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S・キングとJ・デップが好きならイイかも         映画「シークレットウィンドウ」  

2005年12月28日 | 映画、小説
 2004年製作のジョニー・デップ主演の心理サスペンス(かな?)映画です。原作はスティーブン・キングの短篇(中篇?)、「秘密の窓、秘密の庭」。
 私は、ジョニー・デップもスティーブン・キングも大好き。別にそんなに好きではなくても、見て損は無い映画だと思います。

 でもねぇ・・・S・キング原作のスーパーナチュナルホラー物って、「キャリー」以外全滅なのよねぇ。スーパーナチュナルでなければ良い映画になってるンですけどね。「ショーシャンクの空に」とか、「グリーンマイル」とか、「アトランティスのこころ」(この映画では原作の超常現象の要素を取り除いています。)とか、「ミザリー」とか、「ゴールデンボーイ」とか。
 「ドリーム・キャッチャー」はかなり好きな映画ですけど、どっちかと言うとSF色が強いし、「シャイニング」はキング原作というより、スタンリー・キューブリックの映画って感じだし。

 スーパーナチュナルホラーでも、テレビドラマになるとイイ感じになるンですよねぇ。なんでだろ?多分、話数がとれるので、無理やり短く編集する必要が少ないからかな?

 で、この「シークレットウィンドウ」、原作も映画もスーパーナチュナルの「ス」の字も出てこないので、大丈夫です。原作も、いつものネチネチくどいキング小説では無く、あっさりしてたと記憶しています。(実は、よく覚えていません。)

 見物は、ジョニー・デップの演技。リアル、細かい、面白い、カッコイイ。最高です。
 それから、脚本、演出も緻密です。あちこちに伏線、ヒント、象徴が隠されています。(特典映像を見るまでは、殆ど気が付かなかったンですけどね。)

 監督は、デイヴィッド・コープという人。私は知らない人でした。製作、脚本もこの人なのかな?この監督、「ジュラシック・パーク」や、「ロスト・ワールド」、「ミッション:インポッシブル」、「スパイダーマン」等、もろハリウッドっていう映画の脚本をやってた人みたいです。
 でも、この「シークレットウィンドウ」は全然ハリウッド的ではありません。(ハリウッド映画が悪いと言ってる訳ではないですよ。) つまり、何から何まで観せて説明しちゃう映画ではないってコトです。

 よぉ~く観てると、最後に「そうだったのかぁ!!」って思わせてくれる映画です。この結末好きです。必然性と結末を大事にした映画です。


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