アパートの自分の駐車区画:水溜まりを作ってしまうことに、他の住人の方のヒンシュクを買わないかですね。

 私は自転車屋さんで洗わせて貰ってます。
 間違っても、公園等の公共の水場で洗車しないで下さい

②大雑把に泥を落とす

(1)管理されたDHコースの場合
 富士パノのような管理コースなら洗車場がありますので、そこで洗います。
 私の場合高圧洗車機は使いません。ホースから水を垂らしながら洗車ブラシで泥を落としていきます。フレームの塗膜傷付きが気になる方は、泥にたっぷり水分を含ませてから、手かスポンジで泥を落とします。
 多分順番待ちしている人がいるでしょうから、綺麗に落とす必要がありません。自分の駐車スペースに戻ったら、チェーンの水分をウェスで拭き取っておきましょう。

(2)ローカルトレールやハイキングコースの場合
 基本的に駐車場などに泥落としをしてはいけません。地域にもよるかと思いますが、私の走っている地域はそうです。
 駐車場での泥落とし。トイレ等の水場での洗車はやらないで下さい。これらの行為は、直接MTB排斥につながります。
 潔く泥の付いたままMTBを車に載せましょう。

(3)①で挙げた洗車をする場所の場合
 (1)と同じです。水をバケツに汲んできて、スポンジを使って泥にタップリ水を含ませ、水をタップリ含ませた洗車ブラシかスポンジで、大雑把に泥を落とします。

③チェーン廻りの油汚れを落とす

(番外:チェーンが錆びちゃったら)
wash_03 あ~あ、錆びちゃいました。水が付いたまま一晩放っておくと、多からず少なからず錆びてしまいます。チェーンのグレードにもよりますけど。
 
wash_01 このチェーンは富士パノに行ったダイバーのもの。車のキャリアに乗せたまま一晩雨に降られたので錆てしまいました。翌日洗車するつもりでしたが、寝坊したし、ケガしたところは痛いしで、1週間このまま放置してます。酷い扱い。
 
wash_04 私はタイヤへの油染みを防ぐ為、チェーンを掃除する前にタイヤのサイドウォールにタイヤクリーナーを塗っています。トレッド面にクリーナが付くとグリップ力が落ちるのでトレッド面には塗らないほうが良いでしょう。それからブレーキ廻りにもクリーナーを付着させないように。
 私は後でブレーキ廻りを洗剤で脱脂するので、あまり気にせずタイヤクリーナーを使っちゃてますが、気になる方は使わない方が良いでしょう。
 
wash_06 写真のようにウェスをチェーンに沿わせ、油を飛び散らせないようにしてCRC等のスプレーオイルを吹きつけます。それから金ブラシで錆を落として行きます。灯油があればブラシに灯油をつけて錆落としをしても良いでしょう。
 ちなみにこの金ブラシは、百円ショップで買ってきたガスレンジ掃除用のモノ。結構使いやすいです。

(番外おわり) ここから油汚れ落としです。
 
wash_07 油汚れを落とす為、食器用洗剤を水で薄めて泡立てた水溶液をバケツに用意します。
 長い間掃除していなくて、泥とチェーンルブが乾いたグリスのようにこびり付いている場合は、パーツクリーナーや、上記の錆落とし同様オイルスプレーや灯油を、使った方が楽かもしれません。
 
wash_10 スポンジに洗剤の水溶液をしみ込ませ、写真のようにスポンジがチェーンの隙間に入り込むようにゴシゴシ擦り洗いをします。スポンジは油汚れ専用のモノを用意しておきましょう。
 チェーンを洗ったら、ついでにディレーラーやチェーンリングも洗いましょう。カセットスプロケットは、毛足が長くて硬いブラシを使うと、スプロケットの間の汚れが落としやすいです。
 
wash_11 コレが洗い終わって乾いた状態。腐食痕が残ってますが、それなりに綺麗になったでしょ。
 洗車の一番最後の作業になりますが、錆落としの時と同じ容量でウェスで油の飛び散りを防ぎながらチェーンルブを塗っときましょう。余分なルブはウェスで拭きとっておきます。
 
④タイヤの汚れ落とし
wash_08 次にタイヤを洗います。言い忘れてましたけど、汚れが酷い順番に洗っています。
 タイヤは写真のようなブラシやタワシを使うとノブの間の泥を落としやすいです。ブラシに洗剤の水溶液を含ませ写真のように縦横に擦り洗いをします。どこまで泥を落とすかはご自分でご判断下さい。どうせ走れば直ぐ泥だらけになっちゃいますからね。
 
⑤フレーム他、細部の汚れ落とし
wash_09 フレーム他、細部の汚れ落しには写真くらいの小さめのスポンジが使いやすいでしょう。写真のようにリンク廻りの隙間等に突っ込んで汚れを落とすことができます。
 スポンジに洗剤の水溶液を含ませ、バイクの上から洗っていきます。ここで使っている食器用洗剤は、油を落としますがワックスも落としてしまいます。フレームのワックスを落としたくない方は自動車用の洗剤を使った方が良いでしょう。

⑥すすぎ
 バケツに水を汲み、スポンジにこの水を含ませ、このスポンジでバイクをなでるようにして洗剤を落とします。大き目のスポンジの方が作業効率が良いでしょう。

⑦水切り
 バイクのハンドルを持って後輪のみでバイクを立たせ、バイクを後輪でポーン、ポーンとバウンドさせます。これによって、ボルト頭などに溜まった水を切ります。
 このバイクのようにフレーム内部のBB部に水が溜まる構造のモノは、シートポストを抜いた上でバイクを逆さまにして水を抜きます。バイクを逆さまにしたぐらいではブレーキのオイルラインにエアは噛まないと思いますが、万が一噛んでしまった場合は、メンテ本等を参考にエア抜きして下さい。

⑧拭き上げ
 残った水滴を綺麗なウェスで拭き取ります。

⑨注油
 必要な注油ポイントに注油して下さい。注油ポイント及び方法はメンテ本を参照して下さい。

wash_12 以上で洗車終了です。
 サスのインナーチューブガードが外してあって、サドルの上に別のサドルが載っているのは、この写真を使ってバイコラ(バイクコラージュ。アイコラはつくってませんよ。)してみようと思っているから。 いや、どうせリンクのベアリングを打ち換えるなら、T-03に合わせてフレーム色を塗り替えてもイイかなぁ~なんて・・・。妄想ですよ妄想。妄想にお金は掛かりませんから。


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